脱・根性論！気合がなくても英語学習を始められる3つの裏技

ある日の午後。駅前のカフェの店内で、男子高校生2人がなにやら雑談中。店内の客の目を引く美しい少女が現れ2人に近づいて行ったが、彼らは話に夢中で気づいていないようだ。

この美少女が、これといった特徴のない高校生のひとりと知り合いだったことに店内の客も驚いている様子。

けんとの気遣いで2人きりになった、翔とベッティ。

前回第1話では、物ごとをなかなか始められない問題を取り上げました。

中2のベッティの発言に、今回も「？？」を重ねる高2の翔。

 

ベッティの父親は言うには「アメリカ車はエンジンが大きくて力強いが、その分車体が重いので、始動するのに大きなエネルギーが必要。対して日本車は車体が軽いので、小さいエネルギーで始動できて、ガソリンの消費が少なくてよい」そうだ。

スタートを妨げる障害にはどのようなことがあるだろう。目標が大きいと始動するのに必要になる「大きな決断や準備」が億劫で、結局動かずじまいになってしまう。

目標への距離の遠さや「何のために・何を・どう・どれくらい」といった事前に決めるべきことをその都度考えて迷っていると、始動に必要なエネルギーが増えてしまいます。

課題を決めたら「実行すること」に集中しましょう。大事なのは学習を進めて「やっている」安心感や達成感を得ることです。それが次の課題に進むエネルギーになります。

第2話のポイントまとめ

ポイント①　始動できないのは「根性がないから」ではなく、障害を減らす「工夫をしていないから」

ポイント②　高い目標を達成するには、達成できそうな低めの目標を立てて小さい進歩を続けるしかない！

ポイント③　始めるための障害を減らすには、先のことは考えす、実行することに集中する！

物事を継続して続けるには、「根気」ではなく、やる気を削ぐような障害を減らす「工夫」が必要です。

「根性がない」と言われることがあるかもしれないが、気にすることはありません。努力している人は、いつもやる気にあふれているわけではないのです。「根気」は続かないと分かって、弱い根気でできる「工夫」をしているのです。