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セミコロン(;)とコロン(:)の使い方を徹底解説

2017.10.12

英語の句読点(punctuation)には、カンマ( , )、ピリオド( . )、セミコロン(;)、コロン(:)、ダッシュ( − )、クォーテーションマーク(“ ”)など英語独特のものがあります。英語の句読点は、英字新聞、TOEFL、IELTS、英検、TOEIC、英文書籍などの英文でよく見かけますが、その役割や使い方をしっかりと意識できていますか? 単なる記号以上に、英語を理解する上で重要な働きをしています。

今回は、コロン(:)とセミコロン(;)の使い方を見ていきましょう。コロンやセミコロンを上手に使用することにより、文章に簡潔さ(Clarity)や力強さ(Force)、上品さ(Style)を出すことができます。

*完全な文(Independent Clause)、不完全な文(Dependent Clause)とは?

英語には完全な文(Independent Clause)と不完全な文(Dependent Clause)があります。

例:I like a candy because it is sweet. 

・I like a candy「私はキャンディーが好きです」これは、完全文(Independent Clause)です。
・because it is sweet 「なぜなら甘いからです」これは、不完全文(Dependent Clause)です。

「完全な文」はその文自体で意味が通じ、成り立つことができます。その一方で「不完全な文」は、その文自体で成り立つことができません。

コロン

コロンの前に置ける文の2つルール

①主語と動詞がある
②その文自体で意味が通じる

つまり、コロンは文法的にも、意味の上でも完全な文の後で使えるということです。

使い方

コロンの前に置ける文のルールを踏まえた上で、コロンの使い方は大きく分けて4つです。

①例示
②補足説明
③引用
④強調

①例示

コロン(:)の後で、前述した内容の例をリストとして上げることにより、箇条書きのようなスッキリとした文章を書くことができます。

【例文】

She likes listening to many different types of music: jazz, rock, classic, J-pop, and K-pop.

「彼女はさまざまな種類の音楽を聞くことが好きです。その音楽とは、ジャズ、ロック、クラシック、J-pop、K-pop です。」

コロン(:)の前は

「彼女はさまざまな種類の音楽を聞くことが好きです。」

コロン(:)の後は

「(さまざまな種類の音楽とは、)ジャズ、ロック、クラシック、J-pop、K-pop」

②補足説明

コロン(:)の後で、前述した内容について、補足の情報を付け加える形で説明します。箇条書きのようなスッキリとした文章を書くことができます。

【例文】

She likes listening to music for the following reasons: making her happy, giving her a relaxing time before going asleep, and  helping her focus.

「彼女は以下の理由から音楽を聞くことが好きです。それは、幸せにしてくれるから、寝る前に落ち着かせてくれるから、集中力の助けになるからです。」

コロン(:)の前は

「彼女は以下の理由で音楽を聞くことが好きです。」

コロン(:)の後は

「 (以下の理由とは、)幸せにしてくれるから、寝る前に落ち着かせてくれるから、集中力の助けになる、から」

③引用

コロン(:)の前文に登場する主語のセリフを挿入する際に用います。コロン(:)を使用してセリフを挿入することにより、文全体をスッキリとさせる事ができます。

【例文】

Her father always talks about practice methods when she practices the piano:” Pay careful attention to details”

「彼女の父は、”細部にも注意を払うように!”と彼女がピアノの練習をするときに、練習の仕方をいつも言い聞かせる。」

コロン(:)の前は

「彼女の父は、彼女がピアノの練習をするときに練習の仕方を、いつも言い聞かせる。」

コロン(:)の後は

「細部にも注意を払うように!」

④強調

コロン(:)を使用することにより、コロン(:)の後に記述した内容を強調することができます。

【例文】

Only one student from the school has been nominated for the piano award: me.

