経験者が語る!留学前に絶対に準備すべき7つのこと!

高校生、大学生、そして社会人の誰しもが一度は夢見る留学。若き日の筆者も「海外で生活をして、英語を話せるようになりたい」と軽い気持ちで高校留学に臨んだことがあります。

しかし実際に留学してみると準備不足で大変な思いをし、今思うと後悔することが多かったです。そんな留学を経験した筆者が、事前準備として「絶対にした方がいい7つのこと」を教えます!

1. 目的を考える

「英語を勉強するため」「異文化を体験するため」「自分を変えるため」など、それぞれが目的を持って留学を決意するのだと思います。

もう一度以下のような質問を自分に投げかけてみてください。

「英語を身につけた後はどうするのか」
「なんのために海外生活を経験したいのか」
「その専門分野でいいのか、学位を取った後はどうするのか」
「自分を変えるとは具体的にどうなるのか、目的が見つかったらどのなるのか」

出来るだけ深く、先の未来を見据えた上で留学の目的を見つけることが重要です。なぜなら「とりあえず行けばなんとかなるでしょ」という気持ちで行ってしまうと、留学期間をなんとなく過ごして何も得られずに帰国してしまう恐れもあるからです。

2. 現地の情報を集める

留学先の土地について知りましょう。その国のことを知ることはもちろん、地元の歴史や風土にも出来るだけ精通しておくことが有効です。

たとえば、その地域で行われるお祭りにはこういう歴史的背景があって、それが地元の人々の精神にも反映されている、など細かなことを知っておくと良いですね。地元の人がどのような価値観を共有しているのかを理解しておけばカルチャーショックも少なくて済みますし、現地での学びがより深まるのではないでしょうか。

こうした事前の下調べは、カルチャーショック予防のための理解でもあり、留学中での学びを広げるための布石にもなるというわけです。

3. 英会話表現を覚えておく

日常的に使われる英語フレーズを身につけておくことで、留学の初期段階がかなり楽になるでしょう。英語の学園ドラマなど日常シーンの多い動画を見ることをオススメします。字幕なし、日本語字幕、英語字幕の順で見て、気になった表現や便利な表現をメモしておくと良いです。

TOEFLやIELTS対策だけでは「講義で先生の言っていることは大体わかるんだけど、クラスメイトの会話やジョークが全くわからない」なんてことになりがちです。出来るだけ日常的な言い回しを知っておきたいですね。

英語の口に慣れる

相手の言っていることがわかっても、自分の英語が伝わらなくては意味がないです。「ガール」「ハンバーガー」「ファースト」など、日本語発音では伝わらないような英語が特に厄介です。

ニュース番組やドラマの字幕、単語帳の例文など何でも良いので音声付きの文章をひたすら真似し、口を動かし続けることが効果的です。日本語で使わない英語特有の口の筋肉が鍛えられ、「英語の口」が出来上がります。

「どこに強弱をつけて話すか」を意識しましょう。「伝わる英語」にとって大事なのは、RとLなど細かい発音の違いよりも大まかなイントネーションだと思います。

4. 日本について英語で説明できるようにする

留学先の情報を調べるのと同じくらい重要な準備があります。それは、自分の国について英語で説明する準備です。

たとえば以下のような質問をされたとき、英語ですぐに答えられる人は少ないのではないでしょうか?

・日本の国土はどれくらい?イギリスとどっちが大きい?
・歴史は?アメリカ独立のとき日本はどんな状況だった?
・政治、経済はどんな感じ?リーマンショックの影響はどうだった?

日本を世界とどう関連づけて説明できるかが大事になります。留学では海外の情勢を知るだけでなく「世界における日本」も発見できます。日本と海外の両方を知ることで、世界と自分のつながりを見つけられるのが、留学の最大の魅力ではないでしょうか。

また、現地の授業で「女性の社会進出」のテーマについてディスカッションした場合は、当然日本人としての意見が求められるでしょう。

「日本は先進国の中では女性の社会進出が遅れています。日本では大企業の役員に就いている女性の数が少ないのです。その背景には、日本の「家制度」という古い仕組みがあり……」

以上のような意見が英語でスラスラ言えると、留学が充実したものになりますよね。もしかすると留学中におけるあなたの最大の武器は「日本語を話し、日本人の視点から発言をできること」かもしれません。

改訂版 英語で日本紹介ハンドブック

改訂版 英語で日本紹介ハンドブック posted with amazlet at 17.03.09 松本 美江 アルク

5. 健康診断を受ける

もし外国で病気を罹ってしまったら、医療費が高額になる恐れがあります。もちろん、ケガや病気のときは保険が適応されるはずですが、日本を出る前に健康を確認しておくに越したことはありません。

普段意識しない虫歯などのチェックのために、歯医者にも行った方がよいです。各種伝染病の予防接種はもちろん、現地で安全に過ごせるように万全を期しましょう。

6.  体力作りをしておく

現地の環境に慣れない間は頭をフル回転させ、必死で英語を話さなくてはいけません。英語で授業を聞き、英語の文献を大量に読み、英語でディスカッションをする。脳を普段の何倍も稼働させるようなイメージを持っておくといいでしょう。

普段の何倍も疲れる毎日が待っていることを覚悟し、今から体力作りに励むことも一つの準備になります。週末はランニングやスポーツをする時間を少しずつでも確保するのをオススメします。

7. 日本食を食べておく

海外にも日本食レストランがあることが多いですが、高額な上に「なんか違う….」みたいに残念な結果が多いです。ちなみに筆者が最も恋しかった日本食はお蕎麦でした。自分の好物が恋しくなるでしょうから、日本にいる間にたくさん食べておくと後悔せずに済みます!

まとめ

留学経験者が伝えたい「準備しておくべき7つのポイント」を紹介しました。限られた留学期間を最大限に生かすためにも、ぜひ参考にしてください。

留学に必要な持ち物については▼をクリック!

この記事を誰かに共有する