【違いを比較】英検®️/TOEIC/GTEC/IELTS/TEAP/TOEFL iBT/ケンブリッジ英検

「大学入試に向けて英語4技能試験を受けたいと思っているけれど、どんな試験があるのか分からない」

「自分に合った試験を知りたい」

と思っている方に向けて、本記事では「読む」「書く」「聞く」「話す」の4技能を測ることができる英語民間試験を「受験者数」「試験目的」「難易度」など複数の観点から比較していきます。

試験名(国内受験者数順)

まずは、今回ご紹介するテストを国内受験者数順に見ていきます。

実用英語技能検定
(以下、英検と表記)
約385.5万人 (2018年)
TOEIC 約250万人(2018年)
(L&R/S&Wを含む)
GTEC 約102万人(2017年)
(CBTを含む)
IELTS 約3.7万人(2017年)
TEAP 約2.4万人(2017年)
(CBTを含む)
TOEFL iBT非公表
ケンブリッジ英語検定
(以下、ケンブリッジ英検と表記)
非公表(全世界では約250万人)

試験の目的

英語4技能試験にはさまざまな種類があります。すべての試験で「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能を測定できることは共通ですが、試験ごとに測る能力の観点は異なります。各試験がどのような場面を想定して作成されたかをご紹介します。

英検日常会話から、教養を深める社会的な題材まで幅広い場面に対応できる英語力を測る
TOEIC知識、教養としての英語ではなくオフィスや日常生活における実践的な英語コミュニケーション能力を幅広く測定する
GTEC現実に起こりうる状況や場面において、実際に英語でコミュニケーションをとることができる力の習熟度を測る
IELTS英語で授業を行う大学や大学院に入学するために必要な英語力を測る
TEAP大学教育レベルにふさわしい英語力を測る
TEAP CBTグローバル×IT社会を牽引する思考力・判断力・表現力を測る
TOEFL iBT高等教育機関で英語を使って学業を修めるために必要な英語力を測る
ケンブリッジ英検日常的な場面における実践的な英語力を測る

※上記の試験目的は各試験の公式サイトをもとにしています。

受験するメリット

受験者数や試験の目的をもとに、それぞれの試験を受けることでどんなメリットがあるのかをご紹介します。

英検・年間受験者数が300万人を超えており、約1,700校にのぼる大学、高校、中学の入学試験や単位認定でスコアを利用することができる
TOEIC・国内の多くの大学で採用されており、大学入学後も英語力の進捗確認や単位認定等でスコアを利用することができる
・教育機関だけでなく就職時や企業内における人事の評価や配属等、社会においても広く活用することができる
GTEC ・2017年度の国内受験者数が100万人を超えており、国内の多くの大学でスコアを利用することができる
IELTS・海外留学や研修で英語能力を証明する試験としてイギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドのほぼ全ての高等教育機関で認められており、アメリカでも3,000を超える教育機関で利用することができる
TOEFL iBT・海外留学や研修で英語能力を証明する試験としてアメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドのほぼ全ての大学をはじめとした、150か国10,000以上の機関でスコアを利用することができる
TEAP・日本人向けに大学教育(留学も含む)で遭遇する場面を考慮して作成されているため、日本における大学教育レベルにふさわしい英語力を測ることができる
・国内120以上の大学でスコアを利用することができる
ケンブリッジ英検・ 年間の受験者数は130ヵ国で約250万人にのぼり、英語力を証明する資料として世界 20,000以上の教育機関、企業、政府機関でスコアを利用することができる

