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受験者インタビュー

IELTS対策と留学先の授業で英作文の苦手を克服!イギリス留学体験談

2015.09.03

侭田 拓也(ままだ たくや)さんは立教大学経済学部を卒業後、2014年9月から2015年8月まで、スコットランドにあるエディンバラ大学の大学院で社会政策学を学んでいらっしゃいました。今日は侭田さんがイギリス大学院進学に至った経緯、オススメIELTS対策法、そして海外での大学院の授業や課題を乗り切るための英語勉強法について、お話をうかがっていきます。

侭田さん

– 今回のアウトライン –

1. イギリスの大学院進学を決めた経緯

2. 入学要件を満たすための英語勉強法

3. 授業と課題を乗り切るための英語勉強法 

1. イギリスの大学院進学を決めた経緯

Q.1 どうしてイギリスの大学院に進学しようと思ったのですか?

大学3年生の時、所属していたゼミの先生に「大学院への進学を考えたらどうだ?」と言われたことがきっかけです。当時、周りの友人の多くが就職活動や公務員試験対策をしていた中、僕も当然のように就職活動をしていました。その言葉をきっかけに「研究を通じて世の中を良くしていくことができるかもしれない」と考えるようになり、就職活動を中断して大学院進学のための準備をはじめました。

どうしてイギリスの大学院に決めたかというと、僕の専門である社会政策学の研究が進んでいたからです。ゼミの先生としてはそのまま日本の大学院に進んで欲しかったようですが、「いつかは国際機関で働きたい…!!」という強い想いがあったため、せっかくなら英語力も身につき国際的な人脈が築けるであろう海外の大学院に進学したいと考えるようになりました。高校生の時に1年間アメリカに住んでいたこともあって、「もう1度海外へ!!」という海外に対する強い憧れもありました。

Q.2 志望校はどのようにして決めましたか?

僕は社会政策のなかでも特に雇用政策に興味を持っていたので、その分野を中心に学べるコースを持つ大学院を徹底的に調べました。すると候補に上がってきたのがエディンバラ大学・マンチェスター大学・バース大学・UCLなどでしたが、とりわけ伝統と歴史のあるエディンバラ大学に憧れを持つようになりました。しかもスコットランドの独立をめぐる住民投票などもその年に控えていたため、エディンバラ大学に行けばそういった歴史的瞬間に立ち会えるということに魅力を感じていました。

スコットランド独立

スコットランドの独立を支持する市民が運転するトラック。

 

Q.3 どのように大学院進学への準備をはじめましたか?

イギリスの大学院に出願する際にはパーソナルステイトメントという「志望動機書」と、自分をよく知る大学の先生に書いてもらう「推薦状」が必要でしたので、その準備から始めていきました。

志望動機書ではオリジナリティーを出すため、就職活動の時よりも自己分析や大学研究を熱心に行いましたね。友人や先生にも協力してもらいながら、「そもそもどうして雇用政策に興味があるのか」、「なぜそのコースに進学したいのか」、「卒業後はどうしたいのか」ということがより良く伝わるような表現・構成を追求していきました。

推薦状に関しては、そもそも大学院への進学を提案してくれたのがゼミの先生だった上、その先生と友好な人間関係を築いていたおかげで割とすんなり用意することができました。

結果、第一志望だったエディンバラ大学から合格をいただくことができました。

2. 入学要件を満たすための英語勉強法

Q.1 エディンバラ大学の入学英語能力要件について教えてください。

僕が大学院を受験した年(2014年度)から、TOEFLがイギリスの教育機関へ留学・進学する場合の英語能力証明として使えなり、イギリスへの留学ということに関してはIELTSが主要な英語能力証明試験になりました。僕の希望のコースはIELTSで各モジュールの最低スコアが6.0で、Overallで7.0以上を取得することが入学要件として定められていました。

Q.2 はじめてIELTSを受けた時の結果はいかがでしたか?

