
TOEFL iBTのスコアは130を超える国々の9,000以上の高等教育期間で利用できます。日本の大学においても、受験時にTOEFL iBTのスコアを利用できるところや、在学生の交換留学プログラムへの出願にTOEFL iBTのスコア提出をもとめるところなどが増えています。
目次
TOEFL iBT受験の目的
- 海外留学や研修のための英語力の証明
- 日本国内の一部の大学・大学院受験
- オーストラリア、イギリスの一部ビザの申請
TOEFL iBT運営団体
米国のEducational Testing Service : ETSが開発したテストです。
日本では、Council on International Educational Exchange (CIEE)が事務局になっています。
TOEFL iBTのテスト内容
- リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4つのセクションからなります。
- インターネットを介して英語で実施されるテストで、試験会場で1人1台のコンピューターを使って受験します。
- スピーキングセクションでは、マイクに向かって話し、音声が録音されます。
- 合計所要時間は約4時間30分です。
TOEFL iBTの評価方法/配点
合格、不合格はなく、0~120まで1点刻みのバンドスコアで結果が出ます。
リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングの各セクションごとに0〜30点の評価と、総合評価として各セクションの合計が出されます。
<スコアシートのイメージ>

TOEFL iBTのテスト会場と日程
- 試験は年間50回以上実施され、1月に複数回の受験をすることも可能です(ただし、受験日の感覚を12日間以上あける必要があります)。
- テスト会場により、テスト実施日が異なります。
- テスト会場はこちらで確認することができます。
TOEFL iBT:試験会場確認 | プロメトリック
TOEFL iBT(R)の受験料
受験料は国によって異なり、国内での通常料金は235ドルです。
通常料金 :テスト7日前まで 235ドル
申込締切日以降:テスト日の4日前まで)(オンライン) 275ドル
テスト日の前営業日17時まで(電話) (US235ドル+手数料40ドル)
申込後の変更 :申し込み済みのテスト日や会場の変更 60ドル
テスト日の4日前まで(オンライン・※電話)
※電話の場合、予約センターが非営業日の場合は直前の営業日まで
※2017年8月現在の情報です。詳細はTOEFL iBT テストの受験料でご確認ください。
TOEFL iBTの試験時間
計190〜240分
リーディング: 60〜80分
リスニング : 60〜90分
ライティング: 50分
スピーキング: 20分
TOEFL iBTの特徴
TOEFL iBTは帰国子女に有利
TOEFLはリスニング、スピーキング、リーディング、ライティングの力が同時に試される複合問題が多数出題されます。そのため、どのセクションでもリスニングの基礎力が必要とされます。ある程度リスニング力がある方にはおすすめの試験です。
TOEFL iBT受験のメリット
1.留学に有利
アメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダのほぼ全ての大学で利用できるため、英語圏への留学の選択肢が広がります。
2.国内大学、大学院入試でも活用できる
入試に英語の外部試験を取り入れている日本の大学・大学院では、TOEFLのスコアが利用できることが多いです。また、留学プログラムに参加するためのTOEFLのスコアの基準を設けている大学・大学院も多くあります。
3.アカデミックな英語力の向上
TOEFL iBT受験のための学習を通して、基礎的な英語からアカデミックな場で使える英語までを学べます。英字新聞や英語の雑誌を読む力、ニュースを聞き取る力、また、外国人と社会問題などに対して会話する能力が身につきます。
TOEFL iBT受験のデメリット
コンピュータによる試験
パソコン上で操作を行うので慣れが必要です。特にライティングテストに向けてはタイピングの練習が必要です。また、スピーキングは面接官とのテストのように質問を聞き返すことができないため、リスニング力が欠かせません。

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TOEFL iBT受験者の体験談
公式サイト
※本ページの情報は2015年6月現在のものです。詳細は上記の公式サイトでご確認ください。