学生必見!英語力が年収や昇進と関係するって本当?

みなさんは将来どのような仕事に就きたいですか?まだ具体的なイメージができていない人でも、「給料が高い仕事に就きたい」「会社で働くなら昇進して多くの部下を束ねたい」など、なんとなく願望があると思います。気が早いですが、人事担当者が給料や昇進を決める際に重視するポイントには、どのようなものがあるのでしょうか。リーダーシップ、人望、人脈、行動力…英語力?!ということで、今回は4skillsらしく、英語力という観点から年収格差と昇進について考えていきます。就職まで時間がある皆さんも、これを読むと英語のモチベーションが上がるかもしれません!

英語力での年収格差は本当にある?

まずは年収格差について掘り下げてみましょう。本当に英語力で年収に差がついてしまうのか、気になりますね。ここで、一つのアンケート結果を見てみます。テンナイン・コミュニケーションが昨年の7月15日~21日にWebサイト上で実施したもので、調査の対象は部下の人事評価、または人事に関わっている一般企業の経営者・役員および会社員200名です。

年収格差円グラフ
「はい」と「いいえ」が約半分ずつという結果になりましたが、「はい」と答えた割合を企業区分別に見てみましょう。
企業区分別
これを見ると、外資系企業において年収格差を感じている人が多いことが分かります。外資系の企業と言えど、日本国内の社員は日本人が多いです。しかし、本社や各国の支店では外国人が働いていますので、各支店の担当者と連絡を取り合う時は当然英語を使いますね。英語が出来ないと業務に支障が出ることは明らかです。外資系企業を志望し、入社する社員には留学経験者や帰国子女といった、英語力に秀でている人が多いので、そうでない人にとっては不利な環境であるようです。また、年収格差の規模についても、日系企業においては「1.3倍程度」と感じている人が多いのに対し、外資系企業では「1.5倍程度」と答える人が多く、外資系企業の方が英語力によって開く年収の差が大きいと感じている人が多いという結果が出ています。

昇進についても…

英語力による年収格差は存在し、特に外資系企業においてその傾向は顕著であることが分かりましたが、昇進についてはどうでしょうか。
プレゼンテーション14
このように、年収格差を感じた割合とほぼ変わらず、外資系企業において英語力が昇進に関係していると答えた人が多いです。さらに、昇進に格差が出始める時期として、「20代から」と回答した人の割合が、外資系企業では3割程度であったのに対し、日系企業では1割に満たなかったことから、外資系企業では早期から英語力によって昇進に差が出てしまうことが分かりました。

以上のことから、「英語力によって年収や昇進に差が出る」という仮説は、違うとは言い切れません。特に外資系企業への就職を考えている方は、使える英語を身につける努力をするべきです。また、英語力を重視する考え方が徐々に広まっている時代ですから、今は英語力があまり重視されていない企業でも、いつ英語が本格的に必要になってくるか分かりません。就職まで時間があるうちに今後ますます大切になってくる英語力を鍛えておくに越したことはありませんね。

出典:テンナイン・コミュニケーション

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