新方式の英検®︎とは?従来型との違いを比較

※本記事は2019年5月に公開されたものです。最新の情報はこちらをご確認ください▼

大学入試センター試験が2020年度から廃止され「大学入学共通テスト」に変わるにあたり「民間の英語試験」が併用されることが話題となっていますね。この新しい入試制度への移行にともない、公益財団法人日本英語検定協会は新しい実施方式の英検®️を開始することを発表しました。

本記事では「新方式の英検®︎とは?」「従来型の英検®︎とどう違うの?」「新方式に向けてどんな対策が必要?」など、皆さんの疑問にお答えします。大学入試に英検®️を活用しようと考えている人は、ぜひ参考にしてください。

新方式の英検®️誕生の背景

新方式の英検®️とは、2020年度の共通テスト移行に伴い、「大学入学共通テストの枠組みにおける英語認定試験」のひとつとして英検®️が参加する上で条件となる、4技能リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングすべてを1日で受験できるシステムの英語検定試験です

なお、これは新しい英検®️の実施方式が増えるだけで、馴染みのある従来の英検®️も引き続き受験することができます。ただし、共通テストの一環として受験するならば、新方式の英検®️のみが対象となりますので、注意してください。

また、共通テストの一環として新方式の英検®️を受験する場合は、経済的に困難な事情のある受験生や遠隔地に住む受験生などが、他の受験生と公平に受験できるように配慮されており、各47都道府県に最低でも1つのテストセンターが設けられる予定です。

従来型の英検®︎との違い

大学入学共通テストの枠組みにおける英語認定試験の対象となる英検®️は以下の3つが予定されていました。

・英検CBT®️
・英検2020 1 day S-CBT®️
・英検2020 2 days S-Interview®️

従来の英検®️との大きな違いは以下の2点です。

違い① 受験が1日で完結する

従来の英検®️の場合は一次試験と二次試験の実施日が分かれていて、1回の受験で2度会場に足を運ぶ必要があります。ですが新方式では、スピーキングを含む4技能すべてを1日で受験します。

違い② コンピュータで受験する

英検CBT®️では4技能すべてが、英検2020 1 day S-CBT®️では3技能(ライティング以外)がコンピュータを使って受験することになります。

CBTは “Computer-based Testing”のことでコンピュータを使って受験する試験です。リーディングでは画面に表示される文字を読み、リスニングではヘッドフォンをつけて問題の音声を聞き、スピーキングでは自分の音声をマイクに吹き込んで回答します。

ライティングの形式の違い

英検CBT®️と英検2020 1 day S-CBT®️はライティングの形式が異なります。

英検CBT®️は4技能すべてコンピュータを使う

英検CBT®️はリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能すべてのセクションをコンピュータを使って1日で受験します。ライティングはコンピュータ画面に文字を打ち込む「タイピング形式」で、紙に文章を書く従来の形式とは異なります。

受験者に学年制限などはなく、子供から大人まで誰でも個人での受験申し込みが可能です。

従来のマーク式や記述式とは試験実施形式が大きく異なるので、不自由なくタイピングができる人にオススメです。2019年度に関しては毎月試験を実施しています。

英検2020 1 day S-CBT®️はライティングのみ紙

英検2020 1 day S-CBT®️に関しては2019年度11月から実施開始予定のため、まだ日程の詳細は公表されていません。また、受験者は共通テストを受験することになる高校2年生限定とされており、誰でも受験できるわけではありません。

英検2020 1 day S-CBT®️も1日で4技能すべてのセクションを受験します。ただし、リーディング、リスニング、スピーキングはコンピュータで、ライティングに関しては従来同様「手書き」で受験します。タイピングに慣れていない人にはオススメです。

2つの試験の違いを分かりやすく表にまとめたので、参考にしてください。

比較内容英検CBT®️英検2020 1 day S-CBT®️
受験対象者制限なし高校2年生限定
リスニング・リーディングCBTCBT
ライティングCBTPBT
スピーキング吹き込み吹き込み
受験にかかる日数1日1日
試験会場の数16都道府県47都道府県
対象の級3級〜準1級3級〜準1級

新方式に向けてどんな対策が必要?

新方式の英検®️ではコンピュータを活用して受験することになるため、本番でコンピュータを使って受験できる程度の最低限の能力(画面の遷移操作や文章のタイピングができるなど)は必要です。また、英検CBT®️を受験する場合は、ライティングをタイピングする必要があるので、試験前に練習をしておくといいでしょう。

また、試験時間が長くなりますので、集中力の持続も必要になりますね。

なお、新方式の英検®️の試験内容は従来の英検と同じです。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございました。今回は新方式の英検®️についてお伝えしました。2019年度に関しては上記の内容で実施されますが、2020年度に関してはまだ詳細はわかりません。

※英検®、英検CBT®、英検2020 1 day S-CBT®️、英検2020 2 days S-Interview®️は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。

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