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ネイティブのような英語の発音を手に入れるシンプルな4つの勉強法とは?

2017.10.25

英語の発音を良くしたいけど、どうやって練習すればいいのかわからない!と悩んでいる人はいませんか?
以前掲載した記事では、英語において発音の勉強をすることはスピーキングだけではなく、4技能すべての面において非常に重要で、特に発音の勉強をきちんとせずにリスニングの勉強をしても無駄!と指摘しました。
※発音の重要性について詳しく知りたい方は、こちら、発音の勉強がリスニング力を伸ばす一番の近道だった!?をご覧ください。
そこで、本記事では英語の発音を良くする4つの勉強法とともに、発音を勉強する前に知っておいてほしいことや英語を発音する際に気をつけるべきこともご紹介していきます。

なぜ発音を勉強するべきなの?

日本語と英語とでは言語の性質が全くちがいます。発声方法、音のバリュエーション、言葉と言葉の連結のしかたなど英語には英語ならではの特徴があり、日本人がそんな英語の話法をマスターするには、訓練するしかありません。

人間は、自分の脳内の記憶にない「音」は認識できないといわれています。日本語の「音」の数が70個くらいに対して、英語の「音」は500個くらいあり、日本語話者は英語話者に比べて認識できる「音」の数が圧倒的に少ないのです。人間は自分の脳内にない「音」は「その他の雑音」と認識し、違いを聞き分けることができません。

また、人間は自分の脳内に持っていない音は発音することができないので、日本語話者は何もしなければ英語話者の約1/7ほどの「音」しか発音できないことになります。では、どうしたら音の世界を広げることができるのでしょうか。

スピーキングとリスニングが効率よく伸びる順序は、①発音の勉強をして、新たな英語の音を脳内に覚えさせる②脳内に加わった英語の音を徐々に聞き取ることができるようになる③脳内に加わった英語の音をスピーキング時に正しく発音できるようになる、という流れです。まずは、自分の口で発音練習を繰り返して音の記憶を増やし、それをヒアリングで鍛え、次いでスピーキングで磨きをかける、という順番で、リスニングとスピーキングの力を相乗的に伸ばしていくのです。

発音の練習をする前に!

よしっ!発音がよくないとスピーキングもリスニングも上達しないなら、発音の勉強をしよう!まずは、どの音から練習すればいいの?と思った方、ちょっと待ってください。発音の勉強をする前に知っておいて欲しいことが3つあります。

発音の練習をする前に知っておいて欲しい3つのこと

1.発音記号を覚えるメリット

2.日本人が苦手な発音

3.英語の発音を身につけるための顔の筋トレの必要性

1.発音記号を覚えるメリット

発音を勉強する前に発音記号は覚えておくべきなの?と疑問に思っている方はいるのではないでしょうか。
結論からいうと、知っておくに越したことはない思います。発音記号ってなんか覚えること多そうだし、面倒くさそうと思っている方もいると思いますが、実際にはそんなことはありません。発音記号の数は全部で40個以上ありますが、半分以上は通常のアルファベットと同じ読み方をするので、新たに覚えなければならない発音記号は実質20個ぐらいです。発音記号20個ぐらいなら、2~3時間あれば、マスターできますし、それ以上のメリットがあるといえるでしょう。
発音記号を覚えることのメリットは、以下の2つです。


①単語集を使って勉強する際に、発音を一緒に覚えられる。
②リスニング力アップに寄与する


①単語集を使って勉強する際に、発音を一緒に覚えられる。

単語の勉強法は人それぞれあると思いますが、多くの人が市販の単語集を使って勉強をすると思います。特に英語資格試験を受験される方は、対策用の単語集で勉強されることが多いのではないでしょうか。ほとんどの単語帳には、英単語の横に発音記号が書いてあります。発音記号を知っておけば、単語を覚えるときに発音もしっかりと覚えられることができます。また、英単語はつづりで覚えるだけではなく、音で覚えたり、ビジュアル化して覚えると効率よく覚えられます。

②リスニング力アップに寄与する

英単語集を見て単語を勉強するときに、声に出して覚えている方も多いと思います。しかし、発音記号どおりの発音でしっかりと発音できているでしょうか。例えば、“vitamin”という単語をどうやって覚えていますか。ローマ字読みで「ビタミン」と読んで、覚えていませんか。しかし、“vitamin”は“発音記号では“váitəmin”となり、「ヴァイタミン」と発音します。このように、発音記号をしっかりと理解しておけば、単語を覚える際には正しい発音も同時に習得でき、リスニングアップにも効果的です。リスニング試験では、「ビタミン」ではなく、「ヴァイタミン」と発音されますからね。

2.日本人が苦手な発音

日本人には、発音が難しいとされる「音」があります。その中で代表的なのが、“r”と“l”、“v”と“b”、“th”などがあります。これらの「音」の発音は、日本語にはない発音なので、意識して発音するように心がけないと身につきません。例えば、日本人が発音する「ライス(米)」という単語は、日本語に“r”と“l”の区別がなく、全て“l”で発音してしまうので、“rice”「米」ではなく、“lice”「シラミ」と聞こえてしまいます。もちろん話の前後関係から、“rice”と“lice”を取り違える人はいないと思いますが、発音に違和感を感じる人はいるでしょう。

3.英語の発音を身につけるための顔の筋トレの必要性

え?英語を勉強するのに、なんで筋トレが必要なの?と思った方もいるのではないでしょうか?
理由は、日本語を話すときと英語を話すときでは使う顔の筋肉が違うからです。英語を話すときは、日本語を話すときよりも顔の様々な筋肉を使います。ネイティブのような発音で話せるようになるには、まずネイティブと同じ顔の筋肉を使えるようになる必要があります。
「英語口」を作るための口の筋トレ方法として、アヒル口体操や舌の体操があるので試してみましょう。

