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【英検CBT®︎受験体験記】〜第3回〜初めての受験で知っておくべき注意点

2018.08.24

はじめに

みなさん、英検CBTってご存知ですか?

英検CBTとは、2018年8月19日より新しく始まった公益財団法人日本英語検定協会が運営する英語4技能検定試験です。CBTとは、Computer Based Testingの略でコンピュータを使って受験する英検の新しい形です。

「英検CBTとはどんな試験なのか」「どのように受験するのか」などといった英検CBTに関する皆さんの疑問を解消するため、この連載では4skillsのライターが初めての英検CBTを実際に受け、皆さんの受験に有益な情報をどんどん伝えていきます。

ということで今回、私は英検CBTの準2級を受けてみました!

今後の流れ

以下のように4回に分けて、英検CBTの受験について書いていきます。

記事内容  
第1回 受験予告・受験概要説明・申し込み方法  
第2回 受験前準備・試験対策  
第3回 受験概要おさらい・受験後の感想  ⬅️
第4回 結果発表を受けて  

第3回のこの記事では、英検CBTの受験後の感想について説明します!


自己紹介

名前:かなこ

早稲田大学に通っている、教育学専攻の3年生です。英検2級は高校1年生の時に取りました。それ以来、英検は一度も受けておりません…が!今回しっかりと英検CBT準2級に受かり、皆さんに英検CBTについて伝えていきたいと思います!よろしくお願いします!


今回の受験概要

私の受験概要は以下の通りです。

英検CBT 準2級

日時:8月19日(日) 9:10~11:45

受験会場:CBT御茶ノ水ソラシティテストセンター


実際の受験について

受付時に必要なもの

■受験票

■身分証明書(学生証、パスポート、運転免許証など、生年月日が記載されているもの)

英検CBTの受験票に関しては、支払いが完了した後、試験前に「英検CBT受験票に関するお知らせ」という通知メールが英検協会から届きます。そのメールに記載されているURLから、申し込みの際に設定された英検IDとパスワードでログインし、受験票を試験当日までに印刷するという流れになります。

上記の2つを会場に持って行かないと、試験を受験できない場合があるので要注意です!

教室内に持ち込めるもの

■受験票

■受験控(受付時にもらえるA4サイズの紙)

■上着

これら以外の物の持ち込みは固く禁止されています。私が受験した会場にはロッカーがあり、試験前にそこに荷物を全て入れるよう指示を受けました。特に、携帯電話・腕時計・筆記用具・飲食物などは絶対に持ち込めません。

受験会場

私の受験会場であったCBT御茶ノ水ソラシティテストセンターは、JR御茶ノ水聖橋口から徒歩1分の場所に立つ大きなビルでした。この会場には保護者様の待合室や飲食スペースはありませんでした。各会場の周辺環境をあらかじめ確認しておくのは大事かもしれませんね。

どの会場であっても、試験当日に受験者が着席する座席は英検協会によって決められています。そして以下の写真のように、教室内の受験席全てにはパーテーションが設置されています。(※これはCBT御茶ノ水ソラシティテストセンターの教室内の写真ではありません。)

出典元:英検CBT公式ホームページ

受験席は最低でも幅70cmを確保し、スピーキング・リスニング用にヘッドセットを完備しています。試験中の空調の温度は適温になるよう調節されています。

試験の流れ

試験の大まかな流れは以下の図の通りでした。

まず始めにスピーキングテストが行われます。

ヘッドセットを装着し、パソコンから流れる音声の大きさの確認と、自身の声の録音状況を確認します。(この時に録音する台詞は、「Hello! How are you?」です。)それほど大声でなくても、しっかり録音してくれました。音声確認後、ウォームアップの質問に答え、試験本番が開始されます。(ウォームアップの質問は点数に関係ありません。)

スピーキングテスト終了後、各受験者の机にA4サイズの白い紙1枚ボールペンが配布されます。その後、リーディング ・ライティング・リスニングテストが行われ、配布された1枚の紙にメモを取ることを許可されます。そして、最後のリスニングテストが終わった受験者から退室することができます。受験中に書いたメモとペンは退室時に回収されます。

教室内の雰囲気

私が受けた準2級の試験会場では、中高生が多かった印象があります。そして、持ち物の規制が厳しくされていた事もあり、パソコンが並ぶ教室内には緊張感がありました。教室内には約50人の受験者がいました。

そして、みなさんが気になるであろう、周囲の受験者の声・音問題についての感想です。

まずはスピーキングテストで、周囲の受験者の声が聞こえる問題ですが、正直かなり気になりました。その原因の一つに、パソコンから流れる質問の音声の小ささ、がありました。音量については今後改善されるかもしれませんが、質問の音声を集中して聞き、解答する時は自信を持って大きな声で解答すると良いでしょう。

続いて、ライティングテスト中のタイピング音ですが、これはさほど気になりませんでした。受験者によって解答速度はバラバラですし、それほど焦らずタイピングできるかと思います。

英検CBTはパーテーションで仕切られてはいるものの、他の受験者の様子や解答速度が伝わってきます。でも、周囲の受験者の状況は気にせず、自分の試験に集中できるようにしましょう!

