セミコロン(;)とコロン(:)の違い、使い方を徹底解説

セミコロンとコロン

英語の句読点(punctuation)には
カンマ( , )
ピリオド( . )
セミコロン(;)
コロン(:)
ダッシュ( − )
クォーテーションマーク(“ ”)
など英語特有のものがあります。

英語の句読点は、TOEFL、IELTS、英検®︎、TOEIC、など英語4技能試験の英文でも見かけますが、その役割や使い方をしっかりと意識できていますか?単なる記号という以上に、英語を理解する上で重要な働きをしています。

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本記事では、コロン(:)とセミコロン(;)の使い方を見ていきましょう。

完全な文(Independent Clause)、不完全な文(Dependent Clause)とは

コロンとセミコロンを説明する前に覚えて欲しいことがあります。それは、英語には完全文(Independent Clause)と不完全文(Dependent Clause)があるということです。

「完全文」は主語と動詞があり、文自体で成り立つことができます。その一方で「不完全文」は、文自体で成り立つことができません。

【例】I like candy because it is sweet.

前半の”I like candy.”は完全文、後半の”because it is sweet.” は不完全文です。

コロン(:)の前の文に関するルール

コロン

文章の後にコロンをつける場合、コロンの前の文章は完全文である必要があります。

【例】She likes listening to many different types of music: jazz, classic, J-pop, and K-pop.

コロン(:)の使い方4つ

例示、補足説明、引用、強調

①例示

コロン(:)の後で、前述した内容の例をリストとしてあげる使い方です。箇条書きのようなスッキリとした文章を書くことができます。

【例】She likes listening to many different types of music: jazz, classic, J-pop, and K-pop.

コロン(:)の前は「彼女はさまざまな種類の音楽を聞くことが好きです。」

コロン(:)の後は「(さまざまな種類の音楽とは、)ジャズ、クラシック、J-pop、K-pop」

②補足説明

コロン(:)の後で、前述した内容について補足情報を付け加えます。

【例】She likes listening to music for the following reasons: it makes her happy, allows her to relax, and helps her to focus.

コロン(:)の前は「彼女は以下の理由で音楽を聞くことが好きです。」

コロン(:)の後は「 (以下の理由とは、)幸せにしてくれるから、寝る前に落ち着かせてくれるから、集中力の助けになる、から」

③引用

コロン(:)の前文に登場する主語のセリフを挿入する際に用います。コロンを使用してセリフを挿入することにより、文全体をスッキリとさせる事ができます。

【例】Her father always talks about practice methods when she practices the piano:” Pay attention to the details!”

コロン(:)の前は「彼女の父は、彼女がピアノの練習の仕方をいつも言い聞かせる。」

コロン(:)の後は「細部にも注意を払うように!」

④強調

コロン(:)を使用することにより、コロンの後に記述した内容を強調することができます。

【例】Only one student from the school has been nominated for the piano award: me.

コロン(:)の前は「その学校からたったの1人だけピアノアワードにノミネートされました。」

コロン(:)の後は「私です。」

正しく使われているかチェック

コロン(:)の間違った使用でよくあるのが、コロンの前の文が不完全な文になっていることです。コロンの前に挿入できるのは完全な文だけなので、しっかりチェックしましょう。

【正しい例】She likes listening to many different types of music: jazz, rock, classic, J-pop, and K-pop.

コロン(:)の前の”She likes listening to music for the following reasons.” だけで意味が通じます。

【間違った例】She likes listening to many different types of music such as: jazz, rock, classic, J-pop, and K-pop.

コロン(:)の前の”She likes listening to many different types of music such as.”は不完全な文です。

上記の場合は、コロン(:)を使うのではなく、

She likes listening to many different types of music such as jazz, rock, classic, J-pop, and K-pop.

が正しいです。

セミコロン(;)の前後の文に関する2つルール

コロンの場合は「前文が完全文である」ことが条件で、コロンの後は不完全文でもよかったのす。一方セミコロンの場合は前後がともに完全文でなければなりません。

そして、セミコロンの後の文は前の文に対して、並列もしくは相反する情報を挿入することになっています。

セミコロン(;)の使い方2つ

関係ある2つの文をつなぐ、接続詞の役割をする

①関係のある2文を繋ぐセミコロン

セミコロン(;)の前後の文は、同じトピックについて述べられている必要があります。

【正しい例】Playing the piano once made me bored; now it makes me happy.

セミコロン(;)前後の文は同じトピックについて述べられています。上記の場合は「ピアノを弾くこと」です。この場合は2つの完全文をセミコロンで繋ぐことができます。

【間違った例】Playing the piano makes me happy; I drink a cup of coffee every day.

セミコロン(;)前後の文に関係性がありません。この場合は2つの完全文をセミコロンで繋ぐことができません。

②接続詞の役割をするセミコロン

セミコロン(;)は接続詞の代わり、もしくは接続詞と共に使用することができます。

【例】3つの例文は同じ意味です。

① She has dedicated her life to becoming a pianist, therefore, now she is one of the leading pianists in Japan.
セミコロン(;)は使わず、接続詞”therefore”の前にカンマ( , )が入っています。

② She has dedicated her life to becoming a pianist; now she is one of the leading pianists in Japan.
“therefore”がセミコロン(;)に置き換わっています。

③ She has dedicated her life to becoming a pianist; therefore, now she is one of the leading pianists in Japan.
セミコロン(;)と”therefore”両方を入れることもできます。

他にも、however, moreover, furthermore, nevertheless, accordingly, instead, consequently、などに対してセミコロン(;)は同じ使い方ができます。

セミコロン(;)とセットで使えない単語に注意!

セミコロン(;)は2つの完全な文を繋げますが、セミコロンとセットで使えない単語もあります。

and, but, for, nor, or, so, yet
の前にはセミコロン(;)ではなくカンマ( , )を入れます。

【間違った例】After years of practices, playing the piano turned into part of her life; and it will remain unchanged.

最後に

セミコロンやコロンの後には重要な情報が隠されています。接続詞として使われることもあるセミコロンは文章の流れを正確に掴むのに役立ちます。使い方をしっかりと把握しておきましょう!

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