留学ジャーナルカウンセラーに聞いた、留学に行く意味とは?

留学ジャーナルカウンセラーに聞いた、留学に行く意味とは?

株式会社留学ジャーナルは、1971年創業の留学エージェントです。留学情報の提供、留学手続きの代行、留学情報誌「留学ジャーナル」の発行などを主な事業としており、全国各地のカウンセリングセンターにて、留学に関する無料カウンセリングを行なっています。

今回は、東京の留学ジャーナルカウンセリングセンターに在籍されている留学カウンセラーの祭主絢子さんにインタビューしました。留学カウンセラーのお仕事、留学に必要な準備、帰国後の就職活動やキャリアなどについて、お話を伺いました。

留学カウンセラーのお仕事について

Q.留学カウンセラーはどのようなお仕事でしょうか?

留学に行きたい方が相談にいらっしゃるので、ご要望などを聞き、ベストなプランを提案していくお仕事です。

私自身もはじめての留学はエージェント会社を使いました。高校生でしたし、交換留学ではなかったので、どこに行けばよいかもわからない状態でした。そのような中、担当だったカウンセラーのお姉さんにオススメされた国に留学し、とてもよい経験をすることができたのです。今度は私も他の人の留学をサポートして、皆さんに素敵な人生を味わってもらいたいと思い、カウンセラーになりました。

Q.今までカウンセリングしたお客様の中で、印象に残っているケースはありますか?

私が留学ジャーナルに入社したばかりのとき、留学に行った3日後に身内にご不幸があったお客様がいました。すぐに帰国することになったのですが、せっかく頑張って行ったのに、この留学が辛い思い出になってしまったのではないかと心配でした。しかし翌年「去年完遂できなかったから、もう1度同じ学校に留学したい!」と戻って来てくださったのです。その方は当時高校1年生でしたが、高2、高3、大学生になってからも毎年相談に来てくださり、私が提案したプランで留学していきました。最初の留学が辛い思い出にならず、その後も留学に挑戦し続けてくれてよかったです。

Q.留学に行ってからのサポートもされるのでしょうか?

連絡があったら私達はいつでもサポートします。話を聞くことぐらいしかできないのですけど、連絡が来たらお話ししますし、私も頼られることは嫌いじゃないので(笑)。

あるとき、留学1年目の女の子から「留学先の大学をやめるか悩んでいる」とメールが送られて来たことがありました。国際電話をかけて「大丈夫?」と聞いたら「もう続けられないかもしれない!」と泣いていたので、励ますために「1年目が1番きついよね、私もそうだったからやめたくなる気持ちわかるよ。メンタル的にきつかったら一時帰国もあるし、やめるのはいつでもできるからね。」と伝えました。今ではその壁を乗り越えて大学に通っています。帰国するたびにお土産を持って遊びに来てくれたり、長い付き合いになる場合もありますね。

Q.留学の途中で心が折れてしまう人も多いのでしょうか?

実際に帰国される方は希ですが「心が折れそうです」の連絡はたまに入ります。でも皆さん、最終的には帰国せずにがんばられています。私も留学当初は英語ができず辛かったので、気持ちはわかります。長期留学はどうしても波があって大変な時期が訪れますが、諦めなければ絶対に楽しくなるし、乗り越えるとひとつ強くなれます。この先の人生、辛いこともあると思いますが「留学で最初辛かったときも頑張れたし、もう少し頑張ろう!」と思える糧にしてほしいです。

帰国後の皆さんの成長した姿を見るのは嬉しいですし「将来は祭主さんみたいになりたい」と言ってもらえたときは本当に嬉しかったです。「あのとき相談してよかった」と思ってもらえるように、これからもカウンセリングしていきたいです。

留学の目的について

Q.留学にはどのようなメリットがあるのでしょうか?

今は国際社会と言われていて、英語力が求められます。ですが個人的には、留学は英語力を伸ばすことよりも、視野が広がることが1番の魅力だと思います。世界には多種多様な人たちがいて、色々な人の話を聞き、たくさんの経験をすることで、日本にいるだけではできなかった考え方ができるようになったり、他人の目が気にならなくなったり、私が実際に行ってそうだったように、もっと自由でいられるようになる気がします。

Q.漠然と留学を考えている段階でも相談に乗っていただけますか?

