カテゴリ
英検

【英検®️1級】二次試験対策:面接の流れとトピック選びの2つのコツ

記事画像
英検1級は一次試験をパスしたとしても、難易度の高い二次試験が待っています。本記事では「一次試験はなんとか通ったけど、面接が不安」という方向けに、英検1級の面接の流れと準備しておくことを紹介します。

オンライン英会話ベストティーチャーの英検®対策コースでは、本番を再現したオリジナル問題(ライティング・スピーキング)を使用して1級〜2級の対策ができます。英検®に精通した講師からアドバイスをもらって、合格を目指しましょう!無料体験レッスンも実施しているので、気になる方はぜひお試しください

英検対策コースを確認する

英検®︎1級二次試験の概要

面接の流れ

面接は以下のような流れで進みます。試験時間は約10分です。

①氏名の確認と簡単な日常会話
面接委員と簡単な自己紹介や日常会話を行います。

②トピックカードを受け取る

③スピーチの準備(1分間)
トピックカードに記載された5つのトピックの中から1つを選び、スピーチの準備をします。

④スピーチ(2分間)

⑤Q&A(4分間)
面接官からスピーチの内容に関する質問をされます。

⑥「トピックカード」を面接官に返し、終了

配点と合格点

以下の4つの内容で評価されます。

主要点 測る能力 配点
スピーチ 与えられたトピックについて要点と根拠をまとめ、
首尾一貫した内容のスピーチを作成できる
30点
面接官とのやり取り 質問されたことに返し、会話を続けることができる 30点
文法・語彙 幅広い範囲の語彙・文法を正確かつ適切に運用できる 20点
発音 適切なアクセント・イントネーションで発音できる 20点

60点以上で合格とされています。英検1級は準1級までの二次試験と違い、アティチュード点がありません。ある程度英語が話せることを前提とし、文法・語彙・発音などが総合的に評価されます。

出典元:旺文社『英検1級 二次試験・面接完全予想問題』

面接官について

アティチュードに加えてもう1つ、英検1級と準1級までの二次試験との大きな違いは、面接官が2名になることです。1名は日本人、もう1名は英語ネイティブと言われてます。2名の面接官が相手なので、少し圧迫感を感じるかもしれません。心の準備をしておきましょう。

日常会話の対策法



英検1級を受ける方であれば、自己紹介や日常会話は問題なく進められると思いますが、面接本番は緊張で頭が真っ白になってしまうことも考えられますよね。面接前は自分の職業や趣味などを英語で説明できるように準備をしておくことをオススメします。

スピーチのコツと対策法

トピックを選ぶ際の2つのコツ

トピックカードに記載された5つのトピックの中から1つを選びます。

過去のスピーチトピックス11個

・国際政治に向けた国連の役割は何か
・富裕層は貧困層を支援する責任があるのか
・全ての伝統は守る価値があるか
・教師は生徒によって評価されるべきか
・オリンピックは商業的になりすぎているか
・科学の発展は常に有益か
・芸術への財政的支援増加の是非
・世界経済における日本の役割
・選挙権の行使を義務化するべきか
・遺伝子組み換え食品の安全性
・公共の場における治安改善の必要性
出典元:公益財団法人 日本英語検定協会 

これらのトピックスを突然提示されても対応できるようになるためには、普段から広範囲の分野の知識を学ぶことが理想です。その上でトピックを選ぶ際の2つのコツを見ていきましょう。

①自分の得意分野のトピックを選ぶ

幅広い問題に関心をもっておくことは大事ですが、その中で自分の得意分野を作っておくと、迷わずにトピックを選ぶ助けになります。たとえば環境問題に興味があるのであれば、普段からcarbon dioxide(二酸化炭素)やafforestation(植林)といった単語が出てくるニュースを読み、スピーチで使えそうなボキャブラリーや考えを準備しておくことができます。

②優柔不断はNG!直感でいけそうなトピックに決める

1つ1つ「これはいけそうかな…?」と悩んでいると時間がなくなるので「いける!」と思ったトピックを選び、スピーチの内容を考える時間を確保しましょう。「これならいける!」というトピックが見つかったら、5つ全てに目を通さなくてもOKです。

スピーチ構成サンプル

論理的なスピーチを組み立てやすい構成のサンプルを用意しました。ぜひ参考にしてみてください。

序論
“I believe ….”で始めて自分の主張や立場を述べます。もしくは”These days….”でトピックの背景を述べてから主張を言います。

本論 ①
“Firstly”で始めて、序論をサポートする1つ目の理由を述べます。本論冒頭で”There are two reasons for….”と理由の数を述べても良いですし、スピーチをしながら理由や根拠を思いついた順にFirstly, Also, In addition, などと紹介するのも1つの手段です。

本論②
理由は2つ以上あげるようにしましよう。2分間の解答時間を考えると、ひとつだけの理由説明では時間が余ってしまいますし、根拠がひとつしかないのは主張として説得力に欠けるからです。

結論
“For these reasons, I believe….”で自分の主張を再度述べてスピーチを締めます。

Q&Aの対策方法

Q&Aではスピーチの内容に関して、面接官からいくつか質問をされます。英検1級レベルになると、小手先のテクニックで解答することは困難です。日本語でも、国際政治や社会問題について聞かれて即興で自分の意見を言うのは難しいですよね。普段からさまざまな情報に触れ、自分の意見を伝える練習を重ねるしかありません。

時間稼ぎフレーズ例3つ

Q&A突破の便利なテクニックはありませんが、考える時間を稼ぐ際に使えるフレーズをいくつかご紹介します。言葉が出てこなかった際お役に立てば幸いです。

That is a difficult question….
I think it depends on the situation, but….
Well, there are many good aspects about….

まとめ

英検1級の二次試験は難易度が高いので「これをすれば合格できる!」という万能薬はありません。1級まで進んだ方であれば、英語の表現力は一朝一夕で伸びないことは既にご存知かと思います。でも、英語らしい答え方に慣れたり、英語の言葉の世界を広げることは努力次第で可能です。ぜひ二次試験本番までコツコツと英語力を磨いていってください!応援しています!

オンライン英会話ベストティーチャーの英検®対策コースでは、本番を再現したオリジナル問題(ライティング・スピーキング)を使用して1級〜2級の対策ができます。英検®に精通した講師からアドバイスをもらって、合格を目指しましょう!無料体験レッスンも実施しているので、気になる方はぜひお試しください

英検対策コースを確認する

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。

Best Teacher

タグ検索

キーワード検索

twitter
© 2011 Best Teacher Inc.