IELTSは大学卒業直前の3月に受験しました。リーディングは7.5・リスニングは7.0・ライティングが5.0・スピーキングが5.5という、日本の英語教育を反映するようなスコアでした。高校生の時に1年間アメリカに住んでいたこともあって英語に関しては自信があったのですが、その自信は脆くも崩壊しました。

そのスコアが届いた日から、ライティングとスピーキングのスコアを上げるために猛勉強をはじめました。

Q.3 どのようにIELTS対策を進めていきましたか?

リーディングの出題記事の多くが”The Economist”や”Nature”などの雑誌記事からの転用ということを知ったので、僕は”The Economist”の購読を始めて毎日最低1つの記事を読むことを習慣づけました。僕自身が興味がある社会政策や政治に関する記事だけではなく、頻出の出題分野である自然科学や科学技術に関連する記事も少なくとも1日おきに読むようにしていました。

リスニングは”BBC”が無料で配信している“6 Minute English”というPodcastを使って勉強しました。イギリス英語に慣れるという点に加え、扱われるトピックがIELTSのリスニングで出題されそうな内容が多いことがこのPodcastの大きなメリットです。例えばある時は「交通手段として自転車が見直されてきている」というトピックが放送され、それをヒントに公共交通機関発展の歴史がテーマだった講義形式のリスニング問題に対応できたことがありました。

また、”6 Minute English”は再生速度が設定できるということもメリットです。実際の速度はIELTSのリスニングよりもやや遅めで、1.5倍速くらいが実際の速度に近いスピードだと思います。僕自身、2倍速で聞き取れるようになった頃には、IELTSのリスニングにはほぼ問題なく対応できるようになっていました。

スピーキングはアメリカ人の友人に協力してもらって、模擬練習をたくさん行いました。特に特別な表現を覚えたりテクニックを身につけるということはせず、何度も何度も練習して試験の形式に慣れていくことを心がけました。ここでのやり取りは録音しておいて、後でそれを聞きなおして「ここはこんなふうに表現した方がよかったな」、「ここの発音が聞き取りにくかったな」ということを確認していきました。そうしているうち、試験本番では面接官と会話を楽しむくらいの余裕を持ってスピーキング試験を終えることができました。

Q.4 ライティングの勉強で工夫した点を教えてください。

最大の難関だったライティングに関しては、最初はIELTSの参考書にある模範解答を丸暗記しながら鍵となる単語や表現を覚えていきました。しかし、この方法ではスコアを上げることができませんでした。丸暗記しただけでは、同じようなトピックで出題された時にはその丸暗記で対応できたとしても、そうでない場合の実践で使うことができなかったのです。これではいけないということで、「実践で使えるための勉強法」を模索していきました。

そんな時に出会ったのが、”Cambridge University Press”から出版されている“Academic Vocabulary in Use”でした。この参考書は特にIELTS対策の本というわけではないのですが、アカデミック英語で使われる鍵となる単語や表現をどのように実践で使っていかばいいかということが詳しく書かれていたのでとても役に立ちました。IELTSライティングで悩んでいる方がいたら、ぜひお手にとってもらいたいオススメの1冊です。

この参考書を2~3回まわしてライティングの基礎を身につけた後にIELTS参考書の例題に挑戦してみると、手が自然に動いてしまうほどスラスラ書けるようになりました。最終的にライティングは4モジュールのなかでリーディングとならび最も得意なモジュールとなり、最終的にスコア7.5をとれるようになりました。

IELTS参考書

侭田さんが実際に使用していたテキスト

3. 授業と課題を乗り切るための英語勉強法 

Q.1 入学してすぐ後のころの侭田さんの英語力は授業・課題で通用しましたか?

