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【IELTSスピーキング対策】4つの採点基準からわかる高スコアを取るための対策法

2018.11.16

IELTSの試験対策は順調ですか?

IELTSのスピーキングは他の技能、特にリーディングやリスニングに比べてより実践的な英語運用能力が求められます。また、面接官と1対1でコミュニケーションを取るため、普段から英語で話す機会が少ない方にとっては難しいかと思われます。

そこで今回は高得点を取れる人はどういうところができているのかにフォーカスして、高得点取得者の回答の特徴にもとづいた対策法を、採点の観点ごとにご紹介します。


試験概要

IELTSのスピーキングパートでは実践的で実用的な英語力を測るため、大学の講義や会社での会議などでも求められると予想される「日常での出来事を伝える」「自分の意見を述べる」「与えられたトピックに対して一貫性を持って話す」「説得力のある意見を述べる」などの能力を測定します。

スピーキングの試験時間は約11~14分で、試験内容や採点基準は、アカデミック版とジェネラル版(一般訓練版とも呼ばれています)で違いはありません。インタビューは全て録音され、採点の際に使用されます。

IELTSの試験内容に関しては、IELTSまとめ〜第1弾〜で「試験内容」「活用方法」「採点方法」「問題内容」について詳しくお伝えしているので、ぜひご覧ください。

問題形式

IELTSスピーキングの流れは以下の3つのパートから構成されています。

スピーキングの流れ
Part 1 4~5分 自己紹介と受験者自身の家族や趣味などの話
Part 2 3~4分 質問が書かれたカードを手渡され、自分の経験や考えをもとに最大2分間のスピーチを行う。その際、1分間の準備時間が与えられます。スピーチの後には試験官からの1~2の質問に答えます。
Part 3 4~5分 Part 2で話したトピックに関してより深く試験官と話をします。

採点基準

IELTSスピーキングは以下の4つの観点から採点しています。

採点基準
Fluency and Coherence 流暢さと内容の一貫性
Lexical Resource 語彙力
Grammatical Range and Accuracy 文法の知識と正確さ
Pronunciation 発音

 


高得点取得者の回答の特徴

高得点取得者の回答の特徴を探るため、2014年にBRITISH COUNCIL、IDP:IELTS AUSTRALIA、CAMBRIDGE ENLISH LANGUAGE ASSESSMENTが共同で作成した、IELTS公式スコアガイドにある回答例に対する採点者のコメントから、スコアバンド6.5~9を取得した受験者に共通する特徴を調べ、採点基準ごとにまとめました。

Fluency and Coherence(流暢さと内容の一貫性)

Fluency and Coherence(流暢さと内容の一貫性)に関しては以下のような特徴が評価されていました。

Fluency and Coherence(流暢さと内容の一貫性)
maintain flow 話の筋道がはっきりしている
length 断片的でなく、まとまった話になっている
extended response/develop topic 話題を自分なりに展開できている
coherence 首尾一貫である
cohesion 文同士に繋がりがある
sequence information appropriately 適切な順序で話せている

▶︎オススメの対策法

一貫性のあるスピーチをするためには、スピーチの構造を理解し、それに沿ったスピーチをすることが重要です。スピーチのまとめ方については過去記事「スピーキングに慣れてない人必見!IELTSのスピーキングの点数UPのコツ」で解説しているのでぜひこちらをお読みください。

また、fluency(流暢さ)を演出するために、言葉に詰まった時はfillers(”I mean” や “you know” など)を入れることも有効です。こうすることで、無言とならずに話を持続させ、減点を避けることができます。※あくまで自然に使わなければ、間を持たすために使っているという魂胆がバレてしまい減点されてしまう可能性もあるので、多用は禁物です!

