TOEIC950点、英検®️1級、IELTS7.5:高スコア取得者にインタビュー

皆さん、英語は好きですか?英語を最短で伸ばすには、英語を好きになることが一番の近道です。英語だけではなく、何事も自分が好きになったことは意欲的に取り組めますし、継続できますよね。

今回インタビューした野崎さんは、高校生のとき「あること」をきっかけに英語が好きになり、それから20年以上経った今でも英語学習を続けています。なぜ英語をそこまで好きになったのか、各英語4技能試験の感想や難易度の比較などを伺いました。

Q.今まで受けてこられた英語資格試験とその取得級または点数を教えてください。

今まで受けてきた英語資格試験は、TOEIC L&R・S&W、IELTS、英検、です。各試験の取得級と点数は、以下の通りです。
・TOEIC L&R 950/990
・TOEIC S&W スピーキング 130/200 ライティング 180/200
・英検1級
・IELTS 7.5/9.0

Q.各試験について、感想を聞かせてください。

TOEIC L&R

問題自体の難易度は高くないですが、リーディングは問題量が多いので速読力が試される試験です。とにかく英文を早く読めるように、日頃から英文を読む訓練をするべきだと思います。また、他の試験と比べると、受験料が安く、定点観測をするというためには非常に良い試験だと思います。ほぼ毎月開催しているので、目標設定がしやすくモチベーションの維持にも有効だと思っています。

TOEIC S&W

ライティング試験は比較的解きやすいと感じましたが、スピーキング試験は難しいと感じました。コンピュータに話しかける試験は、慣れてないとなかなか良い点は取れないと思います。僕の場合は、対人のスピーキング試験のほうが実践的な会話のもとで話せるし、相手の表情をみて話すことができるので向いているなと感じました。

英検®︎1級

英単語のレベルが非常に高く、英検1級のための単語の勉強をしないと合格できない試験だと思いました。英検がCSEスコア化されてから、各技能とも一定以上のスコアをとらなくてはいけなくなったので、全技能まんべんなく勉強する必要があります。過去の英検のように、苦手な技能を得意な技能で補うことができなくなったので、4技能バランスよく勉強する必要がありますね。

IELTS

私が受けた試験の中では一番難しいと感じました。とてもアカデミックな内容で、小手先の英語力では対応できないと感じました。しっかりとした英語力の基礎を理解している上で、応用力が求められる試験だと思います。4技能バランス良く勉強しないと、高スコアを取るのは厳しいと思います。

Q.試験の難易度を主観でいいので、技能別に比較してください。

難易度が高い順に5段階で評価します。(難易度が高い5→4→3→2→1難易度が低い)

 リーディングリスニングライティングスピーキング総合点
TOEIC L&R S&W11242
英検®︎1級33232.75
IELTS45454.5

(これはあくまで個人的な見解です)

Q.試験を受ける前にはなにか対策をしていますか?もし、対策をしているとしたらどのような対策をしてますか?

試験前に特別な対策をしたことはありません。私の場合、毎日の生活が受験対策になっているのかなと感じます。ほとんど毎日英書を読んでいることがリーディング対策に。毎朝欠かさず、NHKの英語のラジオ講座を聴いているのと、好きな本のオーディオブックを英語で聞いていることがリスニングの対策に。英語で日記をつけていることがライティング対策に。日常生活での英語との関わりが自然と試験対策になっていると思います。

Q.なぜそんなに英語試験を受けたり、日常から英語に触れているのか教えてください。

一番の大きな理由は英語が“好き”だからです。英語は高校生のときに好きになり、それからずっと好きですね。あと、英語試験を受ける理由は、2つあります。1つは、定点観測ができるという点、もう1つは、モチベーションの維持ができるという点です。

1つ目 定点観測

英語試験は定期的に受けることができ、今の自分の実力を測ることができます。また、試験の採点基準が正確に決められているため、結果をみると自分の得意分野や苦手分野がわかります。

2つ目 モチベーション

やはり自分の今の実力がわかると、それ以上に良いスコアを取りたいと思うようになります。試験結果が返ってくるたびに自分の成長が感じられるので、また次の試験ではもっといい点をとってやろうというモチベーションになります。

