英検®︎準1級リーディング、誰でもできる3つの攻略法

大学中級程度と言われている英検準1級は、入学試験・教員採用試験や海外留学の資格として活用されることも多いため、高校生から社会人まで、幅広い層が受験しています。今回は準1級リーディングの概要説明と合格点確保の3つコツをご紹介します。

試験概要

試験 問題文の種類 問題数 点数
大問1 短文の語句空所補充 25問 合計

 

750点

大問 2 長文の語句空所補充 6問
大問 3 長文の内容一致選択 10問
大問 4 ライティング(トピック英作文) 1問 750点

合格点を取るための3つのコツ

コツ1. 英検®︎準1級の基本のキ!ボキャビルを怠らない

大問1の「短文の語句空所補充」のみならず、長文でも2級の語彙力ではわからない部分が多くなるかと思います。しかし、限られた試験時間内で未知の言葉の意味を考えてる余裕はありません。語彙は記憶量と割り切って、参考書などを駆使して、ボキャビル(ボキャブラリービルディング)に励んでください。

どうボキャビルしていいかわからない方は、4分の1が単語次第?英検®︎1級・準1級合格のためのボキャビル方法 を参考にしてみてください。

◆準1級レベルってどのくらい?覚えとくと便利な句動詞5選
① narrow down~ (〜を絞り込む)
② jot down~ (〜を書き留める)
③ sell out~ (〜を裏切る)
④ tear down~ (〜を解体する)
⑤ drag on (だらだらと続く)

コツ2. 流れを理解するための鍵は、ディスコースマーカーにあり!

ディスコースマーカーは、文と文の関係(つまり、理論関係)を示す道路標識のような役割をする語句で、これを意識しながら読むことで、意味の迷子にならずにすみます。

◆ディスコースマーカー
・逆接- but/however/yet(しかし)、nevertheless/nonetheless(それにもかかわらず)
・対比- while~(〜する一方で)、whereas~/meanwhile~(その一方で〜)
・例示- for example/for instance(例えば)、like~/such as ~(〜のような)
・結論/結果- therefore/thus(よって)、in conclusion/as a result/consequently(結論として)、anyway(いずれにせよ)
・言い換え- in other words(言い換えれば)、in short(つまり)、that is/or(すなわち)
・追加- furthermore/additionally/besides(その上、さらに)、similarly(同様に)

ディスコースマーカーを見つけたら、丸をつけたり線を引いたりして目立たせてみてください。文章の流れがひと目でわかるようにしておけば、長文であっても混乱することなく問題を解けるでしょう。

コツ3. 前後の文章からもヒントを得よう

このコツは、一見大問3の「長文の内容一致選択」にしか適用できないように思われるかもしれませんが、問題文の短い大問1・2でも使えるコツです。空所と選択肢だけをみて「この単語は知ってる」「この単語は知らない」と解き進めるのではなく、文章の前後からもヒントを得ましょう。

◆例えば
Q: The venue for a kickoff-meeting is in the (             ) of the airport. Please allow our personnel to accompany you for the direction.

 

1.returnee 2. subsidy 3.proximity 4. outcast

まず、4つの選択肢の意味を確認してみましょう。
1.returnee(帰国者)2.subsidy(補助金)3.proximity(近いこと)4. outcast(のけ者)

文章中にvenue(場所)、airport(場所)、direction(道順)、と空間に関する単語が多くあるので、選択肢の中で空間に関わる表現の3.proximityが答えになるのではないかと推察できます。

※英検®は、公益財団法人日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。

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