休み時間

単刀直入に、休み時間はありません!基本的に試験中に教室から出ることは禁止されています。そのため試験開始前に必ずお手洗いなどを済ませ、お腹が空いている場合はあらかじめ軽食をとっておきましょう。

どうしても体調が悪くなった場合は、静かに手を挙げ試験監督に知らせ、退室することができます。しかし、途中退室をした場合、試験を中断することはできません。


受験を終えて

実際の時間配分

スピーキングテストは受験者全員、同じ時間で約15分です。「もう一度聞いてやりなおす」というボタンをどれだけ押すかによって解答速度に差は出ますが、リーディングテスト開始前に、試験監督から全員のスピーキングテストが終わるまで待つように指示があります。そのため、リーディングテスト開始のタイミングは全員同じです。

リーディングとライティングのスピードは人それぞれです。私はこの2パートを60分もかけずに終わらせたら、退室が一番乗りになりました……。この2パートでの解答速度で試験の終了時刻が前後するということですね。

リーディングとライティングが終わった人から順に、リスニングテストを25分間行います。リスニングテストは音声に合わせて解答するため、早く進めることはできません。

4技能ごとのコツ・注意点

<スピーキングテスト>

■制限時間を把握しておく

■「もう一度聞いてやりなおす」ボタンを最大限に使う

スピーキングテストは、英検CBTを初めて受験される方にはとても厄介だと感じました。
なぜなら面接形式の時と解答条件が大きく異なるためです。まず一つ目に、質問ごとに制限時間があること。二つ目に、解答を考える十分な時間がないということです。もたもたしていると解答する言葉がまとまらないうちに、制限時間が過ぎてしまうことがあると思います。そのため、「この解答ではまずい!」と思ったら、制限時間が過ぎてしまう前に「もう一度聞いてやりなおす」ボタンを押して、解答を再考しましょう。「もう一度聞いてやりなおす」ボタンは各設問につき2回まで押す事ができます。周りの受験者が終わっていたとしても、焦らず慎重に解答することが大事です。

<リーディングテスト>

■ペンやマーカーなどの機能を活用する

■不安な問題は「あとで見直す」

リーディングテストでは、ペーパーテストの場合と差が生じないよう、長文を読む際にパソコン上でペンやマーカー、さらに消しゴムを使える機能がついています。ペンで斜線を引いて文章を区切ってみたり、マーカーで重要な部分を押さえておくなど、自分の慣れている方法で長文を読んでいきましょう。(使い方については、自分のパソコンなどで類似機能を活用して練習し、慣れておいた方がいいですね。)

また、全ての選択問題に「あとで見直す」というボタンがついています。「不安だからあとで見直したい」という問題があれば必ずこのボタンにチェックをつけ、一通り解いた後に見直しを行いましょう。

<ライティングテスト>

■文章の構成を考える

■タイピング時の注意点をおさえる

英検準2級のライティングでは、あるテーマについてあなたの意見とその理由を2つ求められます。解答の構成は、以下のように書くのが基本です。

準2級での語数の目安は、50〜60語です。それぞれの文を簡潔にまとめ語数を合わせていきましょう。ライティングの書き方についてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください!【英検®︎準2級】一次試験合格するためのライティング対策

また、ライティングのタイピング中、実際に私が困ったことが一つあります。それは、「文の途中に語句を付け加えたい」と思い、文の途中に語句を付け足すと、それに連れて同じ段落の挿入以降の文章も消えていくシステムになっていることでした。それを避けるには、途中から何かを加える時には、一旦後の文章の段落を変えておいてから挿入するようにして後ろの文章が消えてしまわないよう工夫しましょう。タイピングに慣れていない受験者は要注意です!

 

<リスニングテスト>

■集中力を持続させる

■選択肢を先読みする

ペーパーテスト形式の英検と英検CBTとで、形式に最も差が無いのがリスニングテストです。リスニングテストで一番重要になってくるのが、集中力を持続させることです。リスニングテストは、英検CBTの最後に行われるテストです。それまでのスピーキング・リーディング・ライティングで疲れ切らないよう、しっかり体力と気力を残しておきましょう!気持ちに余裕があれば、次の問題の選択肢を先読みすることもできます。


英検CBT®︎の特徴まとめ

①スピーキングテスト

上記にあるように、英検CBTでは面接形式と違い解答に制限時間があったり、考える時間が無かったりと、瞬時の対応力と表現力が求められます。与えられた質問に対して適切に表現する練習をしましょう。そして、いざとなったら2回までは聞きなおし・言いなおしが可能だという事を必ず覚えておきましょう。

②パソコンならではの機能が多くある

デジタル時計やラインを引けるマーカーなど、パソコンならではの機能が備わっています。便利である一方、パソコンに慣れていない受験者には不利な部分も多いかもしれません。普段からパソコンを使用してタイピングやマウス操作に慣れておくことも英検CBTの対策になりますよ。

③周りの受験者のプレッシャー

パーテーションで仕切られているものの、周囲の受験者の声や音は聞こえます。試験を受けていると、その声や音に集中力を削がれ、思い通りの解答ができないことが必ずあると思います。しかし、もしどこかで失敗してしまってもそれを引きずらない事が大切です。気持ちを切り替えて、最良の解答を増やし合格へ持っていきましょう。


というわけで、初めての英検CBT受験を無事終える事ができました!試験会場の入り口で記念写真です。


結果発表について

<発表時期>

英検CBTのホームページには、私が8月19日に受験した英検CBTの成績公開時期は「8月末頃」と記載されています。ということは、受験日の2週間後には結果が分かるということですね。「成績公開日時は決まり次第ご案内します。」とありますので、少し待てば具体的な日程が分かるはずです。

<成績確認方法>

合否結果・成績表は「英検CBT申し込み受付サイト」で確認することができます。また、試験日の3週間後には郵送で、個人成績票・合格証書・合格証明書などが届けられることになっています。


次回予告

次回は、私の試験結果発表、そして英検CBT受験についてのまとめを書きたいと思います。

2週間後が今から楽しみですね…!

※英検®及び英検CBT®は、公益財団法人日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。

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