【最新情報】TOEFL Essentialsとは?特徴やメリットを解説!

TOEFLを運営するETSは、昨今の言語学習環境の変化に対応するため、新しく「TOEFL Essentials」の提供を開始します。「TOEFL Essentials」は自宅のパソコンからオンラインで受験するタイプの英語4技能試験です。

既に2021年6月より「TOEFL Essentials」の受験予約が開始しており、実際の試験提供開始は8月21日からです。

本記事では「TOEFL Essentials」の概要についてまとめました。留学、海外インターン、海外移住などに興味がある方は必見です!

TOEFL iBTとTOEFL Essentialsの違い

TOEFL iBT、TOEFL Essentialsは共に英語4技能(リスニング、リーディング、スピーキング、ライティング)試験です。両テストの特徴の違いを以下の表にまとめました。

※料金は日本から受験した場合です。TOEFLは地域によって受験料が変わります。

特徴TOEFL iBTTOEFL Essentials
料金$245$110
時間3時間1〜1時間30分
受験場所自宅/テストセンター自宅

※受験にはパソコンが必要です。パソコン以外のデバイスからは受験できません。
測定する英語100% アカデミック英語

アカデミックな題材を扱ってコミュニケーションを取るための英語力を測る
50% アカデミック英語
50% 日常英語

アカデミックな場面と日常の場面、両方で使う基礎的な英語力を測る
対象留学などを念頭に、英語学習に意欲的に取り組みたい人向け試験の質とともに便利さを重視する人向け
課題長く、相互関連のある課題を深く取り扱う短く、テンポの速いの課題を幅広く取り扱う
CEFRB1 〜 C2A1 〜 C2
形式受験者の正解/不正解によって出題が変化しない受験者の正解/不正解によって出題が変化する「多段階アダプティブ形式

TOEFL Essentialsのメリット①
より正確な「英語力の証明」が手に入る

TOEFL iBTとTOEFL Essentialsの最も大きな違いは、TOEFL Essentialsが「多段階アダプティブ形式」という点です。「多段階アダプティブ形式」では、受験者の解答によって出題の難易度が変わるしくみになっています(リーディング、リスニング、ライティングのみ)。

【例】

平均的な難易度の問題から解答スタート

正解率が高い場合

問題が難しくなる

正解率が下がった場合

問題が簡単になる

「多段階アダプティブ形式」で1人ひとりの英語力に合わせた問題を出すことで、受験者の英語力をより正確に最終スコアに反映することができます。

TOEFL Essentialsのメリット②
スコアと一緒に自己PR動画を提出できる

TOEFL Essentialsのもう1つの大きな特徴は、試験の最後に”personal video statement”というスコアに影響しない「自己PR」を撮影する時間があることです。

海外の大学などにスコアを提出する際、大学側はこの自己PRビデオを見ることができます。自分がどのようなことに興味をもっているか、何を学びたいかなどを英語でアピールするチャンスです。ぜひ有効活用してください。

TOEFL Essentialsのメリット③
TOEFL iBTより安く、短い時間で受験できる

いずれの試験もしっかりと対策をする必要がありますが、より気軽に受けられるのはTOEFL Essentialsのメリットです。

TOEFL iBTの受験料が$245なのに対して、TOEFL Essentialsは$110と半額以下です。試験時間はTOEFL iBTが3時間、TOEFL Essentialsが1〜1時間30分なので、TOEFL Essentialsは約半分の時間で受けることができます。

TOEFL Essentialsの試験概要

TOEFL Essentialsの基本的な概要をまとめました。

リスニング

試験時間:21〜34分

問題数:30〜45問

パート1. Listen and Reply
約3秒の音声を聞き、4択問題から正しい解答を選ぶ。

パート2. Listen to a Conversation
10〜20秒の会話を聞き、4択問題から正しい解答を選ぶ。

パート3. Academic Listening: Announcements
約30秒の音声を聞き、4択問題から正しい解答を選ぶ。

パート4. Academic Listening: Talks
約90秒の音声を聞き、4択問題から正しい解答を選ぶ。

リーディング

試験時間:22〜33分

問題数:30〜45問

パート1. Vocabulary
表示される単語と最も意味の近い単語を4択から選ぶ。

パート2. General Reading: Daily Life
15〜150単語の日常的な文章(ポスター、メニュー、SNSの投稿、ニュース記事など)を読み、4択問題から正しい解答を選ぶ。

