【IELTSリスニング対策】セクション1「穴埋め問題」4つのコツ

IELTSを受験する皆さん、試験対策は順調ですか?本記事では、リスニングに不安を感じている皆さんへIELTSのリスニングモジュールセクション1の対策法をご紹介します。

IELTSリスニングモジュールの構成

IELTSのリスニングモジュールは4つのセクションに分かれています。それぞれの問題内容は以下の通りです。

セクション内容
1日常生活における2人の人物による会話(宿泊施設の予約など)
2日常生活におけるモノローグ(地域の施設に関する描写、食事の手配に関する説明など)
3教育の現場における複数(最大4名)の人物間(課題について話し合う大学の指導教官と生徒、研究計画について議論する学生など)の会話
4学術的なテーマに関するモノローグ(大学の講義など)

なお、どのセクションも音声は一度しか聞くことができません。音声はさまざまなネイティブスピーカーの声やアクセントが使用されます。

また、IELTSのリスニングでは、解答する際にメモを取ることができるうえ、最後に答えを解答用紙に書き込む時間が設けられているため、この時間をうまく活用して、書き込んだ解答に間違いがないか確認しましょう。

セクション1の内容

セクション1の問題は2者間の会話になっており、内容は旅行の手配やイベントの開催についてなど、日常会話が多いです。 会話を聞き取りながら穴埋めをしたり、選択肢から正解を選ぶ形式の問題が出題されます。

セクション1の設問タイプについてはこちらの記事も合わせてご覧ください。
IELTSリスニング対策:セクション1・2頻出設問タイプと解答のコツ

今回は、会話を聞き取り空欄を埋めていく「穴埋め問題」の解法をご紹介します。以下に例題をご用意したので、こちらを参考にしながら解答のコツを確認していきます。

例題

解答のコツ

① 解答の語数をチェック

解答する前に必ず確認しておきたい箇所が、問題の上にある注意書きです。IELTSのリスニングの解答は、語数に指定があります。注意書きには、解答に何語まで書くことができるかが記載されているため、ここを読まずに語数制限をオーバーした解答を書いてしまうと内容に関わらず不正解となってしまいます。そのため、まずは解答に書くことができる語数をしっかりと確認するようにしましょう。

② 空欄に入る単語を想定する

②-1 単語を分類する

語数制限を確認したら、問題に目を通していきます。このときのポイントは、それぞれの空欄にどんな単語が入るのか想定しながら問題を確認することです。しかし、事前に問題に目を通すことができる時間は限られているため、どんな性格の単語が入りそうか、その種類を大まかに分けて想定することをおすすめします。

本記事では、例題を「数字」「名前」「その他」に分類しました。このように、自分の中である程度正解の種類を分けておくことで、解答する際の目星をつけることができます。

②-2 数字、名前以外は内容と品詞を想定する

全体をチェックした後、まだ時間に余裕がある場合は、数字や名前以外の単語を内容だけでなく、品詞まで想定することができるとよいでしょう。このように考えていくと、それぞれの解答にある程度の目星をつけることができます。

②-3 言い換え(パラフレーズ)に注意する

正解を想定する際に、重要になるポイントが「言い換え(パラフレーズ)」です。会話の中では、問題用紙に書かれていない言葉で正解部分を説明する場合があります。

たとえば、例題の前半部分を見てみると、”You’ll need to bring 〜”の”bring”が会話では”show”など他の言葉に変わっていたり、”Annual fee”は、”It costs $ 〜 per year”のように変わっている可能性があります。問題の全てが言い換えられているとは限りませんが、会話の中で言い換え表現が用いられることを頭に入れておくことで、正解を見つけやすくなるでしょう。

③ 数字を聞き逃さない

セクション1の穴埋め問題では、例題のように、数字を答える問題が出題される場合があります。数字は他の言葉で言い換えることが困難なため、会話にそのまま登場する場合が多いです。会話自体も問題の順番に沿って進んでいくため、複数の選択肢から答えを選ぶ問題や、図表を見て答える問題に比べると、確実に得点を稼ぎたい箇所です。数字が出てきたら、聞き漏らしのないように注意しましょう。

④ 名前を聞き取れなくても焦らない

セクション1では数字に加えて、人や場所などの名前が出題されることがあります。ここでのポイントはスペルです。

名前や地名などの固有名詞は一度聞いただけでは書き起こすことが難しい綴りの場合がありますが、そのようなときは会話の中でスペルを説明したり、”Could you spell that for me please?”というように、聞き手側が聞き直したりする場合が多いです。名前はスペルさえ間違わなければ正解できるため、数字と同様確実に得点を稼ぎたいところです。

まとめ

解答のコツ

①解答の語数をチェック
②空欄に入る単語を想定する
 ②-1 単語を分類する
 ②-2 数字、名前以外は内容と品詞を想定する
 ②-3 言い換え(パラフレーズ)に注意する
③数字を聞き逃さない
④名前を聞き取れなくても焦らない

IELTSなどの試験対策では問題をたくさん解くことに加えて、効率的に問題を解くための解法を学ぶことも重要です。今回ご紹介した方法だけでなく、ご自分にあった解き方を考えながら試験対策を進めていってください。

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