受験会場

2020年度の受験会場の場所をまとめました。より詳しい情報は各テストの公式サイトにて確認できます。

英検47都道府県
TOEIC L&R47都道府県
TOEIC S&W16都道府県
北海道/宮城/東京/神奈川/千葉/埼玉/石川/静岡/愛知/京都/大阪/兵庫/広島/愛媛/福岡/沖縄
GTEC47都道府県
GTEC CBT47都道府県
IELTS全国16都市
札幌/仙台/埼玉/東京/横浜/長野/金沢/静岡/名古屋/京都/大阪/神戸/岡山/広島/福岡/熊本
※Computer-delivered IELTS は東京のみ
TEAP26都道府県
北海道/宮城/秋田/福島/茨城/栃木/群馬/埼玉/千葉/東京/神奈川/新潟/富山/石川/長野/静岡/愛知/京都/大阪/兵庫/広島/香川/福岡/長崎/熊本/沖縄
TEAP CBT13都道府県
北海道/宮城/埼玉/千葉/東京/神奈川/長野/愛知/京都/大阪/兵庫/広島/福岡
TOEFL iBT28都道府県
北海道/宮城/秋田/神奈川/埼玉/千葉/栃木/群馬/ 東京/新潟/山梨/静岡/愛知/石川/三重/京都/奈良/大阪/兵庫/広島/香川/高知/福岡/宮崎/鹿児島/熊本/沖縄
ケンブリッジ英検(公開センター)北海道/東北/関東・甲信越/中部/近畿/中国/四国/九州
各地方の試験センター

※試験会場は同じ試験でもレベルにより受験できる場所が異なる場合があります。また、会場は随時変更される可能性があります。

2020年度の試験日程

試験の日程を確認することで本番に向けた勉強のスケジュールを組むことができます。

英検(本会場での日程)第1回
一次試験:5月31日(日)
二次試験
A日程:6月28日(日)
B日程:7月5日(日)

第2回
一次試験:10月11日(日)
二次試験
A日程:11月8日(日)
B日程:11月15日(日)

第3回
一次試験:2021年1月24日(日)
二次試験
A日程:2021年2月21日(日)
B日程:2021年2月28日(日)
TOEIC L&R年10回実施
TOEIC S&W年24回(1回次につき2回実施)
GTEC第1回:6月13日(土)
第2回:7月18日(土)
第3回:8月29日(土)
第4回:10月3日(土)
第5回:12月5日(土)
GTEC CBT第1回:5月24日(日)
第2回:11月15日(日)
第3回:2021年3月21日(日)
※CBTタイプの受検は年間2回まで可能
IELTS年40回実施
TEAP第1回:7月12日(日)
第2回:9月6日(日)
第3回:11月22日(日)
TEAP CBT第1回:6月7日(日)
第2回:8月16日(日)
第3回:10月25日(日)
TOEFL iBT年40-45回実施
ケンブリッジ英検テストセンターによって異なります
詳しくはこちらの公式サイトへ

受験料

受験料は比較的安いものから高額なものまでさまざまです。大学入試に向けて複数回の受験を考えている方は受験料も考慮し、計画的な受験をおすすめします。また、受験会場によって料金が異なる試験もあります。(料金は全て税込です。)

※2020年度4月より英検の各種試験において、検定料が改定されます。
詳しくはこちらの記事をチェック▼
英検®️ 2020年度実施 検定料改定のお知らせ

英検
※( )内は準会場料金
【〜2020年3月】    【2020年4月〜】
1級 :¥9,500     → ¥10,300
準1級:¥7,600     → ¥8,400
2級 :¥6,500(¥5,500) → ¥7,400
準2級:¥5,900(¥4,900) → ¥6,900
3級 :¥4,900(¥3,900) → ¥5,900
※準会場申込の検定料は従来と同額です。
TOEIC L&R¥5,830
※2020年4月〜:¥6,490
TOEIC S&W¥10,450
GTECCore/Basic/Advanced:¥5,040
GTEC CBT¥9,900
IELTS¥25,380
TEAP¥15,000
TEAP CBT¥15,000
TOEFL iBT235USドル
ケンブリッジ英検試験の種類、テストセンターによって異なります
詳しくはこちらから各試験センターにお問い合わせください

試験時間

受験する試験やレベルによって試験時間は異なります。1時間半ほどで終わるものもあれば、4時間近くに及ぶものまであり、本番に向けて解答時間を意識した対策をすることが重要です。
※Speakingの時間は目安です

試験名\技能名ReadingWritingListeningSpeaking
英検1級 :100分(R&W)
準1級:90分(R&W)
2級 :85分(R&W)
準2級:75分(R&W)
3級 :50分(R&W)
35分
30分
25分
25分
25分
10分
8分
7分
6分
5分
TOEIC L&R75分45分
TOEIC S&W60分20分
GTECAdvanced:45分
Basic:45分
Core:32分
25分
25分
25分
25分
25分
18分
25分
25分
25分
GTEC CBT55分65分35分20分
IELTS60分60分40分15分
TEAP70分70分50分10分
TEAP CBT80分50分40分30分
TOEFL iBT54−72分41−57分50分17分
ケンブリッジ英検※C2 Proficiency:90分
C1 Advanced:90分
B2 First:75分※
B1 Preliminary:90分(R&W)※
A2 Key:70分(R&W)※
90分
90分
80分