パート3. Academic Reading: Tables
表の中に書かれた50〜85単語のアカデミックな文章を読み、3択問題(True, False, Not Stated)から正しい解答を選ぶ。

パート4. Academic Reading: Passages
科学、歴史、ビジネスなどに関する約200単語のアカデミックパッセージを読み、さまざまなタイプの問題に答える。

⦅問題の種類⦆
・内容関連
・ボキャブラリー
・言い換え(パラフレーズ)
・推論
・空欄補充 など

ライティング

試験時間:24〜30分

問題数:15〜19問

パート1. Build a Sentence
いわゆる語順の並び替え問題。空欄の数より単語の数が多い場合もある。

パート2. Write an Email
7分間でお題に対するEメールを書く(レストランの感想、施設の問題解決に向けた案、など)。

パート3. Describe a Photo
SNSで友達に向けて投稿する写真について説明文を書く。

パート4. Write for an Academic Discussion
オンラインクラスのディスカッションのため、10分間で約100単語の英作文を書く。画面上の教授や他の学生の意見を参考に、自分の意見やその理由を述べる。

スピーキング

試験時間:13分

問題数:19問

パート1. Read Aloud
表示された会話文を音読する。受験者の声は録音される。

パート2. Listen and Repeat
約10秒の音声を聞き、聞いた内容をそのままリピートする。

パート3. Virtual Interview
録画されたインタビュアーの映像が流れる。インタビュアーから、受験者の経験や意見に関する5つの質問が出題され、それに答える。

TOEFL iBTとTOEFL Essentialsのどちらを受けるべき?

TOEFL iBTとTOEFL Essentialsのどちらを受けるかで迷っている人は、自分の将来の目標や試験形式の好みを判断材料にしてみてください。以下に基本的な判断材料の例を挙げました。

▼こんな人はTOEFL iBTがおすすめ!

■試験時間が長くても平気

■1つの題材について深く理解する問題を解きたい

■今年(2021年)中に留学したい

■大学進学が目的

▼こんな人はTOEFL Essentialsがおすすめ!

■試験時間は短い方がいい

■幅広い題材でたくさんの問題を解きたい

■2022年以降に留学したい

■語学学校やワーキングホリデーなど、大学進学以外の目的も視野に入れている

TOEFL Essentialsのスコアは留学に使える?

TOEFL Essentialsは新しい試験のため、スコアを使ってどの大学・機関に進学できるかなどの詳しい情報はまだ発表されていません。新しい試験であるがゆえに、TOEFL Essentialsを受けるかどうかは個人の判断に委ねられています。*2021年8月時点

アメリカ合衆国、カナダ、イギリスの大学・機関の90%は「TOEFL Essentialsのスコアを2022年から条件として認める」と報告しているため、2022年までは様子を見ることも1つの方法です。ただし、今年(2021年)中に留学に行きたい人は、今まで通りTOEFL iBT対策に集中する方が現段階では無難かと思われます。

どちらのTOEFLを受けるにしても、近い将来追加情報が出てくるまでは、各自しっかりと英語学習を続ける必要があります。

TOEFL Essentialsの無料サンプルテストが受けられる

TOEFL Essentialsの提供はまだ始まっておりませんが、ETSの公式Webサイトでは無料のサンプルテスト3回分を受けることができます。TOEFL Essentialsに少しでも興味がある方は、まずはぜひ無料のサンプルテストをお試しください。

最後に

TOEFL Essentialsの概要はおさえられましたか?まだ試験の提供が始まっておりませんが、本記事では現段階でわかることをまとめました。

「教えてジェイソン先生」シリーズでは、TOEFL Essentialsのサンプルテストを受けてみた感想を話し合いました!▼詳しくはこちら

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