【教えて!ジェイソン先生】3つのレベル別TOEFL iBTスピーキング対策法

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シリーズ「教えて!ジェイソン先生」第3話です。4skillsライターサキ(TOEFL iBT受験予定)と英語講師ジェイソン先生の会話を通して、英語のアウトプット力を伸ばす方法をお伝えしていきます。

本記事では”show and tell”を使った英語のアウトプット力を鍛える方法を初級、中級、上級の3つのレベル別でご紹介します。”show and tell”について詳しくは英語のプレゼンテーション”show and tell(ショーアンドテル)”のメリットとは?をご覧ください。

“show and tell”とTOEFL iBTの関連性

TOEFL iBTのIndependent WritingとIndependent Speakingでは、トピックについて自分の意見を述べることが求められます。

自分の意見について、なぜそう思うのか理由を述べるだけではなく、具体的な例を挙げることも必要です。例には「事実のみ」を使うのではなく、自分の考えや行動を個人の経験と結びつけて提示することで、より説得力のある解答に繋がります。

“show and tell”をすることで、自分の考えや経験を上手く説明してアウトプットする練習になります。それでは2人の”show and tell”を見てみましょう。

前回からの進捗確認

前回の記事で紹介した学習方法チェックリスト

ボキャブラリーの反復練習
楽しめる内容で読書を習慣化
楽しめる内容でリスニング
ジェイソン
Hi, Saki-san. How’s your English study going?

(こんにちは、サキさん。英語の勉強は進んでる?)
サキ
Hi, Jason-sensei! I have started studying vocabulary and reading English articles on the Internet. I started watching English movies and dramas and I’ve been writing down what the characters say.

(こんにちはジェイソン先生!前回からボキャブラリーを勉強し始めたし、インターネットで記事を読んでる。英語の映画やドラマを見てセリフを書くこともしてるよ。)
ジェイソン
Good for you!

(いいね!)
ボキャブラリーの反復練習
楽しめる内容で読書を習慣化
楽しめる内容でリスニング
サキ
Recently I had a dream where everyone was speaking English. I guess I’ve been undergoing some pressure.

(最近みんなが英語を話していた夢を見たよ。プレッシャー抱えてるのかも。)
ジェイソン
Oh, sorry about the pressure, but still that sounds like you’re improving!

(プレッシャーになってたらごめん!でも進んでいるみたいだね。)
サキ
Also I’ve been keeping a short diary that I write in English every day using an app. Just like you said in the previous article, I’m trying to use English regularly.

(あとはアプリを使って英語で短い日記をつけるようにしてるよ。前回言われたように、日常的に英語を使うようにね。)
ジェイソン
Speaking of articles, we’ve just put a new one out! This time, we introduce how to do show and tell.

(記事といえば、新しく”show and tell”のやり方について記事を公開したね。)
サキ
Yes! Jason-sensei wrote that article in English and I edited it, so now we can read it in Japanese.

(そう!ジェイソン先生が英語で書いたものを私が日本語に編集したんだよね。)

“show and tell”をやってみた

ジェイソン
So now you’re very familiar with the idea of show and tell. Do you want to try?

(そうしたら、もう”show and tell”についてはよく知ってるよね。やってみようか?)
サキ
Actually, I never had a chance to do it before. This is going to be my first time.

(実は”show and tell”やったことなかったんだよね。今回が初めて。)
ジェイソン
Really? You didn’t do it when you were a student in the States?

(ほんとに?アメリカの学校に行ってたんじゃないの?)
サキ
Normally show and tell is for little kids, like kindergarteners and elementary schoolers. My little brother did show and tell at school, but I was an upper grader and already too old for it by that time.

(普通は”show and tell”って幼稚園や小学校低学年の小さい子がやるものじゃん。私は高学年だったから”show and tell”をやる年齢でもなかったの。弟は学校でやってたけど。)
ジェイソン
I see. I do show and tell to practice explaining things in Japanese.

(なるほど。僕は日本語の練習として日本語で”show and tell”をやるよ。)
サキ
That’s cool!

(それはすごい!)

①初級編:3Dのモノを説明する

ジェイソン
Okay, are you ready for your first show and tell? Let’s start with the basic level where you introduce 3D objects around you.

(そしたら初めての”show and tell”の準備はいい?最初は初級レベルとして身の回りの3Dのモノを英語で説明してみよう。)
サキ
Okay, please watch the video below.