Q.英語が好きということですが、英語を好きになったきっかけを教えてください。

英語が好きになったのは、高校生のときに偶然読んだ「言語学」の本がきっかけです。その本を読んだとき、初めて出会う外の世界への可能性を感じ、本に書いてある一字一句にワクワクしたのを覚えています。あれは「一目惚れ」と同じような感覚ですね。
今まで日本しか見てこなかった私に、海外という世界、新しい言語という可能性をその本が教えてくれました。そのときに私は、唯一外国の言葉で勉強をしていた英語という言語に無限の可能性を感じました。

Q.英語学習のモチベーションはなんですか?また、英語の魅力を教えてください。

英語の魅力は、常に新しい出会いがあることですね。英字新聞や英書を読んでいると、なにかしらのわからない単語や表現があります。それを調べることで、その都度新しい発見があり、新しい知識が増えます。日常生活で、日本語のこの言葉わからないなとかあまり思わないじゃないですか。
また、英語ができるようになることで、新たなステージとの出会いがあります。英語試験は階段みたいなもので、一段あがることで新たなステージにいけたような気がしますしね。
仕事でも、英語力を伸ばし続ければ新たな出会いがあると思います。例えば、最初は、英語でメールのやりとりだけだったのが、次は英語での会議に出席したり、その次は英語で交渉することができるようになったりと。英語はさまざまな場面で新しい出会いを生んでくれます。

Q.社会人となってからの英語の活用法について教えてください。

英語の活用法は大きく分けて2つあります。1つは、情報収集に活用すること。もう1つは、仕事で活用することがあります。

1つ目 情報収集

英字新聞や英書から、英語での情報収集に活用しています。英語で情報収集することの良いことは、情報の入り口が何倍にも広がることです。情報の入り口が広がると、日本語だけでは触れることができなかったさまざまな情報や意見を比較することができるし、今世界では何が起きているかと広い視野をもつことができます。

2つ目 仕事

大きな展示会やEXPOなどで、外国人のお客様相手のプレゼンテーションに役立てています。これは、誰にでもできる仕事ではなく、英語でビジネスレベルのコミュニケーションができないと仕事になりません。自分の強みを活かせる仕事として、自信をもって取り組ませて頂いております。

Q.英語ができるようになってよかったと思う点を教えてください。

英語ができるようになって良かったことは、人生の可能性が少しだけ広がり、人生が少しだけ豊かになったことですね。
人生の可能性が広がったことについていうと、仕事において、英語ができる人材ではないとできない仕事を任せてもらえることがありますね。あとは、英語で情報を取得できることで、情報の流入元が増えました。情報の流入元が増えると、自然と外の世界に目を向けるようになり、日本だけにととまらず、世界という広い視野でみることができるようになります。
人生が豊かになったことについていうと、英語という趣味ができたことがまず第一ですね。それが今の仕事やこれからの人生で活かせるとなると、英語で人生が豊かになったと言えるのではないでしょうか。

Q.最後に英語試験を受けようと考えてる方にメッセージをお願いします。

英語は今後絶対に必要になってくると思います。英語は頑張ったら頑張った分だけ伸びるので、努力のし甲斐があります。チャレンジすることを恐れないでください。何かにチャレンジすることは自分の成長につながりますし、資格試験を受けるという行動自体に非常に価値があると思います。ぜひ皆さん英語資格試験で良い結果を残せるよう頑張ってください!

〜取材後記〜

英語力を伸ばすには、まず英語に興味をもつこと、もっというと英語を好きになることが重要だと感じました。野崎さんの場合は、言語学の本との出会いが英語を好きになるきっかけでしたが、きっかけは人それぞれです。海外ドラマや映画、Instagramがきっかけにもなるかもしれません。英語を勉強の対象と捉えると好きになるのは難しいかもしれませんが、好きなことを介して英語に触れられるとよいですね。

今後、業種や職種を問わず仕事で英語を使う力が求められる時代が来て、英語があなたの人生と切っても切れない関係となったとき、英語を好きでいることは大きなメリットになるはずです!

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