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IELTSアカデミックとジェネラル問題の違い、試験概要まとめ

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今回の記事では、IELTSを受験する皆さんに、IELTSのテストで良いスコアをとるために必要な情報を全てまとめて紹介します!

「IELTSとは?」「採点方法は?」「試験の内容は?」などの皆さんが知りたい情報を試験概要・採点方法・活用方法・試験内容のセクションに別けてお答えします!また、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの詳しい試験概要や問題内容も解説しているので、参考にしてください!

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試験概要

IELTSとは “International English Language Testing System”の略で、ブリティッシュ・カウンシル、ケンブリッジ大学英語検定機構、IDP Educationが共同運用している英語運用能力検定試験です。

一般的には英語圏への留学や就職を目指している人の英語能力を測るための試験で、海外大学の入学や就職のための英語能力証明や、最近では日本の大学入試にも活用することができます。

試験はリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4つのセクションで構成されており、合計3時間程度です。

テスト当日は下記のイメージの様にライティングからリスニングまでは通しで行われますが、スピーキングテストに関しては、地域によって実施される時間や日程が異なります。

アカデミックとジェネラル

IELTSの試験には2種類あり、試験目的によって受けるテストが異なります。

一つ目は、”IELTS Academic Module”(アカデミック版)です。この試験は、海外の大学や大学院への留学、専門職で就職を目指す際の英語力証明に適していて、英語圏で勉強するのに相応しい英語力があるかどうかを測定します。

二つ目は、”IELTS General Training Module”(ジェネラル版)では、英語の環境で問題なく生活が出来る英語力があるかを測定します。日常的に使用する英語力を測定する試験のため、イギリス、ニュージーランド、オーストラリアでの海外企業研修や海外移住を目指している人に適している試験です。

IELTSの採点方法は?

IELTSの試験には合格も不合格もありません。受験者の英語力が「バンドスコア」と呼ばれる1~9のレベルで評価され、数字で表示されます。各4技能のバンドスコアを平均した数値が、受験者の総合的なスコア(Overall Band)となります。このスコアを英語力の証明に活用することができます。

バンドスコアの詳しい概要はこちらのIELTSスコアの仕組み!各スコアの英語レベルや留学の目安・換算表記事で詳しく説明しているのでご覧ください。

バンドスコア例

※こちらの画像はイメージです。公式のシートとは異なります。

活用方法

IELTSは海外留学や海外研修のための語学力証明に使用されることが多いです。イギリスやオーストラリアなどを中心に、約1万以上の教育機関などで幅広く認められています。ほとんどの大学が入学基準となるIELTSのバンドスコアをホームページなどで提示しており、その基準以上のスコアを証明することが大学入学の必須条件となります。

近年ではアメリカ合衆国でもIELTSを認定している大学が増えており、アメリカ留学の際にIELTSを活用する人も増えています。有名な大学ではボストン大学(スコア7.0以上)やシカゴ大学(スコア7.0以上)などがIELTSでの英語力証明を認めています。大学や学部によっても異なりますが、大学(Undergraduate)レベルだと最低でも6.0以上のスコアが必須となります。

IELTSの特徴とメリット

IELTS試験の特徴とメリットは、スピーキングパート以外は全て記述式で行うペーパー版コンピューター版から選べることです。コンピューター操作に慣れていない人や、タイピングに自信のない人にはIELTSのペーパー版がおすすめです。

またスピーキングセッションに関しても対面式で行うため、試験官とコミュニケーションを取りながら応答することができます。例えば、聞き取れない質問や言葉などがあった場合、もう一度聞き返すことも可能です。

問題内容と解説

アカデミック版とジェネラル版では、リーディングとライティングパートの内容は異なりますが、リスニングパートとスピーキングパートの試験内容は同じです。では早速、IELTSアカデミック版とジェネラル版を比較しながら、各パートの問題内容を紹介していきます。

❶リスニングパート

リスニングパートは合計4つのセクションに分かれていて、セクションごとに10~13の設問(合計40問)に答えます。各セクションの音声が流れる前に問題のトピックが伝えられます。また、音声を聞く前には問題文を読む時間が与えられます。事前に問題内容を把握した上で音声を聞きながら、同時に問題用紙に解答を記入しましょう。

