» 3年3ヶ月で日本最大級の英語4技能対策スクールになるまでの10のサービス変遷

新テスト・英語民間4技能試験対策サイト

編集部寄稿

3年3ヶ月で日本最大級の英語4技能対策スクールになるまでの10のサービス変遷

2015.07.31

writing-lessons

2012年5月に開校した英語4技能対策スクールオンライン英会話ベストティーチャーですが、開校から3年3ヶ月を経てついに累計Writingレッスン数10万突破が目前になってきました。2015年7月の今でこそ4技能の重要性や、ライティングの価値が認識されつつありますが、2012年はほぼ認識されておらず、ベストティーチャーって何をやっているスクールなのかよく分からないと言われていました。

ベストティーチャー以外のオンライン英会話は、Skypeという無料通話ソフトを使ってフィリピン人と安価で話せるサービスがほとんどです。ベストティーチャーだけが3年前から4技能の能力を向上させるコンセプトを打ち出し地道にサービス改善を行ってきたため、競合がいないという意味で日本最大級の4技能対策スクールになることができました。

この記事では、ベストティーチャーを創業したいと思ったキッカケから、サービスをどういう理由からどう変えてきたか、そして今後どのようなサービス改善を予定しているかの変遷をお伝えします。

起業のきっかけ

社会人になってから、ビジネスパーソンとして必要なスキルといえばまずは英語だろうと思っていたため、仕事以外の時間をほぼ英語学習に当てていました。詳細は100冊以上英語の参考書を買った僕が無人島に持っていきたい1冊に譲りますが、様々な勉強方法を試した結果、自分が話したいこと自分が話せなかったことを、面倒でも1つ1つ書いて溜めていく勉強方法が一番効果があることに気づきました。

2011年の秋、それをWebサービスにするにはどうすればいいんだろうと考えながら新宿駅の階段を上がっていました。そのときにふと、「私は階段を上がっています」って英語でなんていうんだろう?と思いました。これはまさに学習者主体の勉強方法で、自分が疑問に思ったことだからこそその英文が記憶に残りやすいし実際に使えるようになります。留学したり海外で生活すると英語が話せるようになるのは、その疑問に思う→フレーズを知る→フレーズを使う、のサイクルが高速で回せるためからです。

その構造は分かっていたのですが、日本でほぼ英語を使わずに生活しながら、どうやったらそのサイクルが高速で回せるのか。「私は階段を上がっています」というフレーズを英文にする方法を何通りも考えました。自動翻訳では英文が頼りないし、バイリンガルに英訳してもらうのは原価がかかりすぎる。そんなときに、この階段を上がっているという状況をスマホで写真に撮ってアップして、その写真を英会話のシチュエーションとして外国人と文字ベースでやりとりをすれば、「私は階段を上がっています」という英文が送られてくるのではないかというアイディアが降りてきました。

そのときにこれだ!と思いました。私もお世話になった東進や河合塾などの大学受験予備校は、生徒を大学に合格させています。TACや大原などの資格予備校は、生徒を資格試験に合格させています。それでは、英会話スクールは生徒に何をさせているのでしょうか? はっきり言って、何もさせていないと思いました。それにも関わらず英会話の市場規模は3000億円以上あります。ニーズがあるのに、まともなソリューションがないのが英会話業界。これをやれば英語が話せるようになるサービスを提供すれば、かならず多くの方に喜んでもらえると思い、2011年11月1日に株式会社ベストティーチャーを創業しました。

起業時のインタビューでのコメント

宮地氏

これは、起業した日に取材してくれたWebメディアに掲載された私のコメントです。今と変わらない学習者主体のコンセプトの片鱗があります。つまり、やりたいことは創業前からずっと変わっていないのですが、それをどうWebサービスにするかは様々な方法があり、スクール開校以来、多くの英語学習者の声を聞きながら試行錯誤してきました。また、今後も大きなサービス改善を予定しています。そのサービス変遷を、10の要素ごとにご説明します。

10の要素ごとのサービス変遷

1. 学習時間の設計

2012年にスクールを開校した当時は、「細切れ5分でできる」というコンセプトを前面に出していました。学習時間がとるのが難しい英語学習者でも、好きな時間にWritingレッスンができる利便性を訴求していましたが、結果的にこれは失敗でした。