他にも過去記事「【英検®︎2級二次試験】面接直前でも10分でできる!合格するための4つの対策法」で言葉に詰まった時に役立つフレーズをご紹介していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

Fillers
I would like to say… 〜と言いたいのですが
I feel like… 私は〜のように感じます。
what I mean is… 私が言いたいことは〜
To be honest… 正直に言うと〜

Lexical Resource(語彙力)

Lexical Resource(語彙力)に関しては以下のような特徴が評価されていました。

Lexical Resource(語彙力)
less common words ありきたりではない単語(英検準1級以上の難易度の単語) を使っている
idiomatic language イディオム表現を使っている
discourse markers ディスコースマーカー(接続詞、副詞、前置詞句)を使っている
linking phrases 文と文の繋ぎとなるフレーズを使っている

▶︎オススメの対策法

“less common words(ありきたりではない単語)”とは、初級の英語学習者があまり使わない(使えない)単語のことを指し、ネイティブがあまり使わない単語と言う意味ではありません。CEFRによると、IELTSのバンド6.5以上は英検で言うとだいたい準1級以上に相当します。よって、ボキャブラリーを勉強する際は英検準1級以上の難易度の単語帳を使うことをオススメします。

イディオム表現はこちらの過去記事「IELTSライティングスコア6.0への突破口はこのイディオム表現集!」でまとめているのでぜひ参考にしてみて下さい。

また、ディスコースマーカーや繋ぎの表現は文同士の関係性を補ったり、全体的な流暢さを演出するためには欠かせない言葉です。ライティングで使うものと同じものが参考になります。過去記事「【英語4技能試験対策】ライティングですぐに使える接続表現のテンプレートと語句一覧まとめ」で接続表現を紹介しているのでぜひこちらをお読み下さい。


Grammatical Range and Accuracy(文法の知識と正確さ)

Grammatical Range and Accuracy(文法の知識と正確さ)に関しては以下のような特徴が評価されていました。

Grammatical Range and Accuracy(文法の知識と正確さ)
aware of style and collocation 文体と自然な語の繋がりを意識している
error-free grammatical structure 文構造に文法的ミスがない
complex structure 複雑な文構造を使っている
not much repetition 繰り返しが少ない 
not much self-correction 言い直しが少ない

▶︎オススメの対策法

“complex structure” とは単文よりも複雑な構造をもった文章のことで、「複文」と「重文」があり、「主語+述語」を含む文節が2つ以上ある文を指します。複文や重文を作り加点を狙うための2つの対策法をご紹介します。

対策法1. 関係代名詞を使い、より詳しく説明する

短いセンテンスの主語や目的語となる名詞の後ろに関係代名詞を使い、名詞をより詳しく説明することで、複文を作成することができます。

単文 My favorite local festival is hanami.
複文 My favorite local festival is hanami which is a Japanese traditional custom of enjoying the scenery of beautiful cherry blossom flowers.

対策法2. 接続詞を使い、短い文同士を繋げる

短いセンテンス同士を接続詞を補いながら繋げることで、複文や重文にすることができます。

単文2つ Majority of hanami spots are located in public parks or shrines. + But some people throw theirs trashes on the ground. 
複文 Majority of hanami spots are located in public parks or shrines; however, some people throw theirs trashes on the ground

上記の2点を意識して文章を作ることで、深みのある文章にすることができ、加点のポイントになります。他にも、言い直しや繰り返し、文法ミスには気をつけて話しましょう。


Pronunciation(発音)

Pronunciation(発音)に関しては以下のような特徴が評価されていました。

Pronunciation(発音)
a few mispronunce 発音ミスが少ない
intonation and contrastive stress 抑揚や強調がされている
rhythm リズムがある
phonological feature 音韻を踏んでいる

▶︎オススメの対策法

日本人には、発音が難しいとされる「音」があります。その中で代表的なのが、“r”と“l”、“v”と“b”、“th”などです。日本語にはない発音なので、意識して発音するように心がけないと身につきません。過去記事「ネイティブのような英語の発音を手に入れるシンプルな4つの勉強法とは?」では効率よく英語の「音」を学ぶ方法を説明しているので、ぜひお読み下さい。

また、英語は、抑揚や強弱、リズムの力で意味を伝えようとする言語なので、日本語のように平坦な口調で話すと、何が言いたいのかよくわからない話し方だと捉えられてしまいます。英語特有のリズムを常に意識するようにしましょう。有効な発音練習としてオーバーラッピングやシャドウイングを過去記事「英語4技能試験スピーキング対策で耳も鍛える!オーバーラッピング5つの手順」でご紹介しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。


最後に

最後までお読みいただきありがとうございました。スピーキングは独学ではなかなか成果が実感できず、勉強を継続することが難しい技能だと思いますが、今回ご紹介した特徴と対策法が皆さんのスコアアップに繋がれば嬉しいです。皆さんのIELTS受験を心から応援しています。

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