【TEAP CBT対策】リスニング問題分析!音声聞き取りと解答のコツ

前回のTEAP CBTリーディング対策編でもお伝えした通り、TEAP CBTには対策本や参考書があまりないので「サンプル問題」を解いて問題形式や出題傾向を確認し、事前に試験のイメージを頭に入れておくなど限られた対策しかありません。

本連載では、GTEC CBTとTOEFL iBTを受験した経験のある4skillsのライターが、TEAP CBTサンプル問題を解いてみて感じた「パート別の解答のコツ」を解説していきます

第2回の本記事は「リスニングセクション」についてご紹介していきます。※試験概要は2019年5月時点のものです。

リスニングセクションの流れ

まず始めにリーディングセクションの流れをご紹介します。以下の図をご覧ください。

リスニングセクションは音声を聞く時間と解答する時間を含め、合計で40分間あります。解答はすべてコンピュータ画面での選択方式で行います。各リスニングの音声にはある状況設定が与えられ、その状況設定に沿った音声が流れます。

なお、出題の状況設定は(海外留学を含む)大学生活で遭遇する場面とされています。

ベッティ
試験の流れを理解したら、各パートの解答のコツと各問題で求められることについて見ていきましょう。

Part1-1:大学生活での短い会話・アナウンスの聞き取り

解答のコツ

*会話や質問の文は読み上げられるだけで文は書かれていません。

*音声は1度しか流れませんので、聞き逃さないように注意しましょう。

Task1の指示

・大学生活に関する音声を全部で12個聞く

・読み上げられる内容を理解し、4つの選択肢から適切なものを選ぶ

・解答時間は各15秒

リスニング画面イメージ

音声終了後、「次の画面へ」を押して設問に解答します。

Part1-2:大学生活での長い会話・アナウンスの聞き取り

解答のコツ

*学生生活を想定した状況に関する内容が出題されるので、会話やアナウンスのシチュエーションをイメージできるようにしましょう。

例:授業料の支払い方/登録した科目をキャンセルする方法などについての会話やアナウンス

*音声は約2分です。個人差はありますが、覚えられる範囲であれば聞き取りに集中した方がいいでしょう。ただし、日付や年号などの数字は忘れやすいのでメモを取るようにするといいでしょう。

試験前にメモ用紙が配られます。

Task2の指示

・大学生活に関する長い音声を全部で2つ聞く

・各音声につき3つの設問が出題され、4つの選択肢から正しいものを選ぶ

・解答時間は各15秒

リスニング画面イメージ

画面上部には設問が表示されるページの数(②〜④)が表示されます。初めのページ(①)はリスニング画面です。

Part2-1:大学の講義やディスカッションの内容理解(短い英文)

解答のコツ

問題の音声は約1分

話し手が冒頭で述べる「講義やディスカッションのテーマ」は、講義を理解するヒントになるので聞き逃さないようにしましょう。

Part2-1の指示

・大学の講義やディスカッションなどの短い音声を全部で11個聞く(40秒程度)

・各音声につき設問が1つ読み上げられ、4つの選択肢から正しい解答を選ぶ

・解答時間は各20秒

リスニング画面イメージ

画面には音声のイメージに合うイラストが表示されます。

Part2-2:大学の講義やディスカッションの内容理解(長い英文)

解答のコツ

問題の音声は約2分あります

*設問では話し手の主張に関して頻繁に問われるので、テーマに対する話し手の主張を把握しておきましょう

Part2-2の指示

・大学の講義やディスカッションなどの長い音声を全部で2つ聞く

・各音声につき設問3つあり(文章も書いてある)、4つの選択肢から正しいものを選ぶ

・解答時間は各設問25秒

リスニング画面イメージ

画面上部には設問が表示されるページの数(②〜④)が表示されます。初めのページ(①)はリスニング画面です。

Part2-3:視覚情報をともなう授業の聞き取り

解答のコツ

最後のパートはプレゼンテーションのスライドを見ながら講義の音声を聞く問題です。画面を見ながら音声を聞き、メモを取ることに慣れていない人は、必ず事前に練習しておくことをオススメします

Part2-3の指示

・音声は約1分半

・画面に表示される講義のスライドを見ながら、講義の音声を聞く

・講義のスライドと音声から得た情報をもとに、設問に解答する

・解答時間は20秒

リスニング画面イメージ

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございました♪ 本記事では、サンプル問題を解いてみて感じたリスニングセクションの各パートでの解答のコツをお伝えしました。

CBTのリスニングセクションはすべての問題で音声を聞き終えた後に設問が表示される仕組みになっており、事前に設問を踏まえたリスニングが出来ないことや、未経験の大学生活を想定した状況に関する音声を聞くことなど、難易度は決して低くありません。

Web上にある無料サンプル問題を活用して、事前に試験形式や画面操作に慣れておくことをオススメします。また、問題の難易度や単語のレベルは(CBTではない)従来のTEAPと似ているので、TEAPの参考書を使って対策するのもいいかもしれません。本記事が少しでも皆さんの試験対策の役立てば幸いです。

次回はTEAP CBT「ライティング」セクションについてお伝えします。

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第2回リスニングセクション◀️今回
第3回ライティングセクション
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