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発音の勉強がリスニング力を伸ばす一番の近道だった!?

2017.09.07

英語を学習する上で、発音の勉強って必要なの?と思われている方が少なからずいるのではないでしょうか?結論からいうと、とても重要です!発音の勉強は、スピーキングにおいて重要であるだけでなく、リスニングにおいてもとても重要です。「発音の勉強をきちんとせずに、リスニング対策をしても無駄!」といわれるくらいです。

また、発音の勉強をすることは、英語4技能全てをレベルアップするのに効果的です。本記事では、なぜ発音の勉強をすることが、英語学習者にとって重要なのかお伝えします。

英語と日本語は言語の性質が全く違う!

英語と日本語では、もともと言語の性質が全く違います。それではどのような性質の違いがあるのでしょうか。

日本語と英語の言語の性質の違い

(1)母音の数の違い

(2)発声の違い

(3)英語は音が変化したり、省略されたりする

(1)日本語と英語では母音の数が違う

日本語には「あ」「い」「う」「え」「お」の5つの母音が存在します。それに対して、英語には数え方によっても違いますが、約30個もの母音があるといわれています。そのため、英語は「音」のバリエーションが日本語より圧倒的に多く、日本人はこの「音」の違いに困惑します。

(2)発声の違い

日本語は喉を狭めて発声するので「声の音」といわれるのに対して、英語は喉を大きく開けて発声する「息の音」といわれています。したがって、英語話者は日本語話者に比べ数倍多くの息を使って会話をするため、腹式呼吸が大切だといわれます。

また日本語が母音で終わる言葉が多いのに対し、英語は子音で終わる言葉が多く、子音で終わる言葉は音がはっきりとしない無声音のため、日本人からすると、とても聞き取りづらい音になります。

(3)英語は音が変化したり、省略されたりする

英語は音が変化したり、省略されたりする言語です。その中でも代表的なのが、リエゾン・リンキングとリダクションです。

リエゾン・リンキング

リエゾン・リンキングとは単語と単語がつながり、そのつながる部分が1つの音のように発音されたり、変化したりして発音されるものです。リエゾン・リンキングの代表的なものは、子音で終わる単語に母音で始まる単語がつながるとき、前後の子音と母音の音がくっつくというものです。

子音+母音がくっつく例
日本語の発音 英語の発音
shut up シャット アップ シャラップ
run out ラン アウト ラナウト
check it out チェック イット アウト チェケラッ
chill out チル アウト チラウト
リダクション

リダクションとは、音が脱落したり弱化したりすることを意味します。リダクションされる音の代表例は、語尾の「d」「t」「g」、人称代名詞の「h」や「and」「to」などがあります。

日本語の発音 英語の発音
good morninng グッド モーニング グッモーニン
but バット バッ
I like her アイ ライク ハー アイライカー
you and me ユー アンド ミー ユーエンミー
have to ハブ トゥー ハフタ

この他にも、音が変化したり、省略されたりするものとして、ある条件のもとでtがrの発音に変わるフラッピングや語尾の子音が消失するウィーキングなどがあります。これらの英語特有の話法が、日本人にとって英語学習を難しく感じる一因となっています。だからこそ、日本語とはまったく性質の異なる言語として英語の発音を意識的に学び、訓練する必要があるのです。

スピーキングにおいて発音が重要な理由

英語はコミュニケーションツールのひとつですが、コミュニケーションとは情報をやりとり(伝達する)ことです。情報を伝達するときに大切になるのは、情報の良し悪し(正確性や価値)とともに、伝達機能の良し悪しです。そして、伝達には「発信」と「受信」の2つがあります。

まず「発信」ですが、発音がよくないと相手に英語を聞き取ってもらえません。聞き取ってもらえないということは、会話が成立しません。

もし、あなたに単語力、文法力、英作力が十分に備わっていて、会話の中で瞬時に文章を構成する力があったとしても、発音が悪ければ相手に伝わりづらくなってしまいます。

発音が良くないことの弊害 

スピーキングを上達させるには発音や文法を気にせずに、まずはどんどん話すことが大事だ!と考える方もいるかと思います。もちろんその通りです。スピーキング力をあげるには、まずは話してみないことには始まりません。

