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TOEFL iBTとGTEC CBTの各セクションを徹底比較

2015.08.27

最近よく耳にするTOEFL iBTとGTEC CBT。どちらもコンピュータベースでアカデミックな内容の試験で、高校生以上を主なターゲットとしています。
では、みなさんはこの2つの試験の違いは知っていますか?
今回はTOEFL iBTとGTEC CBTの点数の活用方法と、各セクションごとの違いを比較します。

TOEFL iBT対策コース

TOEFL iBTとGTEC CBTの背景、活用方法の比較

TOEFL iBT

英語を母国語としない人々の英語力を測るために米国の会社であるETS(Educational Testing Service)が提供しています。
今では米国とカナダを中心とした世界中の130以上の国々で9,000以上の大学と教育機関でTOEFL iBTのスコアが英語の証明として使えます。米国の4年制大学のほとんどは、英語を母国語としない留学生には出願の際にTOEFL iBTのスコアを提出することを求めています。

日本の大学でもICUなど国際色が強い大学ではTOEFL iBTを英語の試験の代わりに使用しています。
参考:ICU一般入学試験(B方式)

GTEC CBT

グローバル化にともなって英語を実践的に使いこなせる能力を測るためにベネッセが提供を開始しました。
国内の大学の入試で、GTEC CBTの点数によって一般入試の合計点に加点されたり、英語の試験が免除されます。
GTEC CBTのスコアを入試に活用できる大学の詳しい情報は入試活用校一覧をご覧下さい。

まとめると、TOEFL iBTは海外の大学への進学のためで、GTEC CBTは日本の大学の一般入試で優遇されるために受験をするというのが一般的です。ただし例外もありますので、自分の入りたい大学がどの英語試験を利用しているかを事前に調べましょう。

試験の特徴の比較

まずTOEFL iBTとGTEC CBTはどちらも英語における「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能の力を判断するテストです。
すべての試験はコンピュータで行われます。
試験の順番としてはTOEFL iBTは「リーディング」→「リスニング」→「スピーキング」→「ライティング」なのに対し、
GTEC CBTは「リスニング」→「リーディング」→「スピーキング」→「ライティング」です。
それでは各セクションごとのスコアと特徴を比較していきましょう。
※比較はTOEFL iBTの実試験とGTEC CBTの練習問題を実際に受けてみた筆者の独断の感想ですので、参考にしてください。


リーディング

TOEFL iBT

問題形式:大学で扱うようなアカデミックな内容のパッセージが3~4つ (各700語程度) 出題されます。各パッセージに対して、12~14問の問題があります。(合計36~56問)
試験時間:60 ~ 80分 (問題によって変化)

GTEC CBT

問題形式:大学で経験するような講義や学生生活の場面 (アカデミックなパッセージの他にも、大学のウェブサイト、チラシ、講義のノートやEmailなど字数もバラバラな様々な問題が出題されます)。( 40問)
試験時間:約55分 (問題によって変化)

TOEFL iBTはすべてアカデミックな内容の比較的長めのリーディングが出されるのに対して、GTEC CBTは友達同士の短いEmailやウェブサイトの読み取りもあるため、長いアカデミックな内容の文章に慣れていない人にとってはGTEC CBTの方が点数は取りやすいと思います。
TOEFL iBTの問題は、問題の文章がパッセージのどこにあてはまるのかや、パッセージのサマリーを選んだりと、どちらかというと高校の国語のテストの英語版といった問題ですので、英語力に加えて読解力も必要です。
GTEC CBTの問題は、答えは単語レベルで探せば分かる問題が多いため、問題で聞かれている単語を見つけ、前後を読めば解ける問題が比較的多く、日本人にとって対策がしやすいと思いました。


リスニング

TOEFL iBT

問題形式:大学のキャンパス内の会話や講義、講義中のディスカッションを聞き、その問題に答える。(合計34–51 問)
試験時間:60 ~ 90分

GTEC CBT

問題形式:大学のキャンパス内の会話や講義を聞き、その問題に答える。(合計40問)
試験時間:35分

TOEFL iBTの方がGTEC CBTよりもリスニングの時間が長く、問題も難解です。
TOEFL iBTの質問は”What did the professor mean by saying this?” (講義の1部のフレーズの音声) など、英語の含みや皮肉表現を問う問題があるためアカデミックな英語を理解し、その上、英語のネイティブな表現にも慣れている必要があります。
それに対してGTEC CBTのリスニング問題は”When does your bus leave?”など、高校の試験問題のリスニングに似ているため、日本人にとって答えやすい内容です。

また選択肢にも特徴があります。

TOEFL iBTの問題の例:

What is the main focus of this discussion?
A. The dangers involving thousands of hidden land-mines to the people.
B. Advanced techniques to detect land-mines.
C. The law that was introduced to protect the civilians from the dangers of land-mines.
D. The aftermath of the land-mines and its effect to the innocent.

