TEAP受験体験記③結果発表!スコアシート解説と高得点対策

TEAPスコアを300点取ると、上智大学の全ての学部・早稲田大学・明治大学・青山学院大学など、TEAP利用型受験を採用している学部受験ほぼ全てに出願可能です。今回は4skillsのライターが実際に受験したTEAPの結果を振り返り、分析した上で、TEAPスコア300/400点以上(各技能75点以上)を取るための勉強法をご紹介します。

本シリーズでは、TEAP PBT(Paper Based Testing)を「TEAP」、TEAP CBT(Computer Based Testing)を「TEAP CBT」と表記しています。

流れ
第1弾 東京外語大生がTEAP CBTに挑戦してみる!
第2弾 TEAP CBTを受験して気づいた当日の<要注意点>
第3弾 CBTの結果発表!スコアの味方と弱点分析
第4弾 TEAP:東京外大生が挑戦!〜申し込み方法と試験概要の解説〜
第5弾 受験生が絶対に知っておくべきTEAP当日の流れと注意点
第6弾 TEAP結果発表と試験の分析
第7弾 TEAPとTEAP CBTの比較

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結果発表

2017年12月3日に行われたTEAP試験の結果が発表されました。結果はインターネットで試験の約1週間後から順次閲覧できます。オンライン発表の約10日後にはスコアレポートが郵送されます。

気になる結果は、

ジャン!

ベッティ

ふーん。これがスコア表ね。いろんな数字が書いてあるけど、スコア・CEFR・CSEってなに?どこを見ればよいのか分からないわ。

スコアは各技能20~100で算出されます。TEAPではA1からB2までの間でバンドレベルを算出されます。技能別TEAP利用型受験を取り入れている大学はこのTEAPスコアを基準にしている大学がほとんどです。TEAP利用型受験で有名な上智大学では、このスコアを4技能分足した合計スコアで、どの学部に出願できるかが変わってきます。

スコアシートの見方はこちらもチェック!
CEFRについてはこちらもチェック!

結果分析

スコアレポートには、スコアやレベルだけでなく、各技能の受験者の弱点などが分析され、詳しく書かれています。また、”Can-do statements”という項目には、獲得したスコアに対応して、現在の英語力で具体的にどのようなことができる(可能性が高い)かの目安が書かれています。

リーディング

ベッティ

スコア:77/100、CEFR:B2、英検なら準1級、IELTSならスコア5.5~6.5くらいね。

リーディングでは、3つの項目に分けてそれぞれ評価されています。

〜感想〜

77というスコアの割にCEFRではB2を取ることができたので、全体的に平均点が低めの難しい試験だったと考えられます。

〜スコア75点以上を取るための勉強法〜

“Vocabulary and language knowledge”(語彙・語法)

TEAPの語彙・語法問題では、単語を単独で丸暗記しただけでは解けないように、日本語では似たような意味になる単語が選択肢に並べられていることがあります。ひとつの単語で違った意味を持つ単語もあるため、文中で運用しながら覚えることで応用力が身につくでしょう。

たとえば、”check out”は日本でもホテルの「チェックアウト」の時に使いますね。英語でも日本語と同じようにも使いますが、その他に「検査などで調べる」という意味もあります。単語帳に意味が複数記載されているはずなので、英単語を覚えるときは、単語の代表的な意味だけでなく、2つ目、3つ目の意味まで覚えるようにしましょう。

“Comprehending short texts”(短い文章の理解)

普段から長文問題を読む際、パラグラフごとに簡単な英文1文程度で、主題をまとめる練習をしましょう。パラグラフには詳しく説明するための具体例などが含まれるので、要点のみに注目して要約します。

“Comprehending extended texts”(長い文章の理解)

パラグラフごとの最初の文(トピックセンテンス)で筆者の主張が書かれている場合がほとんどなので、確実に読み取りましょう。”Firstly”や”Secondly”のような副詞が目印になるので注目します。それぞれのパラグラフの繋がり(問題提起がされている1つ目のパラグラフに対して、2つ目では解決策が述べられている、など)を考えながら長文を解く練習をしましょう。