しかし、もしそれがビジネスシーンとなるとどうでしょう?発音が悪いと相手と意思疎通することが難しく、聞き返されたりすることがでてきます。それは、やはり相手にとってとてもストレスの高いことであり、あまりいい印象を持たれないかもしれません。そうしたら、肝心のビジネスがいい方向に進まなくなってしまうかもしれませんよね。

リスニングにおいて発音が重要な理由

次に「受信」について考えてみましょう。英語を話せるようになって、海外の人と会話したい!と思う人はたくさんいると思いますが、会話は「話す」だけではなく、「聞く」ことができないと成立しません。そもそも、聞くことができない人が、流暢な英語を話せることはまずあり得ません。

冒頭で、発音の勉強をすることはリスニングにおいてとても重要で、発音の勉強をせずにリスニングの勉強をしても無駄!ともいいました。それでは、なぜ発音の勉強が、リスニング力を向上させる上でそんなにも重要なのか解説していきます。

発音とリスニングの驚くべき関係性とは?

人間は、自分の脳内の記憶にない「音」は認識できないといわれています。日本語にある「音」の数は約70個、英語にある「音」の数は500個以上といわれており、日本語話者は英語話者に比べて認識できる「音」の数が圧倒的に少ないのです。人間は自分の脳内にない「音」は「その他の雑音」と認識し、違いを聞き分けることができません。

したがって、英語を正しく聞き取れるようになるためには、今まで70個の「音」を認識していればよかったのを、500個の「音」を認識できるようにしなければなりません。

スピーキングとリスニングの相乗効果

前述したように、日本語と英語では使い分ける「音」の数が違います。人間は自分の脳内に持っていない音は発音することができないので、日本語話者は何もしなければ英語話者の約1/7ほどの「音」しか発音できないことになります。では、どうしたら音の世界を広げることができるのでしょうか。

スピーキングとリスニングが効率よく伸びる順序は、①発音の勉強をして、新たな英語の音を脳内に覚えさせる→②脳内に加わった英語の音を徐々に聞き取ることができるようになる→③脳内に加わった英語の音をスピーキング時に正しく発音できるようになる、という流れです。まずは、自分の口で発音練習を繰り返して音の記憶を増やし、それをヒアリングで鍛え、次いでスピーキングで磨きをかける、という順番で、ヒアリングとスピーキングの力を相乗的に伸ばしていくのです。

発音だけ勉強すれば、リスニングができるようになるわけではない

リスニング力の向上には、発音を勉強することが必要ですが、発音を勉強したからといってリスニングができるようになるわけではありません。読んでも理解できない英文を聞いたとしても、あなたは理解することはできないでしょう。リスニングで何を言っているのかを理解するためには、「聞く力」と同様に「内容を理解する力」も必要だからです。

発音を勉強すると、リーディング力も向上する!

発音の勉強をすると、なんとリーディング力の大幅アップも期待できます。人は文章を理解しようとするとき、自然と頭の中で文章を読んでいます。発音を勉強すると文章をスムーズに読めるようになるので、頭の中で読むときも速く読めるようになります。また、発音と一緒に、アクセントやリエゾンを勉強することで、よりスムーズに文章を読むことができるようになります。つっかえつっかえ文章を読んでいるようではなかなか文章の中身に集中できませんが、このように早く読めるということは、文章を早く理解する上でも重要な条件になります。

最後に

いかかでしたでしょうか?

英語の学習をする上での、発音の重要性をわかっていただけたでしょうか?発音は蔑ろにされやすい分野ではありますが、英語学習を能率的かつ効果的に進める上では、欠かせない分野です。しかし、発音に自信がないからといって、会話をする際に決して臆することはありません。始めのうちはとにかくたくさん話す練習をして、その中で正しい発音で話すことを意識していくことが大切です。皆さんもぜひ発音の勉強をして、英語4技能力を向上させてください!

当サイトでは、発音を良くする勉強法についての記事も今後出していく予定ですので、ぜひチェックしてください!

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