「その学校からたったの1人だけピアノアワードにノミネートされました。それは、私です!」

コロン(:)の前は

「その学校からたったの1人だけピアノアワードにノミネートされました。」

コロン(:)の後は

「それは、私です!」

正しく使われているかチェック

コロン(:)の前の文が完全な文であるかをチェックしましょう。

コロン(:)の間違った使用例で一番多くあるのが、コロン(:)の前の文が不完全な文となってしまうことです。コロン(:)の前に挿入できる文は完全な文だけです。完全文とは、その文自体で意味が完結している文です。

【正しい例】

She likes listening to many different types of music: jazz, rock, classic, J-pop, and K-pop.

コロン(:)の前の、 She likes listening to music for the following reasons だけで意味が通じます。

【間違った例】

She likes listening to many different types of music such as: jazz, rock, classic, J-pop, and K-pop.

コロン(:)の前の、She likes listening to many different types of music such as は不完全な文です。

この場合は、コロン(:)を使うのではなく、

She likes listening to many different types of music such as jazz, rock, classic, J-pop, and K-pop.

が正しいです。

セミコロン

セミコロンを使用する文の2つルール

①セミコロンは完全な文と完全な文を繋ぐ
②セミコロンの後の文は前の文に対して、並列もしくは相反する情報を挿入する

コロンの場合は「前文が完全な文である」ことが使用の条件であり、コロンの後は語や句といった不完全な文でもよかったのですが、セミコロンの場合はその前後がともに完全な文でなければなりません。

使い方

コロンの前後に置ける文のルールを踏まえた上で、セミコロンの使い方は大きく分けて2つです。

①関係のある2文を繋ぐセミコロン
②接続詞の役割をするセミコロン

①関係のある2文を繋ぐセミコロン

セミコロン(;)の前の文とセミコロン(;)の後の文は、同じトピックについて述べられている必要があります。

【正しい使用例】

Playing the piano made once me bored; now it makes me happy.

「以前はピアノを弾くことはつまらなかったが、今ではピアノを弾くことは私を幸せにしてくれます。」 

セミコロン(;)の前と後の文に関係性(この場合は、ピアノを弾くこと)があります。この場合は、2つの完全な文をセミコロン(;)で繋ぐことができます。

【間違った使用例】

Playing the piano makes me happy; I drink a cup of coffee every day.

「ピアノを弾くことは私を幸せにしてくれますし、私は毎日コーヒーを飲みます。」

セミコロン(;)の前とセミコロン(;)の後の文に関係性がありません。この場合は2つの完全文をセミコロン(;)で繋ぐことができません。

②接続詞の役割をするセミコロン

セミコロン(;)は接続詞の代わり、もしくは接続詞と共に使用することができます。

【使用例】

She has dedicated her life to becoming a pro pianist; now she is one of the leading pianists in Japan.

She has dedicated her life to becoming a pro pianist; therefore now she is one of the leading pianists in Japan.

She has dedicated her life to becoming a pro pianist, therefore now she is one of the leading pianists in Japan.

「彼女は彼女の人生をプロのピアニストになるため捧げてきた、それゆえ現在は、日本屈指のプロピアニストである」

3つの例文は同じ意味です。

「therefore」 をセミコロン(;)に置き換えること、「therefore」の前にセミコロン(;)を入れること、もしくは「therefore」の前にカンマ( , )を入れることができます。

その他にも、

however, moreover, furthermore, nevertheless, accordingly, instead, consequently

などに対してセミコロン(;)は同じ使い方ができます。

 

注意点!

セミコロン(;)は2つの完全な文を繋げますが、セミコロン(;)とセットで使えない単語もあります。

「and」、「but」、「for」、「nor」、「or」、「or」、「so」、「yet」などの前にはセミコロン(;)ではなくカンマ( , )を入れます。

【間違った使用例】

After years of practices, playing the piano turned into part of her life; and it will remain unchanged.

 「長年の練習の末、ピアノを弾くことは彼女の人生の一部になった、またそれは今後も変わらないだろう。」

 

最後に

セミコロン(;)とコロン(:)の使い方、違いは理解できましたか?本文でも説明したように、セミコロンやコロンの後には重要な情報が隠されていることが多くあります。また、セミコロンは接続詞として使われることもあるので、使われ方をしっかりと把握し、文章の流れを正確に掴んでいきましょう。

 

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