GTEC CBT受験体験記④ 試験当日!会場の様子と解答のコツ

GTEC CBTを受験予定の皆さん、試験対策は順調に進んでいますか?「GTEC CBT受験体験記Vol.4」では、4skillsのライターが実際に受験した経験をもとに、会場の雰囲気・試験当日の注意点・技能別解答のコツ」などをお伝えします。当日の受験の流れや会場のリアルな雰囲気を知りたい人は、ぜひ参考にしてください。

受験体験記の流れ

記事の概要
Vol.1GTEC CBTの申し込み方法
Vol.2自分の弱点を知る方法
Vol.3効果的な試験対策の立て方
Vol.4会場の雰囲気・試験当日の注意点・技能別解答のコツ ⬅️今回はココ 
Vol.5スコア発表・スコア分析

受験当日必ず持っていくもの

本人確認書類

パスポート・運転免許証・写真ありの学生証・個人番号カードのいずれかであれば1点で可です。写真なしの学生証・健康保険証(コピー可)・住民票の写しの場合は2点必要です。

受検票

試験実施日の数日前からマイページで受検票の閲覧・印刷が可能。受検票は事前に印刷して、必ず受験会場に持って行きましょう。

受験当日の流れ

受付から試験終了後までの一連の流れをご紹介します。試験の流れを事前に頭に入れておくことで、落ち着いて試験に臨めますよ。

時間当日の流れ
10:00~10:20受付
10:30試験開始
10:30~10:40試験の説明・模擬テスト
10:40~11:00スピーキング
11:00~12:05ライティング
12:05~12:40リスニング
12:40~13:25リーディング
13:30受験会場退出

※上記の表にある時間は目安です。実際の試験時間は受験者により異なります。

受験の受付は早めに

当日は試験会場に着くと、受付で受験票と本人確認証の提示を行います。自分の受験番号の書かれた席に案内されると、試験開始時間までパソコンに触れず、画面にある注意事項を確認しておくように指示を受けます。

私は試験開始の40分前に試験会場に着いたので、試験が始まるまでかなり時間に余裕がありました。受験開始時間の10~15分前になると受付が混雑していたので、時間に余裕を持って20~30分前には着いておくことをおすすめします

試験開始前に模擬テストを受ける

受験開始時間になると、試験中の注意点の説明→問題画面の操作説明→音声機能のテストという流れで試験官からの説明を聞いて指示に従います。

パソコンの音声に問題がないことを確認したら、各技能の模擬テスト問題を数問受けます。解き終えた人から各自受験を開始することができます。模擬テストでの解答はテストの結果に影響しません。

試験の順番

試験はスピーキング、ライティング、リスニング、リーディングの順に行われます。個人的にスピーキングは一番苦手なセクションなので、試験がスピーキングから始まるのはあまり気が進みませんでした。。。模擬テストのスピーキングを実際の試験だと思いながら受けると、より意気込んで本番に臨めるかもしれません。

試験終了後は終わった人から退出

合計の試験時間は受験者によって異なるため、受験を終えた人から試験会場を退出することができます。退出する際は手をあげて、試験官に試験終了を報告します。

当日の注意点

会場内に持ち込めるもの

試験会場によって異なる場合もありますが、手荷物はすべて会場に持め込ます。ただし、試験中は手荷物を足元に置いておくか、会場の外に設置されているロッカーに保管する必要があります。また、会場では腕時計・受験票・参考書・携帯電話などはカバンから出せません。

時間はすべてパソコン上で管理されるので、腕時計や受験会場に時計がない場合も問題はありません。試験が始まるまでは、受験会場にある掛け時計で時間を確認することができます。

マスク・目薬・ティッシュのみ机の上に出しておき使用することが許可されています。

メモ用紙は規定1枚

受験会場の机の上には事前にメモ用紙とペンが用意されているため、持参する必要はありません。各受験者につき1枚規定となっており、追加はもらえません。メモは両面使用可能です。メモ用紙とペンは試験終了時に回収されます。

会場内の雰囲気

私が受験した会場では、受験者の9割が学生(おそらく高校生)だった印象があります。その他には30代〜40代くらいの受験者が数名いました。

会場内には約40台のパソコンがありました。隣の席との間にはパーテーションと幅がおおよそ30cm以上あったので、間隔が近すぎることはなかったです。

休憩時間について

試験の途中で休憩時間はありません。試験の途中で気分が悪くなったり、トイレに行きたくなった場合は手を挙げてから会場を出ることはできます。その間も試験時間は進むので、水分補給やお手洗いなどは事前に済ませておくことをおすすめします。

試験全体の感想

試験レベル

今回初めてGTEC CBTを受験して、現代の高校生に求められる英語力の高さに驚きました。

試験ではリスニングしながら解答する、長い文章を速読する、限られた時間で自分の意見を論理的に述べる能力などが求められました。文法の知識よりは、実際に英語を使う環境で求められる英語運用能力を測定している感じがしました。