Skype英会話を朝予約して、夜帰ってから決めた時間に25分レッスンする。この「レッスンを予約する」こと自体が勉強へのコミットになり、学習時間の確保につながります。いつでもできる利便性と、決まった時間にレッスンをする強制力のどちらが英語学習者の勉強時間に繋がるかをみたら、利便性よりも強制力の方がワークしていました。

それに気づきベストティーチャーでは、いつでもできる利便性の高いWritingレッスンと、予約して決めた時間に行うSkypeレッスンの2種類のレッスンを同じぐらいの重要性に位置付けるサービス設計の変更を2012年秋に行いました。

2. 学習場所の設計

オンライン学習のメリットの1つに、通学する必要がなく自宅でも勉強できることが挙げられます。ただ、家族と同居しているため英語を話すのが恥ずかしくて自宅ではできない場合や、そもそもどこかに通わないと勉強する気にならないという意見が根強くありました。

東進ハイスクールが映像授業でイノベーションを起こしたと言われるのは、もちろん映像授業の質の高さもありますが映像授業をサテライト校と言われる各地域の校舎で閲覧させたことだと考えています。映像授業なので、当然校舎に通学しなくても自宅でも見れるのですが、長期的に勉強を継続しやすいのは通学する勉強方法になります。

ベストティーチャーではスクール開校当初は個人向けのみ提供していましたが、その後法人向け学校向けを開始したことで、ベストティーチャーを会社の会議室で使ったり、学校のPCルームで使う事例が増えてきました。そのために法人や学校用の管理画面を強化したり、会社や学校で使用しやすいようなサービス改善を行ってきました。この法人や学校での活用は今後も加速するものと考えています。

3. レッスン内容の設計

英語学習者が自分が話したいことを整理できるサービスを生み出したかったため、スクールを開校する前にWritingレッスンのみに特化するか、WritingレッスンとSkypeレッスンを両方提供するか迷いました。

Writingレッスンのみに特化した場合、Speakingができる他の英会話スクールと提携がしやすくなるためビジネス的にスケールしやすくなるかなと考えたりしましたが、やはりSkypeレッスンも提供しようと決めました。

なぜなら、サービスのミッションを「これをやれば英語が話せるようになるというサービスを提供し、日本のグローバル化に貢献する」としていたため、ベストティーチャーで英会話の実践までできるべきだと考えたからです。ベストティーチャーさえ入学しておけば英語学習で必要なことは全部できるという、総合英語学習サービスとしての完成度を今後も高めていきます。

4. 課金の設計

英語学習者が自分が話したいことを作成するたびに料金を支払っていただく都度課金か、月謝制にしてスクールへの所属感と月謝の分だけレッスンをしようと頑張る気持ちを引き出すかのどちらの課金方法にするかスクール開校前に随分迷いました。

様々な議論を経て、勉強のように一般的には自発的にやりたくないサービスの場合、課金するかしないかの判断を学習のたびにするのは心理的負担が大きすぎて合わないという結論に行きつきました。一般的なWebサービスであれば、多くの無料ユーザーを抱え一部のユーザーが高額課金するフリーミアムモデルや、ユーザーを集めて広告主から収入を得る広告モデルも成り立ちますが、教育サービスの場合はどちらも成り立ちづらいと思っています。

5. 価格帯の設計

4. 課金の設計にも関係しますが、月謝を安くして多くの英語学習者に使ってもらうか、月謝をある程度適正価格にしてちゃんと勉強したい英語学習者に使ってもらうかは判断が分かれるところでした。

この時も「これをやれば英語が話せるようになるというサービスを提供し、日本のグローバル化に貢献する」というサービスミッションに立ち返りました。フィリピンの大学生などではなく世界中から一流の講師陣を集めてちゃんとしたレッスンを提供するためには、その講師の人件費に見合う月謝をいただかないと、結局は英語学習者の方の英語力を上げることができず、英語学習者にとって最も大切な時間を無駄にしてしまうことになります。

よってベストティーチャーでは質の高いサービスを提供し続けるために、通常コースの月謝を9,800円とし、本気で英語をやりたい英語学習者が集まるスクールにしようと考えました。

6. カリキュラムの設計

スクール開校当時は、5レッスンを1単位として、5レッスン分Writingレッスンをしたら1回Skypeレッスンができるというレッスンフローになっていましたがこれは最大の誤りだったかもしれません。どんどんSkypeレッスンで話していくべきなのに、5回やってからまとめてSkypeレッスンをするのでは話すまでの時間がかかりすぎます。

