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リスニングメモの取り方を見直して効率的にスコアアップを狙おう

2017.09.21

英語4技能試験の中でも重要な技能であるリスニング、皆さんはどのように対策していますか?

おそらく多くの人が、シャドーイングなどで発音や聴音を鍛えたり、問題を解きながら語彙を増やしたりしているかと思います。しかし、それでもリスニング問題に苦手意識を抱いている人は多いのではないでしょうか?

リスニングの対策においては、普段から聴音力を鍛え、語彙を増やしていくことも重要ですが、それらは基本要素の対策です。ところがリスニングでは、一定の長さの文章に関する内容について問われますから、そのための対策も必要なのです。その際に重要になるのが、内容に関するメモです。メモの取り方にもある程度決まった形式があり、そのルールを抑えておくことはとても重要な対策です。聞き取った情報を素早く、わかりやすく整理できるようになれば、問題への取り組み方がぐんと効率的になりますよね。

今回は、リスニング問題でもう一歩スコアを稼ぎたいという方に向けて、「リスニング時のメモのとり方」をご紹介します。

どうしてメモが大事なの?

正しいルールに則ったメモは、スコアアップにつながる

そもそも、リスニング中にメモを取るべきなのかどうか迷われる方もいらっしゃるかと思います。確かに、メモをとることに気を奪われて聞き取りがおろそかになったり、問題を解く時間がなくなってしまったりするのは本末転倒です。

しかし、英語4技能試験におけるリスニング問題は長く複雑な内容であるうえに、音声が一度しか流れないことがほとんどなので、メモをとらずに音声情報の記憶だけで回答したり、情報の質や性格に無関係に漫然とメモを取ったりするのでは正確性に欠けます。

ここで重要なのは、いかに「楽をして」「重要な情報だけ」を書き取るかです。この方針を意識することで、ただ音声を聞くのではなく、「必要な情報を抽出し整理する」という能動的な聞き手になることができます。メモを取るから音声に追いつけないのではなく、むしろメモを取ることで一方向に流れていく音声(情報)をつなぎとめ、音声(情報)の流れに置いてけぼりを食らわないようにすることができるのです。

メモは日本語じゃダメ?

情報を早く書き留めるという点では、慣れている日本語でメモを取る方がやり易いという方もいるかもしれません。もちろん情報処理のスピードは人それぞれ違うので絶対のルールではありませんが、ここでは英語でメモを取ることをお勧めします。

TOEFLではスピーキング、ライティング問題でもリスニングが必要になります。つまり聞き取った英語を再びアウトプットする必要があるのです。そういうとき、日本語でメモを取っていてはあとで回答するときに微妙なニュアンスが伝わりづらいですし、語句の変換に時間もかかってしまいます。日本語のメモは最低限にとどめ、なるべく英語のままメモを取れるよう練習してみましょう。

また、メモを取ることは重要なアカデミックスキル(学問的・知的作業のためのスキル)でもあります。聞いた英語の中から必要な情報を抽出し、自分がより理解しやすいように英語で素早く書きとりながら英語の文章を理解していく方法は、留学先の大学の講義やビジネスシーンでも必要になるスキルです。メモの取り方を習得することは、4技能試験のスコアアップだけにとどまらず、英語4技能を用いた実践の場でも生かすことができるのです。

メモを取るべきポイントとは?

リスニングメモは「重要な情報だけ」を書き留めると述べましたが、具体的には次のようなポイントに注意しながら聞き取り、メモします。ここに挙げるのは会話問題でも講義問題にも共通する最低限抑えておきたいポイントです。

<メモを取るべき聞き取りのポイント>

  • トピック/議題 例)Environmental study-Eco-tourismhow it effects on economy.
  • コンテクスト 例)「環境保護と経済的影響は両立するのか」
  • 問題提起/メインアイデア 例)「現地の自然や文化の保全や雇用機会の増加など地域の利益に繋がる、地域コミュニティの参加や権利を考慮する場合、可能である。」
  • ニュアンス 例)上の意見に対して、とても積極的である(◯)

