センター試験の後継「学力評価テスト」と英語4技能試験の関係とは

高大接続の最終報告を来月に控えて

いよいよ来月、高大接続システム改革会議の「最終報告」が発表される予定です。マークシート式のセンター試験の後継として、2020年度より新試験の「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」が導入される予定ですが、その方向性が最終報告により示されることになります。

現在出ている情報ですと、当初の案にあった複数回実施は実務上困難なことから見送りの可能性が高いとのことですが、記述式問題や科目横断型問題、紙ではなくコンピューターCBTテストの導入がどうなるかは来月明らかになることになります。

そして、ベストティーチャーのメディア「4skills」で取り上げている英語4技能試験ですが、中高生の保護者の方とお話ししたり各種記事を読むと、どのように大学受験で用いられる可能性があるかについて誤解されていることがよくあるため、ここでは正しい情報をお伝えできればと思います。

考えうる3つの可能性

現在、可能性としては、下記3つの選択肢があります。

  • 学力評価テストで英語民間4技能試験を活用する
  • 学力評価テストで4技能を測定する、4技能試験は独自に問題作成する
  • 学力評価テストで4技能を測定しない

ベストティーチャーでは、一番目の選択肢である外部試験を活用する、となるであろうと想定して、各種英語4技能試験対策コースを運営団体様や出版社様と提携して昨年開講いたしました。しかし、もちろん可能性としては、国が新規で4技能試験を作成することも考えられます。

それも含め、来月の高大接続システム改革会議の「最終報告」で方向性が示されると思われますので、来月の発表をお待ちいただければと思います。

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