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教育者インタビュー

武蔵大学副学長が語る!英語4技能試験活用の背景にある、グローバル化への取り組みとは

2017.01.13

武蔵大学は、2017年度に導入する「全学部統一グローバル型」入試において、英語4技能試験を活用することを発表しています。採用する英語4技能試験は、実用英語技能検定(英検)、IELTS(TM)、TEAP、TOEFL iBT、TOEIC、TOEIC S&W、GTEC CBT(人文、社会学部のみ)です。「全学部統一グローバル型」入試の詳細は武蔵大学ホームページ 入試情報をご覧ください。また、2017年度から人文学部に「グローバル・スタディーズコース(GSC)」、社会学部に「グローバル・データサイエンスコース(GDS)」を開設することも発表されています。このようにグローバル化への対応が進む武蔵大学ですが、その現状とねらいについて武蔵大学副学長の光野正幸教授にお話を伺いました。

副学長光野

「全学部統一グローバル型」入試へ英語4技能試験を導入するねらいとは、どのようなものでしょうか。

学部教育でグローバル化に対応していくために、留学を前提としてグローバル市民を育てるグローバル・スタディーズコース(GSC) と、海外研修や留学を重視しながらグローバルな視点からのデータ分析を学ぶグローバル・データサイエンスコース(GDS)の2つのコースを新設します。これらに興味を持ち、また外国語を学習する意欲の高い生徒に入学してもらいたいという思いがあり、英語4技能試験を活用する「全学部統一グローバル型」入試を導入するに至りました。GSC・GDS共に、語学学習において特に優れた学生をターゲットとした少人数の特訓コースですので、新設の入試方式の定員も人文学部の英語英米文化学科のみ3名で、他の学部学科は2名ずつと少なくなっているのもそれを想定したものです。なお、人文学部の場合は、この入試形態で合格した生徒にはGSCの英語プログラムに属する許可が与えられますが、GDSに属することを確約する入試は現状では用意されていません。学部によって手探りの状態ですので、2018年度以降はまた変わってくる可能性もあるでしょう。

経済学部だけ4技能試験の基準スコアが高くなっていますが、なぜでしょうか。

経済学部では、ロンドン大学とのパラレル・ディグリー・プログラム(PDP)を2015年度からスタートしました。これは、語学の成績などによる選考に通った学生が、海外での語学研修を経てIELTSでスコア5.5以上を取得できれば、ロンドン大学の科目を日本にいながら履修できる制度です。そして、両大学の試験に合格すれば、武蔵大学の学位だけでなく、ロンドン大学の経済経営学士号も同時に取得できます。「全学部統一グローバル型」入試が直接PDPの履修確約に繋がる訳ではないのですが、履修する意欲と能力のある学生の受験を想定し、基準を設定しました。「PDPがあるから」と武蔵大学を選ぶ学生が毎年いるので、特別選抜入試では合格した時点でPDPの履修が決まる「PDPパスポート型」の試験を設けていますが、「全学部統一グローバル型」入試における経済学部の4技能試験の基準は、この特別選抜入試「PDPパスポート型」の基準と同じ値です。PDPの履修に必要な、第一段階の条件である「IELTSで5.5以上」をクリアするためにはある程度の英語力が必要なので、基準値を高めに設定しています。

musashi

人文学部のGSCには英語プログラムだけでなく、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国・朝鮮語のプログラムもあるんですね。

その背景を説明するためにまず、学部の構成の話から聞いていただきましょう。元々人文学部の中に社会学科があったのですが、1998年に社会学部として独立しました。その代わりに人文学部に作られたのが比較文化学科で、その時点では、欧米文化、日本文化、比較文化の3学科体制になりました。その比較文化学科を発展的に解消し、2005年には、英米比較文化、ヨーロッパ比較文化、日本・東アジア比較文化の3学科に再編しました。2011年には学科名から「比較」という名前を削りましたが、この3学科は元々、その国の文化だけを勉強するような学科ではないことが特徴でした。このように、人文学部は3学科とも国際的な視点を持つ先進的な学部です。このような背景に加え、多言語教育が伝統である武蔵大学の強みを生かしたいという思いで、多彩な外国語プログラムを設けることにしました。

社会学部のGDSは、どのような背景で開設が決まったのでしょうか。

GDSの特長は、新時代の世界共通語であるデータサイエンスと英語の力、両方を育成することですが、社会学部では従来3、4年生のゼミが連続しており、留学などでその期間に日本にいないと卒業が一年間遅れてしまうということが問題になっていました。グローバル化を図る観点からもこれを改善すべく、GDSの設置に伴い、カリキュラムを改訂することになったのです。社会学部の場合は留学というよりも、広い意味での国際的な体験を推奨しています。テンプル大学ジャパンキャンパスへの国内留学や、海外ボランティア、海外インターンシップなどですね。このようなコースを通してグローバルスタンダードで通用する卒業生を育てることで、就職先もより国際的な企業にシフトしていくと考えています。

最後に、受験生に向けてメッセージをお願いします。

英語は様々な人が使えるように、歴史とともに簡略化を進めてきた言語と言えるので、さほど難しくないんです。今は苦手な人も、挑戦してみると意外に楽しいと思えるかもしれません。大学入学は自分をリセットできる機会です。苦手だった記憶をリセットして、心機一転、言語学習に挑戦してもらいたいですね。本学は教員と学生の距離が近く、親身になって指導を行っており、実践の場も提供しているので、オープンキャンパスに参加して武蔵大学の良いところを感じていただきたいと思います。

インタビュー後記

今回のインタビューは、キャンパス内にある、英語を公用語とした「国際村」であるMusashi Communication Village (MCV)で行われました。様々な国籍の人たちが集まり、わいわい盛り上がりながら課題を仕上げている様子はとても魅力的でした。これは、どこの大学でも見られる光景ではありません。日常的に英語に触れることは大切ですよね。グローバル化に対応した制度や施設が充実している武蔵大学は、「大学に入ってから成長したい」「将来外国語を使う職業に就きたい」などというような方にピッタリの大学だと感じました。

musashi mcv

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