トピック/議題

まずは、会話や講義についての大枠を聞き取ります。Environmental study-Eco-tourismhow it effects on economy. (エコエコツーリズムの環境的研究:その経済的影響) などのように、環境問題研究におけるエコツーリズムという大きなトピックが、英文の中でどのような観点で取り上げられているかを聞き取りましょう。

コンテクスト

これは話の文脈や前後の状況です。私たちは日々の生活においても発信されている内容のコンテクストを把握し、その情報を元に次に発せられる内容を予測したり理解したりしています。4技能試験のリスニングでも同じように、英文のコンテクストを理解することで耳から入ってきた情報をより処理しやすくなるのです。

問題提起/メインアイデア

会話や講義の内容には大きく話の中心となっている部分があります。例えば会話問題では話し手が困っていること、抱えている課題、講義であればその講義を通して何を伝えようとしているのか、などです。またそれに対する解決策や講義のメインアイデアも重要なポイントです。これらをメモに残すためには英文の中での話の変化や論理展開をしっかりと理解することが必要になります。

ニュアンス

読み上げられた話の内容だけでなく、それがどういう意図で発せられているのかも重要な聞き取りのポイントです。そこから、解決策や学説などに対して話し手がどのような態度を示しているのかを読み取ることができます。声の抑揚、速度、語気などに注意し、話し手が賛成なのか反対なのか、喜んでいるのか悲しんでいるのか、発言の真意を聞き取るようにしましょう。

 今すぐ使える、効率的なメモテクニック

では、聞き取ったポイントをどのようにメモしていくのか、具体的な方法をみていきましょう。4技能試験の際は問題に回答することが最重要ですから、メモに時間をとられたくはありません。そのためには、前に述べたように「楽をして」書き留めるための工夫が必要です。

文同士の関係は記号を使って表す!

文同士の関係性やスクリプト全体の構造を表す際は、記号を使いましょう。メモをとる時間を短縮できるだけでなく、視覚的にもわかりやすく情報を整理することができます。

= equal, same, similar to(同等)、∴ so, therefore(順接)

△ but, however(逆説)、↑ increase, better, grow(増加、良化)

↓ decrease, worsen(減少、悪化)、⇒ cause(結果)

⇔ on the other hand(対比)、± more or less, about、> greater than, more, larger

< less than, smaller, fewer than 、○ like、× dislike

単語は省略する!

メモは時間との勝負でもあります。単語を書き取る際は、母音を抜かしたり語尾を省いたりすることで、時間を短縮しましょう。自分で読んで後から判別できる範囲であればいくらでも工夫できますので、日々の学習のうちから自分なりのルールを作っておくと便利です。

definition → def. 、 approximately → approx.

business → biz 、 confirmed → cfmd  、 homework → hmwk

international → int’l 、 week → wk 、 without → w/0 、 about → a/b

thousand → K 、 million → M、billion → B

メモが取れない試験の場合はどうする?

TOEICなど、一部の4技能試験ではメモを取ることそのものが禁止されているので、注意が必要です。ではそのような場合、どのように対応すれば良いのでしょうか?

リスニング問題でメモを取ることができない場合も、「聞き取りのポイント」をしっかりと抑えることに変わりはありません。以下にTOEICリスニングパートでとくに注意するべきポイントをご紹介していますので、意識して対策をするようにしましょう。

<メモを取れない場合のリスニングのポイント>

  • 位置関係や動作を表す表現に注意する。
  • 疑問文の冒頭の単語を聞き、「依頼・勧誘・提案・許可などの疑問文の種類」を判断する
  • 設問文と選択肢を先読みし、「設問文の疑問詞」と「設問文の主語」を把握する。

まとめ

いかがだったでしょうか? 

リスニングのメモは、聞き取りのポイントを抑えたうえで、省略や記号を駆使し素早く行うことが重要です。普段のリスニング対策のなかで、記事で述べたようなポイントを抑えられているか、メモに時間をかけ過ぎていないかなど、メモの取り方について研究してみてください。

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