もちろんです。まずは留学に行きたくなった”きっかけ”をお聞きします。語学力を伸ばしたい、海外の友達を作りたい、就活で有利になりたい、今しか行けない、ナイアガラの滝に行ってみたい、などなど。漠然とした情報をヒアリングしながら、語学以外のこともやりたいのか、どのような国や環境がよいかを探っていきます。

長期留学の場合は留学の種類がたくさんあります。大学生でしたら、語学学校に加えて学部聴講や専門学校に通う方もいます。学部聴講は単位をもらえる場合もありますが、大学によってシステムが異なります。今は各大学が交換留学に力を入れているので、交換留学と私費留学を悩む方も多いです。ただし、日本から大学のプログラムで行ってしまうと、結局大学の仲間と一緒に過ごしてしまい、新しく海外の友達を作らずに帰ってくるケースもあるので注意が必要です。

日本人同士でかたまってしまう問題はよくトピックに上がりますね。「日本人は留学に行っても英語力が上がらない」というのは、海外で日本人の友達と日本語で生活してしまうのが原因です。英語で生活していれば英語力は上がります。もし日本人同士で過ごしてしまうのが心配であれば、日本人の少ない留学先を選ぶことをオススメします。たまに「(日本人が多い)カナダのバンクーバーに行きたいけど、日本人とはつるみたくないです」という方もいるので、結局は自分次第ですね。

留学に関する悩み

Q.いまどきの留学希望者は他にどのような悩みをもっていますか?

「留学に行く意味はありますか?」という方は結構います。「英語の勉強は日本でもできるじゃないですか」とか「行って本当に英語ができるようになりますか?」とか。

行く意味があるのかという問いに対して、私は「自分次第ですよ」と答えています。意味があるのか、というか、留学に行ったことを意味があるものにするのは自分だよって。このアドバイスを受けてモチベーションを上げてくれる方もいます。「なんとなくみんな留学行ってるから行こうかなー」と考えていた方が、自分の行動を見直して、他人に話しかけたり、出不精にならずに色々な場所に行ったり、積極的に動けるようになります。

保護者の方からは「ホストファミリーにあたりはずれはないですか?」との質問をよくいただきます。それに対しては「留学生の受け入れ先の人たちは、慣れているので大丈夫ですが、慣れている分、手とり足とり何でもやってはくれません」とお伝えしています。ホストファミリーにもさまざまな人がいて、人種や年齢、子供がいる人もいれば、おじいちゃんもいる中で、自分からコミュニケーションを取ったり、こういう文化なのだと受け入れていけば、ホストファミリーがはずれだと思うことはないと話しています。

留学に必要な英語力について

Q.留学に必要な英語力の目安はどれくらいでしょうか?

基本的に、語学留学に英語力は必要ありません。先ほど言ったように、ホストファミリーも学生の受け入れに慣れているし、学校もレベル分けのテストで自分にあった英語のレベルで勉強できるし、町の人たちも優しいので道も教えてくれるし、という感じなので、語学留学に関しては英語力の心配は必要ないです。はじめての留学で不安な方には「ホストファミリーも学校の先生もわかってくれるから大丈夫ですよ」と案内しています。ただし、大学の学部聴講をしたいとか、専門学校に行きたいとか、英語を使って何かをしたい場合は一定の基準を超える英語力が必要になります。

Q.英語学習についてアドバイスされることはありますか?

海外の大学に行く場合は英語力を証明する試験のスコアが必要ですが、TOEICはほとんど使えず、IELTSやTOEFLのスコアが必要です。IELTSだと6.0、TOEFLだと61点くらいが目安とお伝えしています。勉強法のアドバイスはカウンセラーごとにさまざまですが、たとえばあまり机に向かって勉強するのが得意でないタイプの方には、英語の映画を英語字幕にして観たり、インターネットでその映画の英語のレビューを読むことをオススメしています。

「IELTSやTOEFLのスコアが足りずに留学できなかった」という方はいませんが、もともと希望していた学部聴講やエクステンション(公開講座)を受講するにはスコアが足りず、語学留学になってしまう方はたくさんいます。皆さん「語学留学だけじゃ….」とおっしゃるのですが、それがその時点での現実的な実力なのです。実際、現地の授業を受けるにはそれ相当の英語力が必要で、英語がわからなかったら授業についていけませんからね。

学部聴講は大学の一定以上のGPA(学業成績)と英語力が必要なので、選考漏れしてしまう方もいます。英語力はあるけど、大学の成績が足りずに留学を諦めようとしている方は、私たちのような留学エージェントを使えばGPAがそこまで高くなくても行けるチャンスはありますよ!

