TEAP受験体験記①東京外国語大生が挑戦!申込方法と試験概要

はじめに

シリーズ「TEAPとTEAP CBT受験」を全7回に分けてお届けしています。第3弾まではTEAP CBT受験体験記を更新してきました。第4弾からはTEAPについてお伝えします。本記事は、TEAPの申し込みから試験概要などについてお伝えします!

本シリーズでは、TEAP PBT(Paper Based Testing)を「TEAP」、TEAP CBT(Computer Based Testing)を「TEAP CBT」と表記しています。

流れ 記事の内容
TEAP CBT 第1弾 東京外語大生がTEAP CBTに挑戦してみる!
第2弾 TEAP CBTを受験して気づいた当日の<要注意点>
第3弾 CBTの結果発表!スコアの味方と弱点分析
TEAP 第4弾 東京外大生が挑戦!〜申し込み方法と試験概要の解説〜  ←今ココ
第5弾 受験生が絶対に知っておくべき当日の流れと注意点
第6弾 結果発表と試験の分析
まとめ 第7弾 TEAP TEAP CBT比較

申し込み

申し込みにはTEAP IDの登録が必要です。

ID登録時に必要なもの

・カラー顔写真のデータ
→カラー写真をデータでアップロード、肩から上、縦横比は4:3、加工していない画像

・TEAP IDとして使う6~12文字の半角英数字
→自分で自由に決めることができます。TEAP・TEAP CBTのどちらの試験でも使うので、忘れないようにしておきましょう。

・メールアドレス
→受験申し込み完了のメールや、重要なお知らせが届くので普段使っているアドレスを使うと良いでしょう。

・セキュリティ用の問題
→パスワードを忘れた時に使う、自分だけがわかる質問を作ります。

TEAP ID登録後、IDを利用して申し込みを行います。このIDは、一度登録すれば、TEAPでもTEAP CBTの申し込みでも、使うことができます。

申し込み画面は以下のようになっています。

参照:TEAP公式ホームページ

・受験日
試験は年に3回、7月・9月・12月に行われます。

・受験地域
受験地域は東京だけで21会場と、かなりの多くの選択肢がありました。

・受験パターン
TEAPの受験パターンは、以下の3つから選びます。

①Reading/Listening/Writing/Speaking(4技能パターン)

②Reading/Listening/Writing(3技能パターン)

③Reading/Listening(2技能パターン)

受験料支払いは、以下の3つから選ぶことができます。

①クレジットカード支払い(締め切り1週間くらい遅め)
②コンビニ支払い
③郵便局ATM

支払いが完了すると受験票がメールで届くので、試験日までに印刷して、当日顔写真付きの身分証明書(学生証など)と一緒に持っていきましょう!受験票は送付されないので、印刷しなくてはいけません。


試験概要

以下がTEAPの試験時間と問題数です。

試験時間 問題数 配点
リーディング 70分(マークシート) 60問(語彙・短い文章・長い文章の読み取り) 各20~100点満点
リスニング 50分(マークシート) 50問(短い会話や英文、長い会話や英文の聞き取り)
ライティング 70分(記述) 2問(要約とエッセイ)
スピーキング 10分(面接) 4問

問題の量と形式を理解するため、問題集を使ってシュミレーションをしてみました。

使ったのは旺文社の「TEAP実践問題集」

リーディング

【Part1】
語彙・語法問題(20問)
リーディング問題全体(60問)に対して比率が高いです。

【Part2】
短めの英文を読む問題。英文1つに対して設問1つ。
Part3に時間を残したいので、あまり時間をかけすぎないようにすると良いです。

【Part3】
長めの英文、設問(6問)
英文の解釈を間違えると一度に点数を落としてしまうので、なるべく時間をかけて正確に解いていく必要があります。

リスニング

【Part1】
短めの英文に対して1つの設問に答える問題(20問)

問題の先読みはできません。「ここが問題になりそうだな」と、ある程度予測しながら聞くことは大事ですが、TEAPのリスニングではあまり予測しすぎることはおすすめしません。

【Part2】
長めの英文を聞いて4つの設問に答える問題

問題の先読みができます。英文が流れ始める前に問題に目を通しておくことができれば、注意して聞くべき部分が分かり、問題を解きやすくなります。

ライティング

【TaskA】
長文を要約する問題(70words)

テキストの長文は「導入(問題提起)→問題に対する1つ目の意見→問題に対する2つ目の意見(1つ目の意見に対しての反論)→まとめ」の流れで文章が構成されていました。

長文を各段落ごとにまとめると良いです。要約する際は、文章の言葉をそのまま使うのではなく、言い換えの表現を使うと、語彙力や文章構成能力があることを示せます。また、対立する意見の比較をする場合は”However”などを使い、文の前後関係に比較があることを表わします。

【TaskB】
図と長文を2つ読み、要約と自分の意見を述べる小論文形式(エッセイ)の問題(200words)
問題についての説明文は、どのTEAP試験でも同じようなことが書いてあるので、あらかじめ対策本を読んでおき、本番ではさらっと目を通すぐらいにしましょう。

テキストでは、折れ線グラフと円グラフが1つずつと、2つの長文を読みました。解答の仕方としては以下の3ステップを参照ください。

ステップ①グラフの情報を読み取り、事実を述べる

グラフに基づく事実のみを書くようにしましょう。グラフに記されている情報以外は書くべきではないです。

ステップ②2つの長文を読んで要約する

2つの長文を1つずつ要約しましょう。1つ目の長文を要約した後、“Meanwhile”など前後をつなげる単語を使い、2つ目の長文を要約を書くときれいにまとめられます。

ステップ③自分の意見を述べる

最後は“In my opinion”のように自分の意見を述べる表現で始め、自分の意見を書きます。2つの長文に書かれている内容から、自分が書きやすい意見を書きましょう。英作文の問題で自分の意見を述べるときに大事なことは、自分の“本心”でなくても構わないということです。書きやすい(間違いのなさ)を基準にして、自分の意見を述べていきましょう。

スピーキング

【Part1】
受験者に関しての質問

質問に対して、短く簡潔に答えましょう。1つの質問に対しては、1つの解答で充分です。面接官に追加で質問されてから、次の質問を答えましょう。

【Part2】
受験者が試験官にインタビューをする問題

トピックカードという、質問すべき内容が書かれたカードが渡されるので、30秒でインタビューの準備をし、5W1Hを使った疑問文を応用して質問します。どのようなトピックカードが出されても、相手に質問できるよう、文章を組み立てる練習をしておくと良いです。また、質問する際はトピックカードを見ながら質問するのではなく、面接官を見ながら質問すしましょう。

【Part3】
トピックカードの内容に賛成か反対か、1分間で述べる問題

話す流れは以下が良いです。準備時間は30秒あります。
①賛成か反対かを簡潔に述べる
②その理由を述べる
③まとめ(②の理由で、賛成か反対かを再度述べる)

【Part4】
社会的トピックに関する意見を聞かれる問題

面接官から質問されたら、各質問に対して2〜3文で簡潔に答えるようにしてください。ここでも大事なことは、自分の“本心”でなくても構わないということです。話しやすさを重視してください。


TEAP CBTでは想定していたよりもスコアが取れなかったので、TEAPでは自分の実力を発揮できるように頑張ってきます!

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【TEAP受験体験記2】受験生が絶対に知っておくべき当日の流れと注意点

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