【速報】東京大学、英語民間試験を必須とせず、1つの選択肢とする方針

東京大学は25日に開いた入試監理委員会で、2020年度に実施される東京大学一般入試(2021年実施)における出願要件の追加内容を決定しました。決定内容としては、2020年度からセンター試験に代わって始まる「大学入学共通テスト」で、受験者の民間試験の成績提出を「必須とせず、1つの選択肢とする」方針を発表しました。今回、東京大学が公式に発表した基本方針の詳細を以下にまとめています。

基本方針

出願要件として受験者の英語力がCEFRの下から2番目の評価である「A2レベル以上」であることが求められます。具体的な確認方法として、受験者は以下の3項目からいずれかの書類の提出が求められます。

⑴活用可能な英語民間試験の成績(CEFRのA2レベル以上)を提出

 活用可能な英語検定・資格試験について。

⑵受験者の高校が「同等の英語力がある(CEFRのA2レベル以上)」と記入した調査書の提出

⑶障害や病気によって成績の提出ができない理由を説明した文書の提出

今回発表された基本方針から、一定の英語力を出願資格とするも、英語民間試験の成績を提出しなくても高校の調査書などから同等の英語力があると判断すれば出願が認めることがわかります。

また、病気や個人的な事情などで「英語民間試験の成績」「高校の調査書」の提出ができない場合でも、正確な理由を説明した書類を提出し認められれば出願が受理されます。

なお、上記のいずれかの書類が確認できない場合の出願は認められません。また、出願が受理された後の合否判定に書類が用いられることはない方針です。

今回の発表内容については2020年度に実施される東京大学 一般入試(2021年実施)に関する方針であり、以降の方針については、今後さらに検討を重ねる予定です。

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