Q.留学に行くまでに「これだけは英語で言えたほうがよい」ということはありますか?

学部聴講を受ける予定であればIELTSなどの勉強も大事ですが、語学留学だったら身の回りのことを英語で説明できるようにしておくとよいですね。海外に行くと日本について聞かれる機会が多く「日本ってどういうところ?」はもちろん「日本人はどう思っているの?」など、こちらが日本人代表かのような意見を聞いてくる人もいます。政治的なことや宗教的なことも結構聞かれます。

私が高校生で留学した時期は、日本の総理大臣が頻繁に代わっていたので、海外の人から「どうして日本はそんなに総理大臣が代わるの?」と聞かれました。あと「日本人はどういう宗教に入っているの?」という質問は普通に聞かれたりします。日本人は特定の宗教に入っていない人が多いのでなかなか説明しづらいかもしれませんが、海外の人たちにとって、クリスマスもお盆もお正月もお祝いする日本の文化は不思議だそうで、よく質問されます。

日本のことを英語で説明できると、あまりバカっぽくならないというか(笑)。海外の人の多くは、自分の国のことをちゃんと知っています。自分の国の基本的なことも説明できないと「コイツ大丈夫か」みたいな感じになっちゃうんです(笑)。たとえば日本の人口が1億2~3000万人と、日本語だとスッと言えますが、英語で言えないと「自分の国の人口もわからない人」という印象になってしまいます。

他にも例をあげると、家族について話す際”サラリーマン”は和製英語なので通じません。お父さんのお仕事は?と聞かれて”サラリーマン”と言うと、もう永遠に話がこじれちゃいます(笑)。自分の家族について英語で説明できるように練習しておくとよいと思います。

留学後のキャリアについて

Q.留学後、就職活動への影響が心配な人も多いですか?

留学で卒業が1年間遅れることを心配する方はいますが、就職活動がずれることについてはそこまで気に病む必要はないです。私自身もアメリカの大学から24歳で帰国しましたが、就活で困った覚えもないですし。弊社のキャリアカウンセラーによると、英語が喋れない22歳よりも英語が喋れる23歳のほうが企業にとって魅力的だと言っています。

大学3~4年生で休学して留学する方は、就職活動に合わせて帰国のタイミングの計画を立てます。また、どのような業界を希望しているのかも聞きます。外資、メディア、マスコミ系希望の場合は、就活開始時期が早いので「スケジュールをすり合わせて春休みから行こうか」などと相談します。と言っても、ほとんどの方は留学前に進路が決まっておらず、帰国後に就職活動を始めます。私のお客様だと、航空関係や空港系、外資系など、英語を使う仕事をされている方が多い印象です。

皆さん1年くらい行くと結構英語ができるようになって帰って来ます。弊社では帰国者パーティーがあって、英語で自己紹介してもらうと、ペラペラの人たちがいっぱいます。英語力をこれほど伸ばしてこられたんだと嬉しく感じますし、就職活動にも活かせるのかなと思います。

これから留学へ行く人へメッセージをお願いします!

私自身、留学に行ったことで世界を近くに感じられるようになりました。英語も使えた方が便利ですし、考え方も自由になれると思います。新しいチャレンジを恐れないで、世界に飛び立ってもらいたいです。

まとめ

今回インタビューした祭主さんはとてもフレンドリーで、その面倒見の良さを活かして、数々の留学生をサポートされてきたことが伺えました。留学は、行ってからも行く前もとても不安かと思います。祭主さんのような留学カウンセラーさんに相談して不安を解消できれば、留学中に本来やるべきことに集中できると思うので、相談ができる場があることはとてもよいなと感じました。

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