音声がすべて流れ終わった後、解答用紙に解答を書き写す時間が10分間設けられます。問題用紙に記入しておいた解答を解答用紙を転記する際、スペルミスや文法ミスは減点対象となるため充分に注意してください。また、各セクションも音声は一度しか流れません。音声にはネイティブスピーカーのさまざまなアクセントが用いられます。

リスニング試験内容

セクション1 日常的な会話の様子(例:不動産屋での会話、ホテルの予約など)
セクション2 社会的状況下のモノローグ(例:地域設備に関してのスピーチ)
セクション3 数人(4人以下)の学校や会社での会話の様子
(例:大学の准教授と生徒が授業の課題について話している様子)
セクション4 専門的な内容に関するモノローグ(例:大学の講義)

リスニンパートの勉強方法は、IELTSリスニング対策と勉強方法:問題形式を知りスコアアップするコツ3つで解説しています。

❷リーディングパート

リーディングパートは60分間です。文章3つと、文章に沿ったさまざまな形式の設問が40問出題されます。比較的長い文章が出題されるので、長文を読む集中力と文章の要点や趣旨を理解する能力が必要です。

リーディングの際に、特定の文章に時間をかけすぎないように時間配分を気をつけましょう。また、必要な情報を素早く探し出すスキルが求められるので、事前に練習をしておきましょう。

リーディング試験内容

  アカデミック ジェネラル
パッセージの数 3つ 3つ
文章の長さ 各750〜900語 短文2つ / 長文1つ
文章の内容 新聞、雑誌、本、専門誌から抜粋した学術的な内容 (図形、グラフ、イラストが使用される場合もあり) 1:日常生活関連の内容
2:仕事に関する内容
3:一般的な内容

設問の数(共通):13~14問/各パッセージ(=合計40問 /各試験 )
問題の種類(共通): 多項目選択式 / 短答式 / 文完成 /  段落論旨一致 / 要約・メモ・表・フローチャート完成 / 図表完成 / 見出選択  / 内容一致

アカデミックのリーディング対策について、IELTS超基本リーディング対策:スコアを短期間で上げる3つのコツで解説しています。ぜひ参考にご覧ください。

❸ライティングパート

ライティングパートでは60分で2つの英作文をします。ライティングパートでは時間制限内で規定の文字数を書くことが必須条件です。規定の文字数を下回る場合は、どんな文章を書いたとしても、良いスコアは期待できませんので、文字数を意識した練習をしておくことが大切です。一行に対して書く単語数を決めておくと全体の文字数がすぐわかるので、いいかもしれません。(例:一行10文字×15行=合計150文字)

ライティング試験内容

タスク アカデミック ジェネラル
Task1(150単語以上) チャート、グラフ、表、地図、
プロセスの説明など情報の要約と説明
与えらえた状況に関して
手紙を書く
Task2(250単語以上) 与えらえた論点や問題に対して自分の意見を述べる

アカデミックのライティング対策は、IELTSライティング対策と勉強法:Task1とTask2それぞれ解説で紹介しています。

❹スピーキングパート

スピーキングの試験時間は約11~14分で、試験内容や採点基準は、アカデミック版とジェネラル版で違いはありません。インタビューは全て録音されており、採点の際に使用されます。

IELTSは実践的で実用的な英語力を測るため、大学の講義や会社での会議などでも求められると予想される「日常での出来事を伝える」「自分の意見を述べる」「与えられたトピックに対して一貫性を持って話す」「説得力のある意見を述べる」などの能力を測定します。

試験内容に関しては以下の通りです。

スピーキング試験内容

Part1 自己紹介と受験者自身の家族や趣味などの話 (4~5分)
Part2 渡されるトピックカードを元に行う、最大2分間のスピーチ(1分間の準備時間)
スピーチの後に試験官からの1~2の質問あり(3~4分)
Part3 Part2で話したトピックに関しての質疑応答(4~5分)

スピーキングの対策は、IELTSスピーキング:スコアアップ対策とコツ!【問題例文・解答例付】で解説しています。

 

最後に

今回はIELTSの試験概要、採点方法、活用方法、試験内容までまとめました。皆さんのIELTS受験を心より応援しています!

オンライン英会話ベストティーチャーのIELTS対策コースでは、IELTSを共同運営するIDPが監修した『オリジナル問題』を使ってレッスンを受けられます。1ヶ月強でスピーキングスコア5.5から7.5にアップした実績も!無料で体験可能なのでまずはお気軽にお試しください。

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