すぐに通用したのはリスニングくらいでしたね。入学してからの1ヶ月間くらいは、大量の予習・復習のための文献をうまく処理できず徹夜して課題図書と格闘したりしていましたし、授業中は他の生徒たちの勢いにのまれてなかなか発言できないことも多々ありました。ライティングに関しては、おそらく他の生徒の3倍くらいの時間をかけてエッセイを書いていました。特にライティングに関してはIELTSで最終的にスコア7.5をとれたという自信があったのにも関わらず実践で全く太刀打ちできなかったので、課題を投げ出してしまいたいと思ったことも何度もありました。しかし、書いているうちに段々と語彙力や表現の幅が広がっていっていることが実感できたので、なんとか乗り切ることができました。

Q.2 現地ではどのように英語力を伸ばしていきましたか?

授業中になかなか発言・質問できない状態が1ヶ月ほど続いた頃、授業中に「日本政府の借金について日本人はどう思ってるんだろう?」ということになり、クラスでただ1人の日本人だった僕が発言せざるをえない状態になったことがありました。下手な英語だったと推測しますが、先生やクラスメイトが熱心に耳を傾けてくれ、しかも僕の発言に対してさらなる質問をしてくれたりと、僕の話に興味を持ってくれていることに嬉しくなりました。その時から気持ちが楽になり、その後からは授業中に遠慮することなく発言できるようになりました。

 

クラスメイトたちと

クラスメイトたちと。手前中央が侭田さん。日本人の侭田さんの他に、スコットランド・韓国・中国・タイ・アメリカ・ドイツ・ノルウェー・フランス・ドイツ・アメリカの学生が同じコースで学んでいたそうです。

ライティングに関しては、論文を読んでいて気に入った表現や言い回しがあったらノートに書き写して役立つ英語表現をストックするということを前期の終わりまで続けていました。「これは英語でどう表現したらいいかな?」と疑問に感じた時にそのノートを見返すことで、より洗練された表現をエッセイで使えるようになってきました。

例えばある論文で、”Little attention has been paid to 〜 (〜が注目を集めたことはほとんどない)”という表現を見つけたんです。これを自分のエッセイのイントロ部分で使ってみたところ、「なかなかいい導入パートだね」と先生からコメントをいただけました。この表現を使えたことで、自分のトピックの焦点をより明確に伝えることができたのだろうと思います。

また、課題が返却された後は必ず先生のオフィスにお邪魔をして、「どうしてここが減点なのか」や「どうしたらもっと良いエッセイになったか」などを話し合ううちにアカデミックライティングで高評価につながるポイントをつかんでいくことができました。

 

引用のミスをなくすため、何度も見直しをしましょう。

2008年の文献を間違えて20008年として提出してしまったエッセイ。せっかくいいエッセイを書いていたとしても、引用の不備は大きな減点につながることがあるそうです。気をつけましょう!!

Q.3 他に英語力を鍛えるための工夫はしていましたか?

大学院在学中、特に意識をして英語学習をしていたわけではありませんでした。勉強も日常生活も英語に囲まれていますから、自然とそれに慣れていったという感じです。

特にスピーキングについては、先ほどお話した授業内でのエピソードに加え、剣道部の活動や友人との交流を通じて磨いていき、気づいたら大抵のことは英語で表現することができるようになりました。不思議なのは、少しお酒を飲むと普段では言えないような小難しい表現を難なく操れるようになることでした(笑)

 

在学中は剣道部に所属していました。

エディンバラ大学の剣道部の様子。手前列の右から2番目が侭田さん。

まとめ

IELTSライティング対策では丸暗記をやめて実際にどのようにその表現を実践で使えるのかを重視する勉強にシフトし、スピーキング対策ではお友達を相手に実践練習を繰り返すなど、侭田さんは英語そのものを勉強をしているというよりも実践を繰り返しながら上達していったということが分かります。大学院への進学後も、授業や課題をこなしているうちに段々と慣れていったということを強調されていました。

つまり、侭田さんの経験談は英語上達への近道は「実際に使うこと」だということを示唆しているように思います。ベストティーチャーのIELTS対策コースも、実践形式のレッスンにより「実際に使える英語」を身につけることができます。ぜひ無料体験レッスンに登録してみてください。

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