TOEFL iBTスピーキング対策:論理的に話すための4ステップ

英語4技能試験でハイスコアを取るためには、論理的に解答をまとめる力が必要です。とはいえ「自分の解答が論理的かどうか、なかなか判断しづらい。」という人も多いと思います。そこで本記事では、TOEFL iBTスピーキングセクションIndependent Taskの対策記事として、論理的に話すための解答の組み立て方を解説していきます。

〜目次〜
■Independent Taskとは?
■採点基準
■論理的に話すための「アレック方式」
■「アレック方式」で例題を解いてみよう
 -Answer
 -Reason
 -Example
 -Conclusion
■たくさんの例題で練習しよう

Independent Taskとは?

TOEFL iBTのスピーキングセクションには、全部で6つのTasksがあります。

【Task 1,2】
Independent Task:設問に対して自分の意見を述べる

【Task 3,4,5,6】
Integrated Task:課題文や講義を聞いた上で設問に解答する

以下の設問がIndependent Tasksとして出題されます。

Task設問解答
1自分の好みや経験に関する設問自分の意見を言う
22つ以上の選択肢から、どれかを選ぶ設問どれを選んだか述べ、理由を言う

各自ヘッドフォンとマイクを使って解答します。限られた準備時間と解答時間の中で、自分の意見をまとめて話さなければなりません。

採点基準

Independent Tasksは5段階評価です。どのような内容を話せばハイスコアを取れるか、TOEFL iBTの公式サイトに示されている採点基準を見てみましょう。

評価採点基準
5・設問に対する解答が論理的に述べられている
・説明、例、詳細がしっかりと整理されている
・主張が一貫している
・文法的に正しく、多様な語句やイディオムを使用し、誤りがほぼない
4・設問に対する解答が述べられているが、いくつかの論点は充分に練られていない
・ほとんどの説明、例、詳細がしっかりと整理されている
・ほとんどの主張が一貫しているが、余談が入ったり、論点がずれる
・文法的に正しく、多様な語句やイディオムを使用しているが、たまに使い方に誤りがある
3・設問に対する解答が、どうにか述べられている
・論理的に述べられているが、時折話の繋がりがはっきりしない
・たまに語句の意味を間違えて使用しており、内容が矛盾している
・文法や語彙を正しく使用しているが、語彙力が限られている
中略
0・設問をそのまま繰り返している
・お題に関係ないことを言う
・英語以外の言語で書いてある
・白紙

ハイスコアを取るためには、英語力は元より、自分の考えをいかに論理的に話せるかがポイントになることが分かります。

論理的に話すための「アレック方式」

アレック方式と命名

論理的といっても具体的にどう話せばいいのでしょうか。そこで、誰でも簡単に論理的な解答が組み立てられる「アレック方式」をご紹介します。

スピーキングで解答する際は、上記の順番で解答を組み立てると、論理的に話すことができます。

「アレック方式」で例題を解いてみよう

45秒以内に論理的に話せと言われても、いきなり英語で答えるのは難しいですよね。まずは、日本語で論理的な解答を考えてから英語に訳す練習から始めるのが無難でしょう。論理的な解答に慣れてきたら、本番を想定して、直接英語で45秒以内に話す練習をしましょう。

Question:What quality should a good school teacher have? Include specific details in your explanation.

設問に対して、実際に「アレック方式」を使って解答してみます!

Answer

One quality of a good school teacher is having the ability to improve something that each student is good at.

【ポイント】設問にズバリ答えているか。

簡単に見えますが、「設問に答える」ことは論理的に話すための第一歩です。

Reason

The reason being that if a teacher were able to acknowledge a student’s strength, the student’s self-esteem would improve, allowing him or her to have a more positive school life.

【ポイント】Answerに対するReasonになっているか。

ありがちな悪い解答例は「良い先生とは、生徒が得意であることを伸ばしてくれる先生です。理由は、生徒の悩みを聞くことは大切だからです」といったものです。

Answerであげた「生徒が得意であることを伸ばす」という特性とReasonであげた「生徒の悩みを聞くこと」とは関係していません。一見、よい理由を言っているようにも聞こえますが、AnswerとReasonの内容が繋がっておらず、視点がずれた解答になってしまいます。

Example

For example, imagine there is a student who is not so good at sports but is talented at writing essays. If the teacher gives a glowing review of the student’s essay, he or she wouldn’t need to feel so bad during the PE class because the student is now aware of his or her other talent, aside from physical activities.

(たとえば、スポーツは苦手でも、作文を書くことは得意な生徒がいたとします。先生から作文を褒めてもらえば、運動以外で自分の得意なことを知ることができるので、体育の授業中そこまで落ち込む必要がなくなります。)

【ポイント】From my experience…は使わない。

Exampleは、自分の経験談をもってくる場合と、ニュースなどで得た知識や一般論をもってくる場合がありますが、論理的に話す場合は、後者を使った方が良いです。なぜならば、自分の経験談だとどんな場合でも適用できるとは限らず、論理的に繋がらないExampleになってしまう可能性もあるからです。

ひとつ、極端な例をあげましょう。「私は算数が得意で、授業をまじめに受けなくても、テストでいい点を取れば怒られませんでした。先生のこの特別扱いのおかげで、自信がつきました。」

このExampleを聞くと、確かにあなたにとって自信に繫がったかもしれないけど、それっていい先生といえるのだろうか?と疑問が残り、論理的という基準から外れてしまいます。Exampleといえど、自分の主張を客観的にサポートするような事例でなければ意味がないのです。

実際にアカデミックな論文では、自分の経験談をExampleとして使用することは、ほぼありません。Exampleの引き出しを多く作るためにも、普段からいろいろな事例に関心を持って触れておくことが求められます。

Conclusion

Therefore, a good teacher is one who can encourage students’ strong points in order to make them feel proud of themselves.

【ポイント】単語を少し変えて言い直す。

Conclusionでは、AnswerとReasonで述べたことを、少し形を変えて言い直せばOKです。

英語は同じ単語を続けて使うことを避ける傾向があり、acknowledge→encourage、student’s strength→students’ strong pointsなど、似たような意味の言葉に置き換えることで、採点基準にもある「多様な語句やイディオムを使用」を満たすことができます。

たくさんの例題で練習しよう

「アレック方式」を身につけたら、あとは場数を踏むのみです。インターネットを使って例題を検索したり、参考書を読んだりして、問題数をこなしましょう。

慣れてきたらReasonとExampleを2個ずつ述べる練習もしてみましょう。Answerをより一層サポートすることになるので、論理的な解答に磨きがかかります。

TOEFL iBTオススメの対策法紹介

オンライン英会話ベストティーチャーの「TOEFL iBT対策コース」ではライティング(添削つき)とスピーキングの対策ができます。詳しく知りたい人は▼をクリック!

この記事を誰かに共有する