CBT(コンピューターベースのテスト)について

今回私がCBTを受けてみて感じた、コンピューターベース試験のメリットとデメリットを簡単にご紹介します。

<メリット>

*問題が一つひとつ表示されることで、解答の記入ミスが避けられる

*問題の解答の残り時間が画面上に表示されるので、時間配分がわかりやすい

<デメリット>

*タイピングに慣れていないと、ライティングの際に圧倒的に不利になる

*実際の試験画面に不慣れなため、特に文章を読む時や書く時で不便さがある

*一度解答を終えると前の問題には戻れない

このようにコンピューターを用いた試験の受験する時は、試験対策の一貫としてタイピング練習などのコンピューターの操作慣れをしておく必要があるかもしれません。

4技能ごとのコツ・注意点

それでは、実際に試験を受けて発見した「技能ごとの解答のコツや注意点」などをお伝えしていきます。

スピーキング

*解答時間を最大限に使って、主張をサポートする具体例を述べる

*メモ用紙はスピーキングテストで一面をフル活用する

*周りの声は気にしない

スピーキングセクションでは、画面右上に「解答準備時間・解答時間」の残り時間が表示されます。残りの時間を確認しながら解答準備・解答をしましょう

各パートのスピーキングのコツは、主張・根拠・理由を順序よく述べることです。メモ用紙を最大限活用して、具体的な例や経験談などの根拠を整理し、論理的に理由を述べましょう。

スピーキングでは受験者全員がほぼ同時に解答します。「周りの声がうるさくて集中できないかもしれない」と不安に思っている人もいるかも知れませんが、最初の音量の設定でボリュームを最大に設定しておけば、周りの声は(個人差はありますが)気になることなく問題に集中できました。ちなみに、音量の変更は試験の途中でも可能です。

ライティング

*Part1とPart2はテンプレートの活用が必須

*Part3.2では文章を書き始める前に必ず構成を考える

ライティングを受けた結果、Part1の情報を書き込む問題とPart2のメール文作成問題では、事前に使えるテンプレートを頭に入れておくことが重要だと感じました。書き始めの Dear 〇〇(相手の名前)、最後の Regards, 〇〇(自分の名前) やメールの最後に添える文などを覚えておくだけでも解答の時間短縮に役立ちます。このパートでは基本的には難しい質問はされません。また、解答時間(7分/各問題) は十分に用意されているので、メール文のフォーマットや文法・スペルミスなどに特に注意するといいでしょう!

ライティング問題で最も難関だと感じたのはPar3.2の意見展開問題でした。このパートの制限時間は25分で、250語以上書くことが求められます。これを計算すると、書くだけでも1分間で10語書く必要があることがわかります。実際には内容を考える時間も必要なので、さらに早いスピードが必要です。パソコンで英文を打ち慣れていない人は、試験前にタイピング練習をしておくことをおすすめします。

Part3の図表説明問題と意見展開問題では、文章を書き始める前に必ず構成を考える時間を作りましょう。構成は手書きでメモ用紙に書き込むことで、自分の考えがまとまりやすくなります。リーディングとリスニングではメモは一切取らないので、ライティングパートでメモ用紙の一面を使い切っても全く問題ありませんでした。

リーディング

*集中力を持続させる

*日頃から英文を読んで、速読力を身につけておく

*英文をすべて読まなくて良い問題を見分ける

リーディングの試験時間は55分で、約40問が出題されます。試験時間には英文を読む時間も含まれているので、解答時間はかなり限られています。

各文章につき、1~4つの設問が出題されます。私が受けた試験では、大学校内にあるチラシ、映画の感想文、本の論説文、生徒から教授へのメール文、イベントの告知などに関する英文が出題されたのを覚えています。

文章は比較的に長いものが多く出題されるので、長文を読む英語力と速読力は欠かせないなと痛感しました。私の場合は一つ一つの設問を解くのが遅かったせいもあり、結局最後の数問は解けずに試験時間が終わってしまいました。どうしても分からない設問があって時間がかかると判断した場合は諦めて、解ける問題を優先するのも1つの策だと感じました。ただし、次の問題に進むと前には戻れないので決断力が必要です。

リーディングではスキャニングやスキミングを活用して解ける問題も出題されます。例えば生徒から教授へのメール文などを読み、なぜ生徒は教授にメールを送ったのかを問われる問題の場合、メールを出した要件は大体メール文の初めの方で述べられる場合が多いことから、全体の文章の初めの段落に目を通せば答えが見つかるはずです。

このように制限時間内に解答を終えるためには、文章をすべて読まなくても解ける問題を見分ける力も重要だと感じました。

リスニング

*集中力を持続させる

*メモは取らない

*設問文と選択肢を先読みする

*講義を聞く問題は「要点」「話の意図」を聞き逃さない

リスニングでは用意されているヘッドセットを装着し、音声を聞いて問題に答えます。問題は約40問出題されます。設問の順番は徐々に難しくなるわけではなく、さまざまなレベルの設問がランダムに出題されていた印象があります。

リスニング問題で一番難関だと思ったのは、講義の音声を聞く問題です。一度につき音声は5分ほど流れ、3~4つの設問が出題されました。教授の話の要点や話の意図が問われるため、音声を聞きながら同時に画面の問題を読み解答することが難しいと感じました。

CBTのリスニングパートでは音声を聞きながら同時に画面に解答を入力していくためメモを取る必要はありません。メモを取っていると解答する時間がなくなります。音声が流れる前には数秒(10秒程度)の無音時間がありますので、その時間を活用して可能な限り設問文と選択肢に目を通しておくことが解答のコツとなります。

最後に

最後までお読みいただきありがとうございました。GTEC CBT受験体験記Vol4.では受験してみて分かった受験当日の流れや注意点・技能別の解答のコツなどをお伝えしました。これからGTEC CBTを受験予定の人は試験対策頑張ってください。心より応援しています!

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