(よし、それでは下の動画をご覧ください。)

(日本語訳)
これはペンです。これには4つの色が入っています。色は黒、青、緑、赤です。このペンを本屋さんで1ヵ月くらい前に買いました。

ペンそのものはピンクです。ピンクが可愛いと思ったから選びました。また、カバンの中、机の上、暗い場所でも見つけやすいことが理由です。

値段は500円でした。ペンとしては高い気がしますが、線の太さが気に入ったので買うことを決めました。

そしてこれはメイド・イン・ジャパンです。私は日本に住んでいるので、とても大事です。

このペンを使ってTOEFLの試験勉強をしたいです。

サキ
Ahhh I’m so embarrassed. But I could finally got the chance to use “this is a pen” in real life!

(ああああ恥ずかしい。でも人生でようやく”this is a pen”を使えた。)
ジェイソン
Haha, that was great! You started with stating what you wanted to talk about, followed by a reason, an example, and some more detailed opinions. These are all fundamental, important areas to consider when providing a quality description! What’s more, you found a way to connect the topic to our article’s general theme: the TOEFL! Excellent job!

(ハハ、よかったよ!まず紹介するモノから始めて、理由、例、自分の考えがしっかり入っていたね。これらは何かを説明する際に不可欠なものなんだ。しかも僕たちのシリーズのテーマであるTOEFLと関連付けられたのはすばらしい!)
サキ
Thanks! I realized something, show and tell is what youtubers do.

(ありがとう!気づいたんだけど、”show and tell”ってユーチューバーみたいだね。)

本日紹介するのはコレ!テレレレーン
ジェイソン
You’re right! Many Youtubers introduce an item or topic, often to people who aren’t yet familiar with it, and the Youtuber gives detailed descriptions that grab the viewer’s attention.

(そうだね!よくユーチューバーはモノやトピックを、それを知らない人たちにも興味をもってもらえるように、詳しく説明しているね。)
サキ
It’s hard to watch myself talking on camera, but you have to do it when you’re studying a language. By the way, those who are reading this article don’t have to put videos on Youtube!

(自分が喋っている動画を見るのはつらいけど、言語を勉強するときは効果的だね。ちなみにこの記事を読んでくれている人はユーチューブに動画を上げる必要ありませんから!)
ジェイソン
And the most importantly, it’s ok to make mistakes.

(あと1番大事なのが、間違ってもいいってこと。)
サキ
Absolutely. Remember, even a returnee student makes English mistakes.

(そうそう。帰国子女だって英語の間違いはあるんだからね。)

②中級編:2Dのモノを説明する

ジェイソン
Now, let’s try doing it at the intermediate level!

(じゃあ次は中級レベルのものをやってみよう。)
サキ
For this time, instead of a 3D physical object, I’ll try it with something in 2D. This time I’m going to use the picture below.

(今回は3Dで触れるモノじゃなくて、2Dの写真を使ってやってみるよ。)

(日本語訳)
7名の人物が庭で食べ物を食べているのが見えます。夕方で、長袖を着ているから秋か冬だと思います。

写真の左側には3人の子どもがいて、写真の右側には3人の大人がいます。

真ん中のお誕生日席には年配の女性がいます。女性は彼らのおばあちゃんで、誕生日パーティをしているのだと思います。

テーブルにはたくさんの食べ物、ワイン、オレンジジュース、サラダ、パン、他にもあります。

髭の男性と年配の女性が話していて、素敵な時間を過ごしているように見えます。

ジェイソン
Wow, excellent job describing the picture in detail. Not only did you identify each person and object, you made inferences in terms of how each person may be connected with one another, as well as a possible reason for the occasion and how they might be feeling. This is when tapping into your background knowledge (or the general information you’ve gathered throughout your life) can come in handy when you’re not 100% sure of something.

(上手に写真の内容を細かく説明できたね。人やモノについて明確にするだけじゃなく、その人たちの関係性や、どう思っているかなども紹介できていた。100%確かなことでなくても、自分の経験や知識をふりかえりながら想像して伝えられたのがよかったよ。)
サキ
Thank you, I will keep practicing!

(ありがとう、引き続き練習する!)

③上級編:モノを使わずに説明する

サキ
Next, Jason-sensei I want to see your show and tell at the upper level. You can’t use objects anymore.

(次は上級者向けの例としてジェイソン先生の”show and tell”を見たい!もうモノは使えないよ。)
ジェイソン
While this doesn’t follow the TOEFL iBT response format exactly, I’ll show you how using what you’ve learned from doing show and tell can help your speaking skills for the test. First, I’m going to introduce a general summary of a topic, followed by an opinion and a detailed personal example .