英語の発音で気をつけるべき2つのこと

大きな声で発音する

日本語は必ず母音を含む有声音だけでできていますので音がはっきりしていて、コソコソ話しても通じる言語です。ところが、母音を含まない響きの弱い無声音をたくさん含む英語は、大きな声で発音しないと通じない言語です。ですから、日本人が日本語を話すように英語を話すと、聞き取ってもらえないことがしばしばあります。腹の底から声をだす(いわゆる、腹式呼吸)ことを意識するだけで、びっくりするぐらい英語が通じるようになります。私はシャイだからとは言わず、伝えたいなら思いっきり大きな声を出すことを心がけてください。

リズム感(アクセント、イントネーション)が大事

人間は、言葉の一音一音、文章の一語一語を正確に聞き取り、理解しているわけではありません。よく似た語彙を瞬時に聞き分け、聞きながら同時に文意をとらえることができるのは、音に関わるいくつかのヒントを捉えて判断しているからです。そのヒントとなるのが、単語の場合は発音の違いやアクセントであり、文章の場合はイントネーション(抑揚)や文章全体のリズムです。英語話者からすると、日本語は抑揚や強弱が少なく、平坦な口調に聞こえるみたいです。日本語の話し方のままで英語を話すと、平坦でリズム感のない、何が言いたいのかよくわからない話し方だと捉えられてしまいます。英語は、抑揚や強弱、リズムの力で意味を伝えようとする言語なので、英語特有のリズムを常に意識するようにしましょう。リズム感を意識するのとしないのでは、英語の上達には雲泥の差が出ます。

発音が効果的に上達する4つの方法

1.単語文章の順で勉強する

発音の勉強をするときは、単語→文→文章の順番で練習することを心掛けましょう。これは、まず単語集の単語を全部完璧に発音できるようになってから、文の発音の勉強をする!ということではありません。以下の例文で、ご説明しましょう。

You should eat oranges in winter because they are rich in vitamin C. Vitamin C plays an important role in preventing colds.
冬にはオレンジを食べた方がいい。なぜなら、多くのビタミンCを含んでいるからだ。ビタミンCは風邪の予防に重要な働きをする。

まずは、文の中で正しく発音ができない単語をピックアップして練習しましょう。単語が完璧に発音できるようになったら、今度は一文一文をしっかりと発音できるようにしましょう。そのあと、文全体をイントネーションを意識しながら、スムーズに発音できるようにしましょう。

単語→文→文章の順に勉強する手順

手順① 正しく発音できない単語をなくす。

“rich”や“Vitamin”が正しく発音できない場合は、完璧に発音できるようになるまで練習しましょう。単語が発音できない状態では、文を正しく読むことはできません。ちなみに“rich”には日本人が苦手な発音の一つである“r”が入っていますし、“Vitamin”は「ビタミン」ではなく「ヴァイタミン」と発音するんでしたね。

手順② 一文一文をしっかりと読めるようにする。

次に、一文一文をしっかりと発音できるようにしましょう。その際には、単語と単語をつなげて発音するリンキング(リエゾン)や、音が脱落したり弱化するリダクション、ある条件のもとでtがrの発音に変わるフラッピング、語尾の子音が消失するウィーキングなどを意識して練習しましょう。

手順③ 全文通して読めるようにする

最後は、全文を通して読めるようにしましょう。その際には、文章内でどこを強調して伝えたいかを意識して、リズムや声の大きさにも気をつけて読むようにしましょう。

2.ひたすら真似る

実は、この練習法が一番効果的かもしれません。みなさん、赤ちゃんのとき、どうやって言葉を習得しましたか?親の話しを聞いて、真似したとこから言葉を覚えていったと思います。ですので、まずはネイティブの会話を真似してみましょう。真似することで、自然は発音や、英語特有のリンキング(リエゾン)、リダクション、フラッピングなどを学べることができます。

3.自分の発音を録音して聞いてみる

自分ではネイティブの真似をして発音をしているつもりでも、実際どのように発音できているかはあまりわからないですよね。そんな時は、自分の声を録音して聞いてみましょう。自分がどう発音しているかが客観的にわかり、本来の英語の発音と比較することができます。自分の声を聞くのは、少し恥ずかしいかもしれませんが、自身の成長が肌で感じられます。

4.オーバーラッピングで鍛える

「オーバーラッピング」は、「英語の音声を聞きつつ、その英文スクリプトを読みながら、音声と同時に発音する」という学習方法です。”Overlap” (重ねる、重複する) という語のとおり、音声のスピードや抑揚などをピッタリ重ねて発音するところが特徴です。
「オーバーラッピング」は、英語の「音」を体得するためのトレーニングです。カラオケで歌を練習する要領と同じで、スピードや抑揚、リズム感など英語スピーキングの全体的な流れ方に慣れることができます。
また、自分の発音と教材の発音との細かなズレを認識し、より自然な発音に慣れることで、「これまで聞こえなかった音が聞こえるようになる」というリスニング力向上への効果も期待できます。

オーバーラッピングの詳しい勉強法は、こちら英語4技能試験スピーキング対策で耳も鍛える!オーバーラッピング5つの手順をご覧ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
発音の大切さと勉強法をわかっていただけましたか。発音の勉強は成功実感があまりなく、途中で勉強の意味を感じられず投げ出してしまう人が多いですが、スピーキングとリスニングを伸ばすためには絶対にやるべきことです。根気よく続けて、ネイティブのような発音を手に入れてくださいね。発音をよくすることは、アナタの英語4技能を飛躍的にアップさせますよ!

発音とリスニングの驚くべき関係性が知りたい方はコチラ、発音の勉強がリスニング力を伸ばす一番の近道だった!?をお読みください。

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