GTEC CBTの問題の例:

What is this lecture about?
A. A process of boiling water more quickly.
B. A system of cooling the rooms more efficiently.
C. A traditional system to sanitize the kitchen.
D. A proposed process to use solar energy.

TOEFL iBTはすべての質問が”Land-mines”について聞いており、”Land-mines”のどういったことがこの講義の中心なのかを理解しなくては解答できません。それに対して、GTEC CBTは選択肢がそれぞれ違うものについて書かれているので、単語レベルでの聞き取りで答えられる内容です。


スピーキング

TOEFL iBT

3つのセクションに分かれ、それぞれ問題形式は異なります。

1. Independent Speaking
問題形式:身近なことについて意見を述べる。解答時間は45秒。

2. Integrated Speaking
問題形式:リーディング+リスニング+スピーキング
100語程度のパッセージを読み、それについての会話や講義を聞いて、関連する質問に答える。解答時間は60秒。

3. Integrated Speaking
問題形式:リスニング+スピーキング
会話や講義の1部をリスニングし、それに関連する質問に答える。解答時間は60秒。

GTEC CBT

3つのセクションに分かれ、それぞれ問題形式は異なります。

1. 会話応答問題
問題形式:質問に対して即座にかつ適切に応対する。小問6問を2分。

2. 情報伝達および照会問題
問題形式:ウェブサイトなどから得た情報を整理して説明する問題や、自ら質問をする。3問を6分。

3. 意見展開問題
問題形式:与えられたトピックに対して、自分の考えや経験に基づいて意見を述べる。3問を12分。

TOEFL iBTのスピーキングはスピーチを論理的に話す能力を求めるのに対して、GTEC CBTは質問に回答する問題が多い印象を受けました。
GTEC CBTには与えられた情報に基づいた留守電を残したり、設問に対しての意見を述べる問題があります。独特な内容ですが、対策次第では点数を伸ばすのが簡単だと感じます。
それに対して、TOEFL iBTはアカデミックな資料のリーディングと講義のリスニングをしてからその論点をまとめて話すという問題があるため、点数を上げるにはスピーキング能力だけではなく、リスニング力と読解力の総合的な英語力が必要です。


ライティング

TOEFL iBT

2つの問題が出されます。

1. Integrated Writing
問題形式:230 ~ 300語のパッセージを3分以内に読んだ後、関連した2分ほどのレクチャーを聞いて、関連性を要約。
ライティングの文字数:150 ~ 225語
試験時間:20分
採点評価:0 ~ 5点 ( Question 1, 2の合計点を0 ~ 30のスコアに換算)

2. Independent Writing
問題形式:「~についてどう思うか?」という質問に対して自分の意見を述べる。
ライティングの文字数:300語以上
解答時間:30分 
採点評価:0 ~ 5点( Question 1, 2の合計点を0 ~ 30のスコアに換算)

GTEC CBT

3つのセクションがあります。

1. 質問用紙記入問題 (小問4問)
問題形式:与えられた英文と状況設定を読み、条件に合った内容を書く問題。
試験時間:4分

2. Eメール作成問題 (3問)
問題形式:与えられた状況設定を読み、条件に合ったEメールを書く問題。
試験時間:21分

3. 意見展開問題 (2問)
問題形式:
・統計データなどに対して、自分の意見とその意見の背景となる理由を書く問題。
・与えられたトピックに対して、他者の考えなどを取り入れながら意見を展開する問題。
試験時間:40分

TOEFL iBTのIntegrated Writingはパッセージの読解と講義のリスニングが必要なため、スピーキングと同様にライティング力だけではなく、英語の総合的な能力を必要としています。
GTEC CBTは単語だけで答える問題から始まり、Eメール、最後は他者の考えも入れた250 wordsの英作文を書くという多岐に渡った内容なので、事前に問題形式に慣れておくことで対策ができます。

まとめ

いかがでしたか。
私はTOEFL iBTはGTEC CBTよりも英語の総合的な能力がどのセクションでも求められていると感じました。
みなさんも、どちらの試験が自分に必要なのかをしっかりと事前に調べて、対策をしていきましょう。

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