40分
40分
40分
30分

30分
16分
15分
14分
10−12分

8−10分

※ケンブリッジ英検には、ほかにも、幼・小・中学生を対象としたPre A1 Starters/A1 Movers/A2 Flyers、ビジネスパーソンを対象としたB1 Business Preliminary/B2 Business Vantage/C1 Business Higherといった試験があります。詳細は、ケンブリッジ英検の公式サイトをご確認ください。

※B2 First/B1 Preliminary/A2 Keyにはそれぞれ、B2 First for Schools/B1 Preliminary for Schools/A2 Key for Schoolsがあります。

試験方式(紙orパソコン)

試験により試験方式も異なります。出題も解答も紙ベースで行うPBT方式のほか、パソコンやタブレットで解答をタイピングするCBT方式があります。

試験名\試験形式PBTCBT
英検
※3〜準1級まではパソコン受験も可(内容は同じ)
TOEIC L&R
TOEIC S&W
GTEC(Core/Basic/Advanced)
GTEC CBT
IELTS
※Computer-delivered IELTS はパソコン受験(内容は同じ)
TEAP
TEAP CBT
TOEFL iBT
ケンブリッジ英検

配点

多くの試験団体が「読む」「聞く」「書く」「話す」の各技能に均等に配点を振り分けています。

試験名\技能名ReadingWritningListeningSpeaking
英検1級 :850
準1級:750
2級 :650
準2級:600
3級 :550
850
750
650
600
550
850
750
650
600
550
850
750
650
600
550
TOEIC L&R495495
TOEIC S&W200200
GTECAdvanced:320
Basic:270
Core:210
320
270
210
320
270
210
320
270
210
GTEC CBT350350350350
IELTS0-9.0のバンドスコア0-9.00-9.00-9.0
TEAP100100100100
TEAP CBT200200200200
TOEFL iBT0-30のスコア0-300-300-30
ケンブリッジ英検C2 Proficiency:全体の40%
C1 Advanced:40%
B2 First/First for Schools:40%
B1 Preliminary/Preliminary for Schools:50%(R&W)
A2 Key/Key for Schools:50%(R&W)
20%
20%
20%

20%
20%
20%
25%
25%
20%
20%
20%
25%
25%

各試験のレベル

便利な指標「CEFR」

各試験のレベルを測る指標として便利なのがCEFR(Common European Framework of Reference for Languages)です。CEFRはもともとヨーロッパ全体で外国語の学習者の習得状況を示す際に用いるガイドラインとして作られ、日本語では「ヨーロッパ言語共通参照枠」と呼ばれています。

CEFRでは習得レベルを「A:基礎段階」「B:自立段階」「C:熟達段階」に分類し、それらをさらに2段階にし、全部で6段階に分けています。

C2:母語話者と遜色のない熟練者
C1:優れた言語運用能力を有する者・上級者
B2:実務に対応できる者・準上級者
B1:習得しつつある者・中級者
A2:学習を継続中の者・初級者
A1:学習を始めたばかりの者・初学者

CEFRとの対応表

以下はそれぞれの試験をCEFRと対応した表です。試験を選ぶ際の参考にしてみてください。

▼CEFRの詳しい解説はこちら▼
CEFR(セファール)とは?6段階のレベルを徹底解説!

まとめ

英語4技能試験をさまざまな観点から比較しました。本記事のまとめとして、いくつかの基準を設けて4技能試験をグループ化してみます。あくまでも試験を選ぶ際の指標のひとつとして見ていただければ幸いです。

分類①「利用目的」と「問題の内容」

分類②「受験料」と「受験機会」

今回ご紹介した4技能試験の中には、WEBサイトで練習問題を解くことができるものもあります。本記事の情報と合わせて事前確認をし、自分に合った試験を探してみてください。

※本記事で掲載した情報は2019年12月時点のものです。今後変更される可能性があるため、最新の情報は各試験の公式サイトなどをご覧ください。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。

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