リスニング

ベッティ

TEAPスコア:74/100、CSE:B1、英検なら2級、IELTSならスコア4.0~5.0くらいね。

リスニングでは、2つの項目に分けてそれぞれ評価されています。

〜感想〜

決して簡単な試験ではありませんでしたが、特別難しかったというイメージもなかったので、間違った問題が多いことに驚きました。8割くらいは取れただろうと思っていたので、B2レベルに入れず悔しいです。

〜スコア75点以上を取るための勉強法〜

“Comprehending short dialogues and monologues”(短い会話や英文の聞き取り)

逆説の後には重要なことが述べられる場合が多いので、聞き逃さないようにします。例を挙げている問題は”for example”などのキーワードを、年号や数字が使われている場合はそれが何を示す数字なのか、などポイントとなる部分を意識しながら聞くようにしましょう。

“Comprehending extended dialogues and monologues”(長い会話や英文の聞き取り)

社会的トピックからの出題が多いため、普段から教育・環境・経済などの分野で注目すべき単語を知っておくと、より高い点数に繋げることができそうです。CNNやBBCなど英語ニュースを聞いて社会的トピックに関する英単語に触れましょう。

ライティング

ベッティ

TEAPスコア:85/100、CSE:B2、英検なら準1級、IELTSなら5.5~6.5くらいね。

ライティング試験はタスクごとのアドバイスと、以下の項目がCEFRで評価されています。

・”Main ideas”(課題の要点)

・”Coherence and Cohesion”(全体の文章構成・文と文のつながり)

・”Lexical range and accuracy”(語彙の範囲と正確さ)

・”Grammatical range and accuracy”(文法の範囲と正確さ)

〜感想〜

課題の文章に知らない単語は無く、70分間の制限時間にも余裕があったと感じました。しかし、与えられた時間を十分に使い、要点を落とさず伝えられているか、自分の言葉で説明できているか、時間をかけて確認しながら解けばより高得点が取れたのではないかと思います。

〜スコア75点以上を取るための勉強法〜

TaskA(内容要約問題)

パラグラフの中で抽象的に要点が書かれたトピックセンテンス(ほとんどの場合がパラグラフの最初の文)と、その補足として具体的に書かれた部分を見分ける練習をしましょう。要約する際には要点をはじめに書いた上で、「これに関して以下のような意見がある」というように文章を構成して書きます。構成に関してはTEAP対策問題集の模範解答を参考にすると分かりやすいです。

TaskB(エッセイ)

ここでは、2種類のグラフと2種類の文章を読み、要約した上で自分の意見を書きます。以下の構成を参考にしてください。

与えられた英文に使われている単語だけでなく、自分なりの言葉で言い換えて書くことでより高得点を取れるようになるでしょう。そのために、単語帳で単語を覚える際は、同義語を知っておくとよいです。

スピーキング

ベッティ

TEAPスコア:95/100、CSE:B2、英検なら準1級、IELTSなら5.5~6.5くらいね。

全体的なアドバイスと、以下5つの項目がCEFRで評価されています。

・”Pronunciation”(発音)

・”Lexical range and accuracy”(語彙の範囲と正確さ)

・”Grammatical range and accuracy”(文法の範囲と正確さ)

・”Fluency”(流暢さ)

・”Interactional effectiveness”(やり取りの適切さ)

〜感想〜

社会問題についての質問に対して論理的な回答をすることができず、結果に全く自信がありませんでした。しかしリーディングやリスニングに比べて評価基準が甘く、スコアには響かず、酷い点数の公開を避けられたので少しホッとしました。

〜スコア75点以上を取るための勉強法〜

1人でも何かしらのトピックを決めて意見を英語で録音して聞いてみるとよいでしょう。決して難しい英語を話す必要ないので、聞かれたことに簡潔に理由とともに答えられるように練習しましょう。

まとめ

スコアシートで結果を見た上で、ハイスコアを取るための今後の対策を整理することがでしました。TEAP利用型受験を使って他の受験生と差をつけ、合格を勝ち取るために、ぜひ今回のアドバイスを利用して300点以上を狙ってください!

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