(TOEFL iBTの解答方法とは少しちがうけど、”show and tell”を通して学んだことが、どのようにテストに向けたスピーキング力に役立つか紹介するね。最初にトピックについての概要を述べて、自分の意見や経験を入れていく流れだよ。)

(日本語訳)
今から「グロース・マインドセット」という理論についてお話しします。これはスタンフォード大学のキャロル・ドウェック教授が作った言葉で、物事に一生懸命取り組めば、新しい技術や能力を習得することができるという考えです。

これは「フィックスト・マインドセット」と逆の考え方です。「フィックスト・マインドセット」は、今の自分の力だけを頼りに何かを習得したり、あるいは習得できなかったりする考えです。

僕が子どものころ、夏に水泳を習っていたことがあります。毎日プールで遊んで楽しかったのですが、最終試験として、全員が飛び込み台からプールに飛び込まなければいけませんでした。大人になった今振り返るとこれくらいの高さなんですけど、子どもにとっては東京スカイツリーに登っている気分でした。一人ひとりが飛び込むのを見ながら、心臓の鼓動が早くなりました。

自分の番になって、飛び込むタイミングを待ちました。自分ができるとは思えませんでした。高くて怖くて、そこで何秒も何分も待つうちに、完全に恐怖に取り憑かれました。遠くで子どもたちの笑い声がしましたが、自分には心臓の音しか聞こえませんでした。そしてついに飛び込むことができませんでした。この「フィックスト・マインドセット」が、その後の人生でもチャレンジから逃げてしまうことに影響したのです。

でも今は言語を習う身として「グロース・マインドセット」を取り入れるようになりました。挑戦して、失敗して、さらに挑戦する経験を通して学べることの方が、ただ成功することよりも価値があると思えるからです。一生懸命やることで誇りを感じられるし、自分に何ができるかは、やってみるまではわからないからです。

以上のことから、言語を学ぶ人たちは「グロース・マインドセット」を持つことが大切だと思います。

サキ
Wow, that was so impressive!

(すごーい、さすが先生!)
ジェイソン
Even as a teacher, and a native speaker no less, I sometimes get embarrassed with public speaking!

(たとえ先生であっても、そして英語のネイティブスピーカーであっても、人前で話すのは恥ずかしいときもある!)
サキ
I didn’t know that.

(知らなかった。)
ジェイソン
What helped was something very important: thinking of a personal story to tell. Typically, test takers have a hard time providing well-developed responses at first. What I did was relate the topic to a personal example. Think about it: every story has a beginning, middle, and an end, right? By using this example from my childhood, I was able to continue speaking because I wanted to describe that memory completely. Especially in the case of the TOEFL, it’s much better to have more to say rather than to finish your story before the time is up.

(「話し続ける」ことはとても大事なんだ。TOEFL iBT初心者にとって、スピーキングテストで充分な返答ををすることは難しい。物語には序盤・中盤・結末があるでしょ?僕は子供のころの話を経験談として使うことでトピックについて物語のように「話し続ける」ことができた。とくにTOEFL iBTでは制限時間がくる前に話し終えてしまうより、自分の物語をできるだけたくさん話す方が大事なんだ。)
サキ
In Japan, keep talking about myself in front of people might feel embarrassing and even rude sometimes, but I understand the importance of describing personal experiences in detail when studying English and preparing for the TOEFL iBT.

(日本だと自分の話を長々とするのは恥ずかしいし、ときには失礼だと感じる気もするけど、英語やTOEFL iBTの勉強をする上では「自分のことを詳しく話す」ことが大事だってわかったよ。

まとめ

サキとジェイソン先生の3つのレベル別”shoe and tell”はお楽しみいただけましたか?(本人たちは楽しみました。)今一度おさらいしましょう。

初級編:3Dのモノを説明する
・まずモノが何かを伝える
・モノの見た目や機能を伝える
・手に入れた状況、理由、自分の考えなどを伝える

中級編:2Dのモノ(写真)を説明する
・写真に写っているモノや人を伝える
・モノや人同士の関係を予想して伝える
・状況や人の気持ちを予想して伝える

③上級編:モノを使わずに説明する
・紹介するトピックについて伝える
・トピックと自分の経験を関連付けながら伝える
・「話し続ける」ことを意識する

英語でのアウトプットを鍛える上で”show and tell”はかなり有効な手段です。ぜひお試しください。次回もお楽しみに!

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