IELTS超基本リーディング対策:スコアを短期間で上げる3つのコツ

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IELTSのリーディングパートは、リスニングパートとならび日本人の得点源だといわれています。とはいえ、文法も語彙も難しい学術的な記事を1時間で3つも読まなければならず、6.0以上の高得点をとるにはある程度の練習が必要です。

そこで今回は、IELTSの学習を始めたばかりの皆さんでも短期間でリーディングのスコアを上げられる3つの工夫を、設問の種類ごとにご紹介していきます。※試験概要は2015年8月時点のものです。

〜目次〜
1.文章に印をつけながら読む
2. 段落論旨一致問題は、段落の最初と最後の文をしっかり読む
3. TRUE / FALSE / NOT GIVENの違い
IELTSオススメ対策法紹介

1. 文章に印をつけながら読む

チェック IELTS

必ず設問を先に読んでから、パッセージを読み進めてください。IELTSリーディングで頻出なのは「誰が何をしたか」「いつ何が起きたか」などの内容一致問題です。

設問で問われている内容に印をつけながらパッセージを読み進めることで、正答率UPと時間の節約に繋がります。

たとえば設問に “Willms and Somers”というキーワードがあった場合、パッセージを読み進めて”Willms and Somers”が出てきたら、すかさず線を引きましょう。以下文章では太字になっています。

(前略)

OECD (2014b) also points out that the impact of parental socio-economic status on the educational attainments of subsequent generations still remains strong. Amongst those who have a tertiary qualification in the age group between 25 and 34, 65% have at least one parent with a tertiary qualification, whereas 23% do not have parents with a tertiary qualification. Willms and Somers (2001) and Woessmann (2004) also find a strong correlation between student performance and their family backgrounds. Students from the lower economic class tend to perform lower than students from higher economic backgrounds. Consequently, this extension of inequality does not end within a single generation; the level of social inequality of subsequent generations is firmly underpinned by the disparity in the educational attainments of their parental generations (Blanden, Gregg and Machin, 2005).

(後略)

人物の名前に印をつけておくと、後から該当部分を探してしまうようなリスクを減らすことができます。

また、重大な出来事の名前、時を示す表現(年号など)にも印をつけていくといいでしょう。実際の試験では、

・人物はマルで囲む
・出来事の名前は四角で囲む
・時を表す表現には下線を引く

など、カテゴリごとに印の種類を使い分けてもよいですね。

2. 段落論旨一致問題は、段落の最初と最後の文をしっかり読む

IELTS 教育

段落論旨一致問題とは、いくつかある選択肢の中からその段落の論旨を選ぶ問題です。

段落論旨一致問題を解くコツは、段落の最初と最後をしっかり読むことです。英語の文章では、段落の最初にその段落の論旨を述べ、段落の最後で再度論旨を繰り返して述べることが多いです。段落の中を注意して読むよりは、最初と最後の文章に注目して読むことが正答率UPと時間の節約に繋がります。

たとえば、以下の選択肢があったとしましょう。

「教育の普及が社会的・経済的不平等の解消には必ずしも結びつくわけではない」この趣旨の段落は、上の英文の【A】、【B】のどちらでしょうか?

段落【A】最初の文
“However, recent data show that the expansion of education does not necessarily lead to a more equal society.”

段落【A】最後の文
“In other words, although an increasing number of young people have access to education, intergenerational mobility in education is slowing.”

どちらの文章も「教育の普及が必ずしも平等を促進するわけではない」ことを主張していますね。最初と最後の間に書かれた文は、主張をサポートするためのデータにあたります。このタイプの設問では、各段落の中間部分はさっと流し読みし、最初と最後の文をしっかり読むようにしましょう。

一方で段落【B】最初の文は、
“OECD (2014b) also points out that the impact of parental socio-economic status on the educational attainments of subsequent generations still remains strong.”

そして段落【B】最後の文は、
“Consequently, this extension of inequality does not end within a single generation; the level of social inequality of subsequent generations is firmly underpinned by the disparity in the educational attainments of their parental generations.”

段落【B】は「親世代の不平等がいかに子供世代の不平等に影響しているか」が論旨として書かれています。

ということで例題「教育の普及が社会的・経済的不平等の解消には必ずしも結びつくわけではない」により合致するのは段落【A】ということになります。

3. TRUE / FALSE / NOT GIVENの違いとは?

IELTS リーディング

問題では、TRUEとFALSEの区別は簡単につくものの、FALSEとNOT GIVENの区別がつきにくいことがよくあります。今一度、違いを確認しておきましょう。

TRUE→文中にTRUEとなる根拠がある
FALSE→文中にFALSEとなる根拠がある
NOT GIVEN→文中に記載がない

先ほど読んだ【A】と【B】の段落を思い出しながら以下の設問で考えてみましょう。

「教育が充実している国では社会的・経済的格差が小さい」
これは、 TRUE / FALSE / NOT GIVEN のうちどれでしょうか。

今まで「必ずしも教育が平等を促進するわけではない」ということを言ってきていたので、答えは FALSE だと思ってしまった方も多い間もしれません。

しかし、正解は NOT GIVEN です。パッセージでは国家間の比較に関してはどこにも書かれておらず、教育の普及と社会的・経済的不平等の国際比較はできないからです。このように、一見して記事の論旨とは確かに合致しているようでも、実はそんなことどこにも書いないというのが NOT GIVEN となることが多々あります。

まとめ

IELTSのリーディングで継続的に6.0以上の高スコアを出すためにはいくつかのポイントをおさえておくことが必要です。本記事で紹介したコツは数回の練習すれば身につくかと思います。なるべく早くリーディングセクションを得点源にできるようにしましょう。

ちなみに今回の記事で紹介した英文は、筆者が去年イギリスの大学院で社会政策学を学んでいた際に書いた論文の一部です(笑) 必ずしも洗練された文章ではありませんが、「海外に留学に行ったら、これくらいのレベルの英文を書くんだ~」という目安にしてみてください。

《参照》
・Blanden, J., Gregg, P. and Machin, S. (2005). Intergenerational Mobility in Europe and North America. London: London School of Economics, Centre for Economic Performance.
・OECD (2014a). Education at a glance 2014, OECD Indicators 2014, Paris.
・OECD (2014b). PISA in Focus: Are disadvantaged students more likely to repeat grades?
http://www.oecd.org/pisa/pisaproducts/pisainfocus/pisa-in-focus-n43-%28eng%29-finalpd
・Willms, J. D. and Somer, M. A. (2001). Family, classroom, and school effects on children’s educational outcomes in Latin America. School effectiveness and school improvement, 12(4), 409-445.
・Woessmann, L. (2004). How equal are educational opportunities? Family background and student achievement in Europe and the US. Discussion Paper No.1284, IZA.

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