TEAPリーディングPart2A図表の読み取りはグラフ読解力が肝!

TEAPのリーディングの問題の中で特徴的なのは、Part 2Aの図表の読み取り問題です。この問題をスラスラ解けるようになるためにはどのような勉強をしなければいけないのでしょうか。

今回の記事では、TEAP対策コースのベストティーチャーがこのグラフの問題の解き方や対策法をご紹介をします。なお、TEAPのリーディング問題をもっと知りたい方は、TEAPリーディングは単語、熟語を覚えても意味がない?読解のコツも合わせて読んでみてくださいね。

グラフ問題の一例

例題:TEAP グラフ

For a class on social studies, you are researching motivations for entering Japan between 2000 and 2010. Based on the graph above, which of the following statements is most likely to be true?

  1. Changes to immigration laws in 2002 made it easier for foreign Japanese residents to bring family members to live with them.
  2. In 2008, standards for guest workers were revised, making it harder for non-Japanese to find jobs in Japan.
  3. From 2003 onward, steadily increasing unemployment rates in Japan resulted in fewer job openings for foreigners.
  4. A 2008 revision of university entrance policies made it easier for international students to get into universities in Japan.

答え:4

 

訳:社会学のクラスであなたは2000年から2010年の間、日本を訪問する外国人の動機の調査をしています。下記の説明文のどれがグラフから読み取れる情報として最も正しいですか。

  1. 2002年の移民法の改正により、日本にいる外国人は家族を日本に呼んで一緒に住みやすくなった。
  2. 2008年、出稼ぎ労働者の基準が変わったことにより、外国人にとって仕事を見つけるのが難しくなった。
  3. 2003年から、日本の失業率の上昇の結果、海外の人への仕事の枠も減った。
  4. 2008年の大学入学制度の変更により、海外の学生にとって日本の大学に入学するのが簡単になった。

グラフの読解方法

TEAPリーディングは単語、熟語を覚えても意味がない?読解のコツの記事のPart 2Aのコツに書いてある以下の順番で解きましょう。

  1. グラフの題名、横軸、縦軸が何の情報かを理解し、グラフは見ずに問題を先に見ましょう。
  2. 選択肢を1問ずつ見て、それに対応するグラフだけに集中し正しいのかを判断する方法が一番確実です。

それでは上記に従って例題の問題の読解をしてみましょう。

TEAP グラフ

グラフの題名:Visas granted for entry into Japan 
横軸:年代
縦軸:Visas (in thousands)

グラフは日本入国が承認されたビザについて、横軸は年、縦軸はビザ数だということが分かりました。
次に選択肢を1問ずつ見ていきましょう。

1.には2002年から、家族を日本に呼びやすくなったという情報が書かれています。ここで呼びやすくなったということは、ビザ承認数は増えているということです。
家族のビザに関係のあるグラフを探しましょう。
紫のグラフがFamily visasとあるので家族のビザについてです。2002年以降の紫のグラフを見てみると、2002-2004はビザ数が一定 (少し減少) だということがわかります。よって1は間違いです。

2. は2008年外国人にとって仕事を見つけるのが難しくなった=仕事で来る外国人が減っている、つまり就労ビザ数が減っているということです。
Working visasという緑のグラフに注目しましょう。
2008-2009はビザ数が増えています。よって2は間違いです。

3. は2003年から海外の人の仕事枠が減った=外国人の就労者が減る=就労ビザが減るということです。
こちらもWorking visasという緑のグラフに注目しましょう。
2003-2005までビザ数は確かに減っています。しかしここで3.が正しいと早まってはいけません!
なぜなら2005-2007は大幅に増えているからです。よって3は間違いです。

4. は2008年から海外の学生にとって日本の大学に入りやすくなった=学生数が増えた=学生ビザが増えたということです。
こちらはStudent visasという青いグラフを見ましょう。
2008-2010までグラフは上昇しています。
よって4が正しい答えとなります。

いかがでしょうか。
1つ1つの選択肢に対応するグラフを丁寧に見ていけば解くことができることが分かると思います。

グラフの読解が出来るウェブサイト

グラフの読解が難しいからまずは日本語で慣れたい、グラフの読み取りの基本を学びたい、という人は下記のサイトで分かりやすく解説されています。

学習塾ロジム

まとめ

グラフ問題は丁寧に一問ずつ見て、該当するグラフを落ち着いて見ることによって解くことが出来ます。
今回紹介した例題と、読解方法を読んで問題の取り掛かり方法に慣れて下さいね。

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