現在は通常コースは900以上のレッスンの中から好きなレッスンを選び、Writingレッスンを1回行ったらSkypeレッスンを1回できるレッスンフローになっています。また、月に10レッスンのペースで進めていくことを推奨しており、ただレッスン数をこなすだけのではなくWritingレッスンで作成した会話文を暗記するぐらいまで復習したり、Skypeレッスンで話せなかったことをメモしておきレッスン後に何度も復唱して復習することを推奨しています。

7. 対人レッスンとeラーニングレッスンのバランスの設計

ベストティーチャーのレッスンフローは、Writingレッスン〜復習〜Skypeレッスンとなっています。復習はとても大切なのですがeラーニングだけでは続かないことが分かっていたので、WritingレッスンとSkypeレッスンは講師とやりとりをする対人レッスン、復習はeラーニングレッスン、と役割を分けることでバランスを取ろうとしました。

但し、eラーニングでの復習はまだまだベストティーチャーは工夫できる余地があると思っており、志半ばです。特に、英単語やフレーズリスニングなどは、スマートフォンアプリとの相性がいいためアプリの開発を企画しています。

8. 講師とのコミュニケーションの設計

多くの教育サービスを見ても、学習者が継続できる最大の理由は講師との関係にあることが多いです。Skypeレッスンでは講師と電話でやりとりするためひと気を感じることもあり、講師と仲良くなりやすいです。

ただ、Writingレッスンやそれ以外のフィードバックでの講師との関係を作るための仕掛けがまだまだ足りないので、講師と英語学習者が熱くコミュニケーションするための新機能を企画しています。

9. 学習者同士のコミュニケーションの設計

一時期、学習者同士のコミュニケーションのことをソーシャルラーニングと呼び、バズワードになっていましたがその後聞かなくなりましたね。ベストティーチャーでも、英語学習者同士のコミュニケーションをどう設計するか何度も何度も議論してきましたが、英語学習者はあまり英語を勉強していることを周りに言いたくなかったり、自分の英語にそれほど自信がないため英語学習者同士のコミュニケーションを望んでないのではという結論になりました。

ただし、一緒にがんばっている感覚や、スクールに入学することで新しい友達ができることは素晴らしい体験なので、それをうまくオンラインで実現できる仕組みを企画しています。

10. 使用デバイスの設計

2012年からこの3年間でスマートフォンの普及率がさらに上がり、PCよりもスマートフォンからのアクセスが急激に増えてきています。学習サービスにおいてスマートフォンはなかなかの曲者で、スマートフォンで勉強する学習者はいるのか、スマートフォンでWritingレッスンをすると英語が入力しづらいなどの懸念点があり、今まではそれほど注力してきませんでした。

ただ、スマートフォンでの学習がストレスなくできるようになれば、英語学習者の方がさらにベストティーチャーに触れられる機会が増えるため、今後はスマートフォンサイトの改善に注力していきます。

ベストティーチャーのこれから

日本最大級の英語4技能対策スクールとなったベストティーチャーですが、今後は上記の変遷に記載している通り、スマートフォンでのサービス改善に力を入れていきます。ブラウザでのベストティーチャーの使い勝手の向上ももちろん、今まで誰も見たことのないようなスマートフォンアプリを企画しています。

英語の4技能化の流れは流行り廃りのあるものではなく、英語習得における本質的なものだと考えております。今後も英語4技能対策のリーディングカンパニーとして、4技能化を日本中に普及できるよう精進してまいります。引き続きベストティーチャーを宜しくお願い申し上げます。

  • 4技能試験対策スクール

タグ一覧

人気記事

1
4技能試験の概要/特徴

TEAPの概要・配点・難易度とメリット・デメリット

2
学習法・勉強法

英検2級ライティング問題で7割取れる英作文を書く7つのコツ

3
学習法・勉強法

英語で小論文を書きたい人必見!英作文が上手くなる3つの方法

4
2018年4月入学入試

【2018年4月入学入試】TEAP利用型入試で上智大学に合格したいなら初めに読む記事

5
学習法・勉強法

【新形式】 英検準1級ライティングを攻略!その変更点と必勝ポイントは?