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英検3級リーディングは基礎力の集大成!問題形式ごとに解説します

2016.12.01

基礎力の集大成といわれる英検3級では「身近な英語を理解し、また使用することができる」ことが求められています。また、レベルは中学卒業程度です。そのためか、中学生の場合、学校や塾で3級の受験を勧められる場合が多いのではないでしょうか。このことは受験者数にも反映されており、3級は受験者が最も多い級となっています。

面接試験が加わり難易度がグッと上がる3級ですが、まずは一次試験突破を目指したいですね。そこで、この記事ではじっくりリーディング対策について考えられるように詳細解説します。

英検3級リーディングの問題形式

まずは問題形式から確認していきましょう。3級の筆記試験はリーディングとリスニングに分かれており、リーディングの試験時間は40分です。リーディングの問題形式は4つに分かれており、問題数と所要時間の目安は以下の通りです。

●短文の語句 空所補充…15問 10分
●会話文の文 空所補充…5問 5分
●日本文付き 短文の語句整序…5問 5分
●長文の内容一致…10問 15分

となっています。余った5分は見直しと飛ばした問題を解く時間に充てましょう。解く順番を工夫する必要はなく、初めから出題された通りに解いていけば良いでしょう。問題の量に対し制限時間が少し短めに設定されているので、演習を繰り返して解くスピードを上げていきたいですね。その際どんなことに気をつければ良いのか、これから紹介していきます!

短文の空所補充問題で大事なことは?

短文の語句の空所補充で大事なのは、ズバリ語彙力です!中学卒業程度のレベルとはいえ、学校の教科書レベルの単語や熟語を完璧にしても3級の単熟語をカバーしきれませんので、英検専用の単語帳を買って対策するのがベストです。部活動や塾で忙しい中学生の皆さんは、「1日10分は単語帳を使って勉強する」などの目標を立てて、継続的な学習ができるように工夫しましょう。

習慣になってしまえば、苦にならないものです。100円ショップなどに売っている耐水単語帳・耐水メモを活用してお風呂で勉強するのも良いでしょう。また、単語帳で勉強するだけではなく、過去問を解いた時に分からなかった単語をまとめるなど、一度したミスを繰り返さないための努力も大切です。ここまでしても、試験本番で分からない単語が出てくることがあるかもしれません。そんな時でも使える方法が2つあるので、焦る必要はありません。

試験本番、分からない単語が出てきた時に使える方法
●知っている単語と結びつけて考える!
●消去法を使う!

まず、知っている単語と結びつけて考える方法です。例えば、空所に入るのが「洋服を吊るす」という意味の単語だと分かったとします。しかし、どの選択肢が正解なのかわかりません。この時選択肢に「hang」という単語があったら、「もしかしたら普段使っているハンガーの由来はこれかもしれない。それならば正解はhangではないか」と考える方法です。

次に消去法についてですが、空所に入る単語が分からなくても、選択肢4つの中で「これは絶対に答えではない」と思える単語があるはずです。このように答えを絞っていく方法です。「消去法で二択まで絞れたけど、どっちが正しいか分からない」そんな場合は潔く飛ばして、後からじっくり考えましょう!語彙力が大切な問題は、考えれば答えが捻り出せるものではありません。一周目は自分の語彙力で出来る範囲まで粘り、分からなかったら二周目以降に回す姿勢が大切です!

会話文の空所補充も語彙力勝負!

会話文の空所補充でも、語彙力がものを言います。単語帳には熟語のコーナーがあるものも多いので、本番まで時間がある場合はそちらで対策をしましょう!電話・道案内・買い物など頻繁に出題される場面は決まっているので、それに対応した英検用の単語集がやはりオススメです!もし本番まで時間がないという方がいれば、過去問を幾つか解き、わからなかった言葉をまとめると力がつきますよ。

また、正しい答えが分からなかった場合、ポジティブな表現なのかネガティブな表現なのかと言った雰囲気を重視して解きましょう。例えば、頻繁に出題されるものの中に、Why don’t you ~? などの誘う表現があります。この場合は、前後の文脈から誘いに乗るのか乗らないのかを読み取り、乗る場合はポジティブな、乗らない場合はネガティブなイメージの選択肢を選びます。

語句整序問題は語彙力と文法が大事!

3級の語句整序問題は準2級と違って日本文が付いているので、難易度は低めです。ここで大事なのは語彙力と文法です!まず、解き方の手順を説明していきます。

語句整序問題 解き方の手順
①熟語を探し出す。
②主語と、疑問文の場合は疑問詞を探し出す。
③主語の次は動詞、など文法的に組み立てていく。

以上のように、熟語を知っていて文法も理解していないと解けない仕組みになっています。日本文があるので主語やどの動詞を使えば良いかは分かりやすいですね。主語が見つかったら動詞を探してみましょう。そして、自動詞か他動詞かまで分かると良いです。他動詞の場合は目的語が次に来るなど、文法的観点から文章を組み立てていけます。

自分で組み立てた文章が合っているのか、完璧にチェックするのは難しいです。しかし、三人称単数現在形の場合動詞にsが付いていないなどの、文法的に不自然なところを潰していくことは出来ますね。こういった意味でも、やはり文法は大事だと言えます。

長文の内容一致は全部読む必要がない?!

長文の内容一致問題は、案内書から2問、メールから3問、長文から5問出題されるとパターンが決まっています。案内所、メール、長文を全て初めから最後までしっかり読むと、すごく時間がかかってしまいますね。40分という制限時間の中で解くためには必要なところのみ拾って読むことが大切です。

そのために、問題を先に見てから解きましょう。問題にあるキーワードを文章の中から探す、という解き方がオススメです!つまり、全て読むのではなくて、この方法で見つけた部分のみ読めば解けてしまうのです!また、馴染みのない質問をされることがあるので、そちらも知っておきましょう。

馴染みのない質問
●What is this notice for? この掲示は何のためのものですか。
●What is this notice about? この掲示は何についてのものですか。

上記の質問は案内書の問題でよく出題されるものです。this noticeのところをstoryに変えた質問が、長文の問題でよくされます。また、長文の問題やメールの問題は1段落に着き1~2問のことが多いです。長文の問題では特にまとまりを意識して解きたいですね。また、問題の順番と同じように答えも用意されていることも知っておきましょう。

学校の授業や高校受験につながる問題だと、掲示やメールのモンヂアに触れる機会はあまりないと思います。そのため、慣れるために、過去問をたくさん解くことがオススメです。初めはとっつきにくいと思うであろう長文でも、やっているうちにスラスラ読めるようになります!やはり慣れが大切であると言えますね。

結局大切なことは

ここまで問題形式ごとに分けて対策を紹介してきましたが、3級リーディングの対策で大切なことは、語彙力を上げること、文法の基礎的知識をつけること、長文に慣れることの3つではないでしょうか。3級は基礎力の集大成の級と言われる通り、広い基礎的な知識が必要になってきます。

中学卒業程度のレベルとされていますが、求められるのは中学校の英語の授業でつく能力のみではないでしょう。だからこそ、中学生の皆さんが英検を受ける際には長期的な対策が必要となってくるのです。直前に詰め込むという短期集中型の学習より、毎日少しずつ知識を吸収する方法がオススメです!さらに、長い間対策してきた方が自信を持って本番に挑めますね!ここで基礎力をつけると今度の英語学習も楽になってくると思うので、今、頑張ってみませんか?